日本サッカー協会が女子サッカーの普及、発展を目指し、皇后杯の設立を検討していることが17日、分かった。既に12日の日本協会常務理事会で議題として取り上げられた。今後も準備、検討を重ね、関係各省庁、とりわけ宮内庁への働きかけを進めて、早期実現を目指す。 旗振り役は犬飼基昭会長(67)で、同会長は協会副会長、Jリーグ鬼武チェアマンらが出席した年初のトップ会議で提案した。「男子には天皇杯があるが、女子にはそういう権威ある大会がない。皇后杯の実現へ向けて動いてはどうかという話をして、皆さんの賛同をいただいた」。鬼武チェアマンも言葉を慎重に選びつつ「案として話は出た。(実現性を含めて)これからのことだ」と話した。 男子の天皇杯にあたる女子の全国大会としては、31回を数える全日本女子選手権がある。同大会に冠をつけるか、大会自体を新設するかは今後の検討課題になるが、いずれにしろ皇后杯構想は、ここ数年急成