国内最古級のキリシタン信仰画「ご聖体の連祷と黙想の図」と、「神奈川の記憶」展の企画元となっている連載記事を担当した朝日新聞記者の渡辺延志(のぶゆき)さん=22日、横浜市歴史博物館(横浜市都筑〔つづき〕区)で 今月19日に発表された国内最古級のキリシタン信仰画「ご聖体の連祷と黙想の図」の一般公開が、23日から横浜市歴史博物館(横浜市都筑〔つづき〕区)の「神奈川の記憶」展で始まった。信仰画は、多数のキリシタン遺物を展示する澤田美喜記念館(神奈川県大磯町)が所蔵していた。展示では、記念館が所蔵する他のキリシタン遺物に加え、フィリピンで日本軍に殺害された関東学院(横浜市金沢区)元教師のジェームズ・コベル宣教師に関する資料など、キリスト教関連のものも複数展示されている。 現存する最古級の信仰画 西暦表記も? 「ご聖体の連祷と黙想の図」は、長さ320センチ、幅22センチの薄手の和紙に、墨で文字と絵が描