今日は所用で休みを取っているところだが,用件も終わったので,ゆっくりしている.3月の大震災以来,いろいろあったが,このブログもおいおい再開していこうと考えるようになった. というわけで(?),以下のブログ記事を読んで,その内容とは関係ないのだが,思いついたことを記録のために書いておきたい. 人は皆「自分だけは死なない」と思っている -防災オンチの日本人 http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/04/post-1422.html これを読んで,夏目漱石の「硝子戸の中」所収のある小節を思い出した.青空文庫の該当ページから引用する. 私は宅へ帰って机の前に坐って、人間の寿命は実に不思議なものだと考える。多病な私はなぜ生き残っているのだろうかと疑って見る。あの人はどういう訳で私より先に死んだのだろうかと思う。 私としてこういう黙想に耽(ふ)けるのはむしろ当然