米Amazon.comは米国時間2008年12月31日,オンライン・ストレージ・サービス「Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)」の新機能として,データ転送料/リクエスト料をデータ要求実行者に課金できる「Requester Pays Buckets」の提供を開始した。これにより,ユーザーは外部サービスからのデータ要求で発生する費用を負担しなくて済むようになる。 Amazon S3は従量料金制を採用しており,通常の設定だとストレージ使用料/データ転送料/リクエスト料はデータを保存しているユーザーに課金する。新機能では,「バケット」と呼ぶデータの固まりごとにデータ転送料/リクエスト料をデータ取得者に課金するRequester Pays Bucketsの指定が可能となった。同機能を利用すると,他者に大量データを提供するといった場合に経済的負担が軽減される
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