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  • 日本の「国葬」儀のとんでもない「間の悪さ」は何のバチなのだろうか - 北丸雄二|論座アーカイブ

    の「国葬」儀のとんでもない「間の悪さ」は何のバチなのだろうか 北丸雄二  ジャーナリスト、コラムニスト 何から何まで間が悪いのだ。 事件が7月8日。岸田首相が記者会見で「国葬」を表明したのが6日後の同月14日。閣議決定は同22日。ここまでは事件の余波で世間が国葬の是非をうまく咀嚼できる前の、自民党副総裁麻生太郎の「理屈じゃねえんだよ」のプッシュが象徴する急ぎよう。しかしそこから実施までは2カ月以上の間が空いた。 記者発表直後にNHKが実施した世論調査では「国葬」方針に賛成(評価する)が49%で、反対(評価しない)は38%。山上徹也容疑者の旧統一教会(世界平和統一家庭連合)への深い私怨が報じられ、元首相との関連も取り沙汰され始めてはいたが、事件はなおも悲劇として追悼気運はまだあった。 死去から10日後の英国エリザベス女王の国葬のように、あるいは死後11日で行われた1962年の吉田茂元首相

    日本の「国葬」儀のとんでもない「間の悪さ」は何のバチなのだろうか - 北丸雄二|論座アーカイブ
    mugi-yama
    mugi-yama 2022/09/24
    “それでも当時の首相の佐藤栄作は、…死後3日で国葬を閣議決定した” 昔の政治家って仕事早かったんだなー
  • 「子どもの死」「難病」「障害」を安易に取り上げ、情緒で押し流す道徳教科書が多すぎる - 西郷南海子|論座アーカイブ

    「子どもの死」「難病」「障害」を安易に取り上げ、情緒で押し流す道徳教科書が多すぎる 結論を押しつける授業自体が暴力となりかねないことを自覚しよう 西郷南海子 教育学者 「教育再生実行会議」の提言で「特別の教科」に 道徳が教科化されたことは記憶に新しい。小学校では2018年度、中学校では2019年度から「特別の教科」として位置づけられた。道徳の教科化は、第二次安倍内閣が主導した「教育再生実行会議」の提言を受けたものであり、愛国心との関わりなどが問題視されてきた。教科化に対しては、「心に成績をつけるのか」などの批判も根強い。 さて、実際の教科書はどのようなものになっているのだろうか。教科化されたことだけでなく、今日の多忙な教育現場の事情をふまえると、教科書に沿って授業を行うのが多数であると考えられる。したがって、国語の授業で「おおきなかぶ」や「モチモチの木」を読んだことが、かつて子どもだった人

    「子どもの死」「難病」「障害」を安易に取り上げ、情緒で押し流す道徳教科書が多すぎる - 西郷南海子|論座アーカイブ
    mugi-yama
    mugi-yama 2022/04/22
    こう言っちゃなんだけど、ハート出版の本を教材にするかねえ(政治的な傾向をおいといても)
  • 小学校卒業式で進行する「和装化」があらわしているもの - 西郷南海子|論座アーカイブ

    小学校卒業式で進行する「和装化」があらわしているもの 少子化と経済低迷、そしてコロナ禍が「せめて衣装だけは」に拍車か 西郷南海子 教育学者 女子は袴に編み上げブーツ、男子も紋付袴 今年も卒業式シーズンが終わった。全国各地の「まん延防止」が切れたタイミングであり、過去2年ほどの混乱は見られなかった。新型コロナウイルスが登場した2020年春は、卒業式の開催さえ危ぶまれていたことを思い出すと、わたしたちの生活もコロナとある程度「共存」するようになったのを感じる。 さて、今回は公立小学校の卒業式における「和装化」について取り上げてみたい。 シニア世代の方には信じられないことだと思うが、現在全国各地の小学校卒業式で、子どもたちの和装化が進んでいる。大学の卒業式ならともかく、小学校である。正確なデータは存在しないが、2010年ごろはアイドルグループAKBに似せた制服スタイルの衣装が流行っていたという動

    小学校卒業式で進行する「和装化」があらわしているもの - 西郷南海子|論座アーカイブ
    mugi-yama
    mugi-yama 2022/03/30
    “なぜライフコースにおける服装を先取りさせることが「フォーマル」であることになるのか” 通過儀礼の一種だと思えば、それほど違和感はないけどナー
  • 立憲民主党は本当に負けたのか? 菅直人、辻元清美の闘いにみる勝因と敗因 - 橘 民義|論座アーカイブ

    立憲民主党当に負けたのか? 菅直人、辻元清美の闘いにみる勝因と敗因 政権交代へ、「小選挙区の必勝法」を実行せよ 橘 民義 映画制作プロデューサー 立憲民主党の代表選挙が始まった。 党として、応援団としてどうしても欲しかった女性候補は西村智奈美。 政治の世界に「もし」という言葉はないが、もし辻元清美が当選していたらどうなっていただろう。 辻元清美の落選~失われた代表候補の選択肢 開票日、辻元清美の敗戦の弁は、投票してくれた人、選挙を手伝ってくれた人にただひたすら謝るばかりであった。精一杯落ち着こうとしているのがよくわかり、実際には天地がひっくり返るような無重力のような状態で、頭と心は別々で、どうにか言葉を絞り出しているということがひしひしと伝わってきた。 もともと大阪10区という選挙区は小選挙区では連勝できないところで、辻元自身が2014年と17年に連勝したのが初めてである。 17年以後

    立憲民主党は本当に負けたのか? 菅直人、辻元清美の闘いにみる勝因と敗因 - 橘 民義|論座アーカイブ
  • 新垣結衣&星野源の結婚で、文化(と少し政治)をつれづれなるままに考えた - 矢部万紀子|論座アーカイブ

    このたびの緊急事態宣言のおかげで、夕飯は家でべるほかなくなった。昭和な人間なので、事の時はテレビ。19時からはNHKのニュース。見るたび暗くなる。新型コロナウイルスの勢いは衰えないし、ミャンマーでもガザでも罪なき人々が殺されている。だからビール片手に半目で見ている。 ところが5月19日、半目がバチっとあいた。なんと、新垣結衣さんと星野源さんの結婚が取り上げられているではないか。「心の広い感じの方たちなので、幸せな家庭を築いていってくれると思います」などと、若者が渋谷の交差点で語っていた。 NHK、談話まで取りに行くとは。というのは元新聞記者の感想だが、かなりの力の入れようだ。「星野さん=紅白歌合戦の常連」「ガッキー=来年の大河ドラマ出演」という大人の事情もあるかも。とはいえ、連日の暗い「ニュース7」がそこだけ明るくなった。NHKも渋谷の若者も、みんなが2人の結婚を喜んでるのね。と、素直

    新垣結衣&星野源の結婚で、文化(と少し政治)をつれづれなるままに考えた - 矢部万紀子|論座アーカイブ
    mugi-yama
    mugi-yama 2021/05/27
    独立の件に触れるのはいいんだけど、この場合その事務所が特に問題のあるところだったというのはスルーしてほしくなかった/あと「やりがい搾取」を知らなかったというのはジャーナリストとしてどうなん
  • 国民民主党「憲法改正への論点整理」に込めた願いは愚民思想からの卒業 - 山尾志桜里|論座アーカイブ

    国民民主党「憲法改正への論点整理」に込めた願いは愚民思想からの卒業 憲法論議を国民の自律的な意志で国家を維持・発展させていく第一歩としよう 山尾志桜里 衆院議員 臨時国会の実質的な最終日となった12月4日、国民民主党憲法調査会は「憲法改正に向けた論点整理」をとりまとめた。 閉会後の閑散とした議員会館で、あらためてこの「論点整理」のプロセスと内容を振り返るとき、この改憲案の最大のテーマは「愚民思想からの卒業」であり、それこそが「戦後日の最大の宿題」であるということを実感している。 マッカーサーの愚民思想を引き継いだ日政治家 「もしアングロ・サクソンが、科学、芸術、神学、文化などの分野において45歳だとすると、ドイツ人は我々同様十分成熟している。しかし、日人は歴史の長さにも拘らず、まだまだ勉強中の状態だ。近代文明の尺度で計ると、我々が45歳であるのに対し、日人は12歳の子どものような

    国民民主党「憲法改正への論点整理」に込めた願いは愚民思想からの卒業 - 山尾志桜里|論座アーカイブ
  • 本間龍「東京五輪開催は99%あり得ない。早く中止決断を」 - 石川智也|論座アーカイブ

    間龍「東京五輪開催は99%あり得ない。早く中止決断を」 スポンサー企業に名を連ねた新聞社に五輪監視は不可能だ 石川智也 朝日新聞記者 「もうやれないだろう」「それどころではない」 多くの人が内心そう思っているのではないか。 東京五輪・パラリンピックの延期決定からそろそろ半年。人々の会話から五輪の話題はもはや消えつつある。コロナ禍が経済と国民生活を蝕み続けるなか、なお数千億円の追加費用を投じ五輪を開催する正当性への疑問は膨らむばかりだ。 それでも国、東京都、大会組織委員会は、五輪を景気浮揚策にすると意気込み来夏の開催に突き進んでいる。 いや、突き進む、は不正確な表現かもしれない。組織委の現場ですらいまや疲労感が漂い、職員たちの士気は熱意というより惰性と日人的な近視眼的責任感によって支えられているようだ。 まだ日中に五輪への「期待」が充満していたころから東京五輪に反対してきた作家の間龍

    本間龍「東京五輪開催は99%あり得ない。早く中止決断を」 - 石川智也|論座アーカイブ
  • 今さらながら、自転車にバックミラー装着義務付けを - 倉沢鉄也|論座アーカイブ

    今さらながら、自転車にバックミラー装着義務付けを ⾃転⾞は「21世紀の持続可能な成⻑」の⼿段ではない 倉沢鉄也 日鉄総研研究主幹 コロナ禍を機に自転車通勤が増えたという。コロナで新たに自転車通勤を始めた人は23.0%、理由は「公共交通機関を避ける」95.7%、「運動不足解消」44.3%。コロナ感染リスク低下を「感じる」60.8%「やや感じる」27.2%、勤務先から推奨された人が32.0%、今後広がっていくと「思う」33.4%「やや思う」45.6%、だという(2020.06 au損保調べ 総数500人)。 筆者宅の地元で自動車と並走しようと頑張る通勤の自転車も、都心部のわき道から急に飛び出すUber Eatsの自転車も、多く見かけるようになった。それで古臭いが長らく解決されていない問題の再浮上を感じ、筆をとった。 ⽇国⺠は⾃転⾞をナメている 結論を先に記す。日国民は、そして報道する者、有

    今さらながら、自転車にバックミラー装着義務付けを - 倉沢鉄也|論座アーカイブ
    mugi-yama
    mugi-yama 2020/09/22
    なんだか変にしゃちほこばった文章だなー
  • 本物のコロナ対策はこれだ! 大村秀章・愛知県知事×保坂展人・世田谷区長 - 論座編集部|論座アーカイブ

    物のコロナ対策はこれだ! 大村秀章・愛知県知事×保坂展人・世田谷区長 東京都の小池知事や大阪府の吉村知事ばかりが脚光を浴びているのは正しいのか 論座編集部 安倍内閣がコロナ対策で迷走を重ねるなか、自治体独自のコロナ対策へ期待が高まっています。なかでも脚光を浴びているのが、東京都の小池百合子知事と大阪府の吉村洋文知事です。他方、この二人のコロナ対策には「パフォーマンス先行」との批判も強くあります。では、地に足の着いたコロナ対策というのは、どういうものなのでしょうか。政治学者の中島岳志・東工大教授が注目するのが、愛知県の大村秀章知事と東京都世田谷区の保坂展人区長の取り組みです。中島教授の仲介で、大村知事と保坂区長が6月17日、オンラインで対談しました。(論座編集部) 保坂展人・世田谷区長 大村さん、お久しぶりです。大村さんとは1996年衆院選で初当選した国会の「同期」です。首長になったのも大

    本物のコロナ対策はこれだ! 大村秀章・愛知県知事×保坂展人・世田谷区長 - 論座編集部|論座アーカイブ
    mugi-yama
    mugi-yama 2020/06/21
    “コロナ患者を受け入れた病院が行き詰まっているのは、全国共通の問題です” ”医療関係者の自己犠牲に対して拍手で感謝の意を示すだけでは足りません”
  • 新型コロナで露呈する学生の「格差」問題 - 田中駿介|論座アーカイブ

    新型コロナで露呈する学生の「格差」問題 「大学の危機」をどう乗り越えるか、渦中からの訴え(上) 田中駿介 東京大学大学院総合文化研究科 国際社会科学専攻 大学が、危機に瀕している。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、今まで、多くの人が直視してこなかった学生の「格差」が、一気に露呈したのである。 「何もかも困ってる。特にバイトが全てなくなって貯金が5000円しかない」「家の中は騒がしく、演習形式のオンライン授業が出来ない。おそらく大学に行き、受ける事になる」「この時期に新たにアルバイトを探せるかどうかが不安である」(筆者が実施したアンケートより)。 文部科学省によれば、大学・短大・高専の約8割が、授業の開始を延期したという。筆者が通う慶應義塾大学を含め、キャンパスを封鎖する大学も出てきた。しかし、オンライン授業にうまく移行できるかというと、ここでも「経済格差」がそのまま「教育格差」となって

    新型コロナで露呈する学生の「格差」問題 - 田中駿介|論座アーカイブ
    mugi-yama
    mugi-yama 2020/04/12
    なんかヘンに持って回った書き方だなあ
  • 元首相は映画『Fukushima 50』をどう見たか 菅直人インタビュー【1】  - 中川右介|論座アーカイブ

    元首相は映画『Fukushima 50』をどう見たか 菅直人インタビュー【1】 事故のリアリティはよく出ている。ただし描かれていないことも多い 中川右介 編集者、作家 東京電力福島第一原発事故から9年。事故対応にあたった原発職員たちの苦闘を描いた映画『Fukushima 50』(若松節朗監督)が公開されている。映画の中の内閣総理大臣は、怒鳴り散らすだけで役に立たない、ある種の「悪役」として登場しているのだが、当の菅直人元首相は自身のブログなどで「よく出来た映画だ」と、意外にもこの映画を好意的に評価している。菅元首相の著書『東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと』(幻冬舎新書)も担当した編集者・評論家の中川右介さんが、その真意と事故当時の模様を改めて聞いてみた。 「たしかに、私も大声を出しました」 ――3.11の原発事故を扱った映画は、いくつかありますが、事故の様子をこれだけリアルに再現

    元首相は映画『Fukushima 50』をどう見たか 菅直人インタビュー【1】  - 中川右介|論座アーカイブ
  • ウルトラシリーズの脚本家・上原正三は「在日琉球人」として本土で生き抜いた - 石川智也|論座アーカイブ

    ウルトラシリーズの脚家・上原正三は「在日琉球人」として土で生き抜いた 代表作『帰ってきたウルトラマン』の「怪獣使いと少年」。マイノリティー迫害を描く 石川智也 朝日新聞記者 「ウルトラマン。籍地、沖縄。やはり、私は、こう記入したい」 初期ウルトラシリーズの監督、実相寺昭雄は、著書にそんな言葉を残している。 1966年~72年に放映された『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『帰ってきたウルトラマン』の作品世界は、じっさいのところ、沖縄と日、米国の関係を色濃く映していた。 この3作品に参加した数多くのシナリオライターのなかで、基設定と物語の骨格を作り上げ、脚全体を統括するメインライターを務めたのは、金城哲夫と上原正三というふたりの沖縄人だった。 その上原正三さんが1月2日、82歳で世を去った。早逝した盟友・金城の思いを引き継ぎつつ、「在日琉球人」として土で生き抜いた半世紀だった。

    ウルトラシリーズの脚本家・上原正三は「在日琉球人」として本土で生き抜いた - 石川智也|論座アーカイブ
  • 公開文書が不開示! 外務省の噓を生んだ闇 - 藤田直央|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

    「安全保障や外交に支障が出かねない」という理由で開示を拒んだ日米関係の文書は、すでに自ら公開している文書と同じ中身だった――。ウソをついたと言われても仕方がない外務省のずさんな情報公開への対応を2件、朝日新聞は10月にまとめて報じた。 この奇怪な不手際を生んだ外務省の闇を、筆者の私がどのように探り、日外交の足腰に危うさを覚えたか。新聞に書ききれなかった経緯と実態を報告する。(朝日新聞編集委員・藤田直央) 「外務省、公開済み内容を不開示に 沖縄返還文書など」(10月27日付朝日新聞朝刊1面に掲載) ※この記事の公開から2日後の10月29日、茂木敏充外相の定例記者会見で筆者はこの問題について質問しました。そのやり取りを末尾に追加しました。 「すでに公開ずみです」 きっかけは8月、日米関係史に詳しい信夫隆司・日大学教授からの指摘だった。 開示請求から2年4カ月も経ってやっと外務省が出してきた

    公開文書が不開示! 外務省の噓を生んだ闇 - 藤田直央|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
    mugi-yama
    mugi-yama 2019/10/27
    “2018年6月の衆院外務委員会。日米地位協定関連の質問への答弁を河野太郎外相はほとんど外務省北米局長に任せ、局長は紙を読み上げた” うへー
  • 「バッキンガム宮殿採用」装置にダメ出し続々  - 長野剛|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

    訂正:2019年10月5日に配信した記事について、一部誤りがありました。NMRパイプテクターについて記した都内団地住民のブログへの投稿と、雑誌「理科の探訪」のサイトで公開された記事が相次いで削除されたのは、いずれも東京地裁の仮処分決定によるものではないように記述しました。しかし、実際は都内団地住民のブログについては、投稿削除を求める東京地裁の仮処分決定が出ておりました。筆者と編集部の確認が不十分でした。これをふまえ、文を修正しました(2020年7月7日、「論座」編集部) 「配管寿命が40年延びる」に疑問の声 一部ネット界隈で話題の「#謎水装置」をご存じですか? 「テレビ東京(中略)で報道」「世界で唯⼀(中略)論⽂発表」そして「英国バッキンガム宮殿採⽤」と、高らかに広告でうたわれる装置がそれ。札幌から福岡まで全国6都市の地下鉄などで、鉄道広告が出されています。

    「バッキンガム宮殿採用」装置にダメ出し続々  - 長野剛|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
    mugi-yama
    mugi-yama 2019/10/05
    せっかく社長本人に取材に行ったんだから、その時に電磁波問題とかエントロピーとかつっこんで聞きゃあいいのにモッタイナイ
  • 世界で二番目にクールな街シモキタの再開発の物語 - 保坂展人|論座アーカイブ

    世界で二番目にクールな街シモキタの再開発の物語 対立から対話、和解と協働へ。これは単なる再開発ではない/街の写真は矢郷桃さん撮影 保坂展人 東京都世田谷区長 ジャーナリスト 下北沢の小田急線「線路跡地」 街には顔があります。そして、行き交う人びとも、街の空気にさらされて光と影が動きます。 私も青春と呼べるかどうかの10代の理屈っぽい少年だった頃、この街を彷徨した記憶があります。 東京都世田谷区にある下北沢。 6年前、2013年3月23日午前1時過ぎ、地上を走る最終電車を見送る人びとが、踏切の左右にいました。 「サヨナラ踏切」「ようこそシモチカ」という1文字ずつのボードを持った人たちが並んで、最終電車が走り去るのを見送ると、最後に開いた踏切の左右から、人々が交錯してハイタッチで盛り上がりました。(『I LOVE 下北沢』) あれから6年、下北沢では工事が続きました。一部には、あまり工事期間が

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  • 井上ひさしと浅利慶太の「戦争」 - 山口宏子|論座アーカイブ

    井上ひさし(1934~2010)と浅利慶太(1933~2018)。二人の演劇人が遺した「戦争」をめぐる舞台『父と暮せば』と『ミュージカル李香蘭』が、終戦から74年の今夏、東京で相次いで上演された。 一人は現代を代表する劇作家で、憲法を守る運動の旗頭。もう一人は、日最大の劇団を率いた演出家であり、改憲に強い意欲を示す中曽根康弘元首相のブレーンも務めた人物。 政治的な立場は対照的だが、作品からは「誤った未来を選択しないために、過去に学ばなくては」という同じ声が聞こえてきた。 二人はともに、戦争の時代に生まれ、敗戦で価値観が根こそぎひっくり返るのを少年の目で見てきた世代だ。舞台には、それぞれの語り方で、戦争の実相を語り継がなくてはという使命感がみなぎる。そして多くの命を奪う戦争の愚かさを見据え、考えるための「知」を伝えたいという、祈りにも似た願いが託されている。 古来、演劇は「死者」と語り合う

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  • 企業主導型保育所の「突然の休園」で見えたこと - 保坂展人|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

    保育士が一斉退職、突然の休園 世田谷区で、突然の「保育園休園」という話が飛び込んできたのは10月末日のことでした。 「上北沢にある企業主導型保育所で、保育士が一斉退職するということで、明日から休園すると連絡がありました」 区の保育認定・調整課長が息せき切って区長室に飛び込んできたのです。次の日から転園できる保育園があるのかどうか、大至急の照会作業が始まりました。 この保育運営事業者は、近隣の下高井戸に企業主導型保育所を運営しているので、当面は上北沢の子どもたちも下高井戸で受け入れるという話でしたが、翌日11月1日になると、この下高井戸の保育所でも保育士等が一斉退職することがわかりました。 困惑する保護者から区に相談が入り、すぐに預かることの可能な保育所を紹介する等、緊急対応に追われました。下高井戸にある保育所は預かる子どもの規模を縮小して存続しています。(11月20日現在) 「保育士の一斉

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  • どうした、枝野幸男! 2年前の原点を忘れるな - 保坂展人|論座アーカイブ

    どうした、枝野幸男! 2年前の原点を忘れるな いざ参院選へ。野党は言葉を磨け。怒りをこめて、社会を創り直そう 保坂展人 東京都世田谷区長 ジャーナリスト 長期政権による緩みや不祥事が続いているが… 7月4日公示・7月21日投票の参議院選挙がやってきます。 政府・与党には長期政権による緩みや不祥事が続いていますが、これを許している野党の現状はより危機が深いと感じています。 野党から「必ず勝って社会を変えてみせる」というパッションを感じさせる言葉がもっと鮮明に聞こえてこなければ、参議院選挙の投票率は上がらず、現状追認の結果が予想できます。 安倍晋三首相は、国会を延長せず、衆議院の解散もしない考えを表明しました。当初は「参議院選挙単独でも勝てる」という世論調査による情勢判断から「衆参ダブル選挙を見送った」と報道されていましたが、「年金炎上」の気配が濃厚になり与党有利の状況とは読みきれなくなったこ

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  • 「梅田 蔦屋書店」にみる出版界蘇生のヒント - 大槻慎二|論座アーカイブ

    何かが変わってきた、と感じ始めたのは、昨年(2018年)末のことだった。書店の特集を組んでいる雑誌を続けざまに3冊、手に取ったのだ。「東京人」(特集:屋は挑戦する)、「男の隠れ家」(特集:のある空間。)、「SAVVY」(特集:大阪 神戸 京都のいま行きたい屋70)……知らないだけでまだまだ他にもあったかもしれないが、年々書店が減り続けているというのに、どうしてこんなに書店という存在がある種の憧憬をもって注目されているのか。 そのことは、東京を引き払って田舎に身を寄せていた頃にも覚えがあった。長野県の伊那市というところだが、その町のシャッター街に突如、新しいテイストの書店が現れたのだった。ご当地大学である信州大学農学部に他県から学びにきた大学生が、クラウドファンディングで資金を集めて出店したのだという。動機は「この町の高校生が集える場所が欲しいと思って」。実際その店に足を運ぶと、経営側

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    mugi-yama
    mugi-yama 2019/06/18
    「今泉棚は遠くなりにけり」って感じだなあ
  • 富山のどこがスウェーデンか? - 斉藤正美|論座アーカイブ

    富山のどこがスウェーデンか? 大都市圏からのアウトサイダー視点による地方の描写 斉藤正美 社会学者、富山大学非常勤講師 富山県は全国47都道府県中人口では37位と小さな県であるにもかかわらず、持ち家1位、女性の正社員率1位、勤労世帯の実収入4位と経済的に豊かな県であり、その背景に女性が働きやすい仕組みがあることに着目した井手英策氏の『富山は日のスウェーデン』(集英社新書)が昨年ベストセラーになった。 井手氏は「10年以上の年月をかけて富山県を訪ね続けた集大成」として同書を書いたと述べている。同氏は2015年から富山県知事から富山県の基幹政策「とやま未来創生戦略」を検討する会議のアドバイザーに委嘱されており、同書では、県の基幹政策、とりわけ、家族や福祉のモデル事例などを紹介している。井手氏は旧民主党のアドバイザーも務め、リベラルの立場を打ち出しているようだが、同書では石井隆一富山県知事に声

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