アメリカ軍基地の汚染などについて数多くのスクープ記事を発表してきたジャーナリストのジョン・ミッチェルさんがこのほど本を出版しました。膨大な公文書に基づいて書かれた本は、沖縄の人たちに何を突き付けているのでしょうか。 ジョン・ミッチェルさん「戦後日本には78の米軍基地が置かれ、そのうち31が沖縄にあります。そこはブラックホールです。地域社会にアメリカ軍がどれだけの影響を及ぼしているか、私たちにはほんの少ししか知らされていないのです」 今月1日、東京の外国特派員協会で講演したのは、フリージャーナリストのジョン・ミッチェルさんです。 ミッチェルさんといえば、ベトナム戦争当時、沖縄のアメリカ軍基地に駐留していた退役軍人たちが枯れ葉剤被害を訴えていることをスクープ。以来、アメリカ軍による環境汚染などを告発しています。 そんなミッチェルさんがこのほど出版した本が「日米地位協定と基地公害」。およそ1万2