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ブックマーク / massneko.hatenablog.com (79)

  • 紀伊国坂 喰違見附 旧御所トンネル - 墳丘からの眺め

    前回のつづき。 赤坂御用地の周囲の道を左回りに歩いていくと紀伊国坂(きのくにざか)に出た。 植木の右に4車線の外堀通り、その右の堀に沿って首都高4号新宿線が走る。 標柱の解説は読めなかった。このタイプの標柱は、なぜかの文字の残りの個体差が激しい。 この坂が「赤坂」の由来であることは先日知った。 東京ガーデンテラス紀尾井町(旧赤坂プリンスホテル) 国史跡・江戸城外堀跡 東京都千代田区紀尾井町 - 墳丘からの眺め 港区公式ホームページ/紀伊国坂(きのくにざか)には下記の解説がある。 坂の西側に江戸時代を通じて、紀州(和歌山県)徳川家の広大な屋敷があったことから呼ばれた。赤坂の起源とする説がある。 小泉八雲の「怪談」・狢(むじな)で、のっぺらぼうが出た坂。こちらのブログに詳しい解説があった。 赤坂見附・紀伊国坂―のっぺらぼうと西欧化│BEAMS 青野賢一の「東京徘徊日記」 坂を上ると立派な門があ

    紀伊国坂 喰違見附 旧御所トンネル - 墳丘からの眺め
  • 「コーフン! 古墳のミステリー」 NHK歴史秘話ヒストリア - 墳丘からの眺め

    6月17日、金曜20時の放送。 再放送は6月24日16:05から、近畿・中部では7月1日20時からだそうです。 こんなメジャーな時間帯で前方後円墳が取り上げられて、一古墳ファンとして大変うれしかったです。古墳に対する関心がより高まって、遺跡の整備や保存、研究活動がより進むようになればと思います。 番組で最初に取り上げられた仁徳天皇陵を含む百舌鳥・古市古墳群も、早く世界遺産に認定されてほしいです。 番組内容ですが、一点だけ気になるところがありました。前方後円墳の形について、ある説(壺形起源)が強調されすぎていたように思います。 自分は専門家でありませんが、前方後円墳 - Wikipediaにある下記の説にリアリティを感じています。 最もよく知られているものは、弥生時代の墳墓から独自に発展したものであるという学説である。この説においては従来より存在した円形墳丘墓の周濠を掘り残した陸橋部分(通路

    「コーフン! 古墳のミステリー」 NHK歴史秘話ヒストリア - 墳丘からの眺め
    mventura
    mventura 2016/06/19
    ふむ古墳警察か
  • 松戸市立博物館 常設展・「幸田貝塚の世界」展  - 墳丘からの眺め

    前回のつづき。 松戸市立博物館は1993年、松戸市制50周年記念事業として「21世紀の森と広場」や「森のホール21」と同時につくられた。 20年以上経つものの、市町村の郷土博物館としては比較的新しく、子どもが見ても充分楽しめる展示になっているように思える。 旧石器時代から縄文、弥生、古墳時代にかけての充実した資料があるほか、中世の山城、江戸期の河岸の様子などはジオラマがあって理解しやすい。 2階案内図 松戸市立博物館|松戸市 とても美しい形をした旧石器時代の「木葉形尖頭器」 長さ5.5mの縄文後期の丸木舟。小金高校付近から出土している。 縄文期の石器類。左の列はその素材である様々な種類の石を直接触ることができる。 河原塚1号墳の主体部の復元模型があった。 河原塚1号墳は東松戸駅の北700mほどの地点にある。すぐ東に武蔵野線が通り、冬なら車窓から、林の中にシルエットが見える。 2年前の早春に

    松戸市立博物館 常設展・「幸田貝塚の世界」展  - 墳丘からの眺め
  • 「川端康成コレクション 伝統とモダニズム」展 @東京ステーションギャラリー - 墳丘からの眺め

    5月15日の日曜日、昼前まで少し時間があったので東京駅の美術館へ出かけた。 6月19日まで開催中の「川端康成コレクション 伝統とモダニズム」展。 (10時~18時・金曜~20時 一般1000円) 東京ステーションギャラリー - TOKYO STATION GALLERY - 展示室に入ってすぐに古賀春江や東山魁夷などの作品があり、フロアを変わると自分にとっての"お目当て”のひとつ、埴輪があった。 埴輪「乙女頭部」は川端康成のコメントによれば、最も美しい埴輪女子の一つ。確かにいかにも埴輪らしい抽象化があるが、眉のあたりのかすかな膨らみやすっと通った鼻筋、量塊としての頭の形などが美しく、隣に展示されていたリアルなガンダーラ系仏像頭部と並び立つようなオーラが感じられた。 3年前に下記の展示でみた仁徳天皇陵出土の埴輪女子に似ているように思われた(仁徳陵の方は鼻の下が少し長い) さらに進むと”目玉”

    「川端康成コレクション 伝統とモダニズム」展 @東京ステーションギャラリー - 墳丘からの眺め
    mventura
    mventura 2016/05/17
  • 「ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて」展 @埼玉県立近代美術館・北浦和 - 墳丘からの眺め

    こちらのパンフの一枚に惹かれ、5/5に行きました。 画像は公式サイトより(下記の案内文も) 2016.4.5 - 5.22 ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて - 埼玉県立近代美術館 MOMAS フランスの裕福な家庭に生まれたジャック=アンリ・ラルティーグ (1894-1986) が父親からカメラを与えられたのは、7歳の時でした。幸せな瞬間がすぐに目の前から消え去ってしまうのを幼いころから恐れていたラルティーグは、そうした瞬間を残していけるカメラという新しい“魔法の機械”に夢中になり、生活のあらゆることを写真におさめました。なかでも、スポーツやジャンプ、自動車、飛行機といった様々な動きをとらえることへのひときわ高い関心や、心霊写真のような写真ならではの表現へのあくなき探求心は、ユニークで鋭い視点の作品を生み出しました。また、家族や友人、恋人の幸せに満ちたすがたを愛情深く

    「ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて」展 @埼玉県立近代美術館・北浦和 - 墳丘からの眺め
    mventura
    mventura 2016/05/09
  • 生誕140年 吉田博展 @千葉市美術館 - 墳丘からの眺め

    たまたま千葉に用があって立ち寄りました。 これまで吉田博(よしだひろし:1876年~1950年)という画家を知りませんでしたが、すっかり魅了されてしまいました。 ポスターに使われているのは木版画の「日アルプス十二題 劔山の朝」 大正15年(1926)の作。 出展作は300点を超える大回顧展。 公式サイトには十数点の画像も掲載されています。 生誕140年 吉田博展|2016年度 展覧会スケジュール|千葉市美術館 以下は公式サイト、およびWikipediaから。 吉田博は明治9年に久留米藩士・上田家に次男として生まれ図画教師吉田家に養子に入り、京都で三宅克己に感銘を受けて水彩画を始め、明治27年に上京して小山正太郎の”不同舎”に入門、23歳で渡米してすぐに自作を売るのに成功し資金を得て、欧州経由で2年後に帰国。 ”明治美術会”を引き継いで”太平洋画会”を結成し、明治画壇で黒田清輝の”白馬会”

    生誕140年 吉田博展 @千葉市美術館 - 墳丘からの眺め
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    mventura 2016/04/28
  • 東急プラザ銀座からの眺め - 墳丘からの眺め

    先月末にオープンした東急プラザ銀座。 数寄屋橋交差点から。江戸切子をモチーフにしたというガラス壁面が美しい。 こちらは工事中の写真。 京橋の桜 数寄屋橋の建築ビル 閉店ニユートーキヨー 2015年3月 - 墳丘からの眺め 外に着いたエスカレータで3階へ。 まずは6階のキリコラウンジへ。 高い吹き抜けがある大空間に、カフェと休息所があった。 内側壁面も凝ったつくりだった。 銀座の賑わいがよく見える。 屋上階のキリコテラスへも行ってみた。最後のエスカレータには屋根がない。 あべのハルカス のようなオープンエアーの屋上。 キリコ型の窓越しに北側、東側、西側を眺められる。 12階ほどの高さだが、街の灯りがよく見える。 首都高八重洲線はかつての外堀の曲線。 有楽町マリオン(有楽町センタービル)は1984年竣工。かつては朝日新聞東京社、旧日劇、旧丸の内ピカデリーがあった。 皇居側。 左の工事中の敷地

    東急プラザ銀座からの眺め - 墳丘からの眺め
  • 壺屋やちむん通り界隈・1 沖縄県那覇市壺屋 - 墳丘からの眺め

    前回のつづき。 土曜日はブラブラできる時間が3時間程あったので、ブラタモリで紹介されていた登り窯を見ようと思い、ゆいレールの牧志駅で下車。 スマホを頼りに国際通りから裏道に入ってみた。 魅力的な路地だらけ。 陶片が埋め込んである道に出た。 道の中央には魔除けのようなタイルも。 坂の上にはお花屋さんの"跡”があった。 その先には魅惑的な二股路が。 右の下る道を選んで進む。 空手道場があった。 古そうな石垣に突き当たった。 その先にはオーラが漂う一角がある。 来た道を振り返って。家々は台風に強いコンクリートブロック造り。 オーラのある木立は「ビンジュルグワー」という拝所だった。 以下は説明板より。 ビンジュルグワー ビンジュルグワーは、ビジュルとも呼ばれて、壺屋の土地や集落を守るタチクチ(村建て)の神様をまつっているところです。 毎年旧暦1月、3月、6月、8月、9月、12月の壺屋の拝みのときに

    壺屋やちむん通り界隈・1 沖縄県那覇市壺屋 - 墳丘からの眺め
    mventura
    mventura 2016/04/21
    キューバっぽい
  • 関東近郊・桜花見の私的お勧め8選 古墳・史跡編 - 墳丘からの眺め

    来週から桜シーズンスタートとなると思いますので、これまで(ブログを始めた2年前から)訪ねた場所で、桜の花が綺麗だった場所、桜の時期に再訪したい場所を8ヶ所紹介します(順不同です) (自分が訪問した限られた範囲ですので、候補地の網羅性はありません。すぐそばの見所を見逃しているかも知れませんがご容赦ください) 1、世良田東照宮~お富士山古墳(群馬県) 2014年4月2日に太田天神山古墳へ行った時に立ち寄った場所です。最寄駅は東武伊勢崎線の世良田駅。徳川氏発祥の地でもありました。 https://massneko.hatenablog.com/entry/2014/04/05/101805 お富士山古墳は、車なら世良田から5分ほどの場所にあります。墳丘を桜の帯が巡っていました。 https://massneko.hatenablog.com/entry/2014/04/08/222453 2、前

    関東近郊・桜花見の私的お勧め8選 古墳・史跡編 - 墳丘からの眺め
    mventura
    mventura 2016/03/24
  • 「フランス国立美術館 体感する地球儀・天球儀」展 @DNP五反田ビル - 墳丘からの眺め

    パリのフランス国立美術館が所蔵する16~18世紀の地球儀・天球儀の展示。 前期(2/19~5/22)と後期(6/3~9/4)に別れ、それぞれ数点ずつだが、3Dデジタル化された画像とともに詳細に見ていくことができる。 開館は土日と金曜夜。 五反田駅から徒歩6分のDNP(大日印刷)五反田ビル。 以下は公式サイトより。 古代ギリシア人は、すでに地球は丸いことを知り、その周囲に球状の宇宙が存在すると考えていました。そうした想像や知識が形となり、地球儀と天球儀が誕生します。天球儀の製作は特に中世のイスラム世界に遡りますが、地球儀の製作が大きく発展したのは、コロンブスをはじめとする航海士によって、世界の様相が次々と伝えられた大航海時代。伝説や仮説は最新の情報へと書き換えられ、地球儀・天球儀は更なる貿易や旅、新たな文明の探訪へと人々を誘いました。また、地球儀・天球儀は、たとえば権力や富、知性を表すもの

    「フランス国立美術館 体感する地球儀・天球儀」展 @DNP五反田ビル - 墳丘からの眺め
    mventura
    mventura 2016/03/02
  • 「東京アートミーティングⅥ "TOKYO"-見えない都市を見せる」展 @東京都現代美術館 江東区三好 - 墳丘からの眺め

    すでに終了した展覧会。最終日(2/14)に行ったときのもの。 「東京アートミーティングⅥ  "TOKYO"-見えない都市を見せる」展 以下は公式サイト東京都現代美術館より。 東京オリンピック・パラリンピックを2020年に控え、東京は文化都市としてどのような姿を見せているのでしょうか?デジタル化、商業化された文化の外観は、フラットでとらえどころのない荒野、洗練されているゆえに冷たい氷河のようにも見えます。東京が最初にグローバルに注目されたのは1980年代。ユニークな文化を生み出す東京の創造力がそこで一度花開きました。その後、震災と経済不況を経て、いま次なる文化を模索するプラットフォームがたちあがりつつあります。 展は、東京を新たに「見いだす」二つの要素によって構成されています。一つは、各界で活躍する東京のクリエイターが各々のトピックでキュレーションする「東京」。もう一つは、国内外の作家が「

    「東京アートミーティングⅥ "TOKYO"-見えない都市を見せる」展 @東京都現代美術館 江東区三好 - 墳丘からの眺め
    mventura
    mventura 2016/02/26
    この展示とてもよかった。写真もたくさん。
  • たばこと塩の博物館 「隅田川をめぐる文化と産業 浮世絵と写真でみる江戸・東京」展 @東京都墨田区横川 - 墳丘からの眺め

    2月11日の祝日、天気もよかったのでスカイツリー界隈の博物館・神社を巡った。 地下鉄の所吾橋駅で下車。まずは地図右下の、たばこと塩の博物館へ。 浅草通りを東へ進むと業平橋があった。 橋から見上げた東京スカイツリー。とうきょうスカイツリー駅 - Wikipediaも以前は業平橋駅だった(その前は浅草駅、さらに前は吾橋駅) 業平橋から南方向。 かつては大横川があった。まっすぐ3km弱で小名木川と直交し、その先が木場公園になる。 現在は大横川親水公園になっていて釣堀(無料)もある。 桜並木も。 かつて架かっていた橋のモニュメント。ここで一東に並行する道へ。 倉庫街の中にそれらしき建物があった。 2015年4月にリニューアルオープン(渋谷から移転)したばかり。 3月21日まで開催中の企画展「隅田川をめぐる文化と産業 浮世絵と写真でみる江戸・東京」に興味があった。 博物館が渋谷公園通りにあっ

    たばこと塩の博物館 「隅田川をめぐる文化と産業 浮世絵と写真でみる江戸・東京」展 @東京都墨田区横川 - 墳丘からの眺め
  • 茗荷谷 釈迦坂 庚申坂 切支丹坂 切支丹屋敷跡 小日向一丁目東遺跡 東京都文京区小日向 - 墳丘からの眺め

    前回のつづき。 大塚3丁目の交差点から茗荷谷駅までは春日通りを600mほど。 地下鉄丸の内線はここから後楽園に向って約1kmが地上区間。郷台地と小日向台との間、つまり茗荷「谷」を高架で通る。 ちなみに茗荷谷駅の南側には線路を跨ぐ橋が3連なるが、いずれも谷の下へは通じていなかった。 ズームした車両基地。架線がないのでよく見える。銀座線車両も収まっていた。 春日通り側の細道を進むと、いい具合に下り始めた。 両サイド石垣という風情。 説明板もあった。 釈迦坂 文京区小日向1-4 徳雲寺裏 春日通りから、徳雲寺の脇を茗荷谷へ下る坂である。 「御府内備考」によれば、「坂の高さ、およそ一丈五尺(約4m50cm)ほど、幅6尺(約1m80cm)ほど、里俗に釈迦坂と唱申候。是れ徳雲寺に釈迦の石像ありて、ここより見ゆるに因り、坂名とするなり。」 徳雲寺は臨済宗円覚寺派で、寛永7年(1630)に開山された。

    茗荷谷 釈迦坂 庚申坂 切支丹坂 切支丹屋敷跡 小日向一丁目東遺跡 東京都文京区小日向 - 墳丘からの眺め
  • 永青文庫美術館 東京都文京区目白台 - 墳丘からの眺め

    前回のつづき。 新江戸川公園から永青文庫へは園路の階段で連絡している。 全体が大きな蔵のような造りの永青文庫。 以下は公式サイト、 永青文庫美術館より。 永青文庫は、今は遠き武蔵野の面影を止める目白台の一画に、江戸時代から戦後にかけて所在した広大な細川家の屋敷跡の一隅にあります。 細川家は室町幕府三管領の一つとして武門の誉高い家柄で、現在の細川家は藤孝(幽斎)を初代として戦国時代に始まります。武人藤孝は優れた歌人・国文学者として、また、信長の雑賀征伐に弱冠15歳で初陣し先駆けの功に輝いた忠興(三斎)は千利休の高弟の一人としても名高く、その室・明智光秀の娘玉は波乱の戦国時代を清冽に生きた武将のとして、キリスト者としてガラシャの洗礼名で知られています。代々文武両道にすぐれた細川家は、多くの戦功を挙げて、3代忠利のとき肥後熊五十四万石を与えられ、強力な外様大名として幕末に至りました。 この家

    永青文庫美術館 東京都文京区目白台 - 墳丘からの眺め
  • フォスター+パートナーズ展 都市と建築のイノベーション @森美術館 六本木ヒルズ - 墳丘からの眺め

    フランク・ゲーリー 展 は終了したが、こちらノーマン・フォスター展は2月14日まで開催中。 続けて建築家の展覧会を見る機会を得た。 六木ヒルズ展望台が会場となっている。 フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション | 森美術館 一般1800円。一部を除いて撮影可。 ノーマン・フォスター (1935年~)は英国マンチェスター生まれの建築家で男爵の爵位を持つ一代貴族。若いころは建築家バックミンスター・フラーのもとで働き、1967年に自分の事務所、現在のフォスター・アンド・パートナーズを設立した。 1985年に竣工した「香港上海銀行・香港店ビル」で名声を得て、今では世界45カ国で300のプロジェクトの実績を誇る国際的建築設計集団となった。 まずはその手がけた(手がけている)数に圧倒される。 日での建物は4点。 センリュチータワーは御茶ノ水に聳える現・順天堂大学11号館。 旺文社

    フォスター+パートナーズ展 都市と建築のイノベーション @森美術館 六本木ヒルズ - 墳丘からの眺め
  • 黒田記念館(旧東京文化財研究所) by 岡田信一郎 @上野 - 墳丘からの眺め

    前々回のつづき。 兵馬俑展を見た折に、東博入口に黒田記念館の案内があったので行ってみた。 その前は何度も通っていたが中に入るのは初めて。 道を挟んだ向かいには旧博物館動物園駅の建物が残っている。 博物館動物園駅跡 @上野公園 - 墳丘からの眺め ちなみに写真を撮っていたら中から作業をしているような音が聞こえた。一部ライトが点いているが見えた。特別見学があるかも、と思って検索してみたが見つからなかった。 向かいの藝大の門の内側も工事中だった。 旧博物館動物園駅側から見た黒田記念館正面。 2階正面のイオニア式柱頭の列柱が見事。 柱までカーブしたスクラッチタイルで覆われた手の凝り様。 正面扉上のアーチ。明かり窓には「館念記田黒」と書かれた銅板が埋め込まれている。 正面玄関を横から。 さらに先の建物の角。煉瓦に補修された部分があった。 その奥には背の高い煙突もあった。 以下は公式サイト黒田記念館

    黒田記念館(旧東京文化財研究所) by 岡田信一郎 @上野 - 墳丘からの眺め
  • 東京スカイツリー・天空回廊(450m) 東京都墨田区押上 - 墳丘からの眺め

    前回のつづき 展望デッキ(350m)で入場券を買って特別展望台・天空回廊へ。 こちらではスターウォーズの特別展示があった。 TOKYO SKY WALK at TOKYO SKYTREE | 東京スカイツリー TOKYO SKYTREE 精巧なフィギュア。 ライトセーバーを持っての記念撮影コーナー(無料)もあった。 1/1スケールのストームトルーパー(あるのは1体) 一緒に記念写真が撮れる。 ミレニアムファルコンの模型。 タカラトミーから発売(予約期間は終了)されるが、お値段20万円也。 特集サイト|SPECIAL|STARWARS|タカラトミー 富士山の姿は、350mの展望デッキからとあまり変わらず。 100mほど下の展望デッキの屋根。 西側方向。 左奥が新宿、右奥が池袋。 その両地点の間の奥に南アルプスの白い尾根が見えるはず(それを期待していた)が、確認できなかった。 20年近く前の正

    東京スカイツリー・天空回廊(450m) 東京都墨田区押上 - 墳丘からの眺め
  • 映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」の感想 - 墳丘からの眺め

    今週のお題「今年見に行ってよかったもの」 今年は自分にとって、いい映画の当たり年でした。 (泣いてばかりでありましたが・・・) 中でも今日見た「黄金のアデーレ 名画の帰還」はベストであるように思います。 原題は「Woman in Gold」 クリムトが1907年に描いた「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」を巡るストーリー。画像はアデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I - Wikipediaより。 「接吻」とともに有名な絵画ですが、映画にはこの絵のモデルの「アデーレ」の家族・絵を所有していたユダヤ人ファミリーの物語が描かれています。 アメリカに亡命した姪のマリア・アルトマン(1916~2011)が主役で、21世紀を迎えようとしていた「今」の時代に、ナチスによって奪われたこの作品の返還をオーストリア政府に求めていくというストーリーです。 が、おそらくそれ以上の前情報は目にしないほうが楽しめ

    映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」の感想 - 墳丘からの眺め
  • 目黒区総合庁舎(旧千代田生命保険相互会社本社ビル) 屋内編 by 村野藤吾 @中目黒 - 墳丘からの眺め

    前回のつづき。 夏に訪れた時に西口から入って東口に抜け、肝心な南口側の内部を見逃していたので秋に再訪した。 南口の車寄せ。この翼のような庇(キャノピー)も村野藤吾の設計。 左右それぞれ8づつの柱で支えられている。 以下はいただいたパンフより。 「村野はこの柱の配置で、庇をできるかぎり軽やかなイメージにしたいと考えていました」 柔らかな雰囲気の先端部分。 玄関接続部分へ続く美しい曲線。 南口玄関のエントランスホール。床も壁も白大理石張り。 左手窓側には、十字型のアクリル製オブジェが並ぶ。保険会社であった時代には、組み込まれた照明が点灯したそうだ。空間全体も教会のような荘厳さがある。 天井の明り取り窓は8ヶ所。モザイク・フレスコ作家の作野旦平(1931~2000)によるもので、四季がテーマになっている。 エントランスホールの最奥、館入口への袖壁にある、岩田藤七(1893~1980)によるガ

    目黒区総合庁舎(旧千代田生命保険相互会社本社ビル) 屋内編 by 村野藤吾 @中目黒 - 墳丘からの眺め
  • 国立天文台三鷹キャンパス・後編 東京都三鷹市大沢 - 墳丘からの眺め

    前回のつづき。 天文台構内古墳の「墳囲気」を味わった後は、見学コースに沿って観測室や資料館を見て回った。 第一赤道儀室から大赤道儀室までの100数十メートルに「太陽系ウォーキング」のサインがある。 太陽から土星までの14 億kmを140億分の1に縮めた展示。 太陽系の各惑星がどのくらいの間隔で太陽の周りを公転しているのかが実感できる。水星~火星に比べた土星の遠さがよくわかった。星の大きさも同縮尺なので、太陽の巨大さ、地球の小ささもわかった。 そして土星の先には、巨大なドーム建築があった。 大赤道儀室 以下は、いただいたパンフレットや東京都教育庁発行の東京文化財ウィークの絵葉書資料から。 大赤道儀室 高さ19.5m、ドーム直径15m。 大正15年(1926)完成。設計は東京帝国大学営繕課、施工は中村與資平。鉄筋コンクリート造2階建。 外壁の装飾にはロンバルディア帯(11~12世紀のヨーロッパ

    国立天文台三鷹キャンパス・後編 東京都三鷹市大沢 - 墳丘からの眺め