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ブックマーク / shadowtimes.hatenablog.com (46)

  • 現代アートのゲーム・チェンジャーは生まれるか?「新しい泉のための錬金術ー作ることと作らないこと」三木学 - shadowtimesβ

    ULTRA GLOBAL AWARD 2017 Exhibition「新しい泉のための錬金術―作ることと作らないこと」 京都造形芸術大学ギャラリー・オーブ 会期:2017年12月5日(火)〜12月19日(火) 時間:10:00〜18:00 会期中無休 入場料:無料 今年は、マルセル・デュシャンが『泉』を制作してから100年になる。それに関連して、デュシャンをテーマにした展覧会が各地で開催されている。実質上、現代アートは、デュシャンが始めたといってよいだろう。デュシャンの格的な評価が戦後とはいえ、デュシャンはそれ以前のアーティストの態度とはまったく異なる。デュシャンは、狭義の作ることを止め、観念的な操作でものの見え方を変えてしまうことに成功した。今日ではコンセプチュアルであることは、現代アートの前提条件になっている。デュシャンは、今風に言えば、アート界のゲーム・チェンジャーであり、パラダイ

    現代アートのゲーム・チェンジャーは生まれるか?「新しい泉のための錬金術ー作ることと作らないこと」三木学 - shadowtimesβ
    mventura
    mventura 2017/12/09
    論評きびしいけど方向性のアドバイスもあっておもしろかった。 “見せ方の完成度が飛躍的に上がっているがゆえに、作家のコアな関心や技術の強度が逆説的に明らかになっていたといえる。”
  • 自然体のグラン・ジュテ(跳躍)「ULTRA GIRLS COLLECTION」三木学 - shadowtimesβ

    hotel-anteroom.com ULTRA x ANTEROOM exhibition 2017 「ULTRA GIRLS COLLECTION(ウルトラ・ガールズ・コレクション)」 会 期:2017年7月27日(木)ー 8月27日(日) 会期中無休・入場無料 営業時間:12:00-19:00 トークイベント&レセプションパーティ ゲスト:清川あさみ(アーティスト)聞き手:ヤノベケンジ(美術作家) 日 時:7月27日(木)18:00-20:00 会 場:ホテル アンテルーム 京都 GALLERY9.5 清川あさみをゲストに迎えた出品作家たちとのトークイベント 7月27日(木)からアンテルーム京都で「ULTRA GIRLS COLLECTION(ウルトラ・ガールズ・コレクション)」が開催されている。アンテルーム京都は、ギャラリーを併設し、関西において、アートを積極的に展開するホテルの先

    自然体のグラン・ジュテ(跳躍)「ULTRA GIRLS COLLECTION」三木学 - shadowtimesβ
    mventura
    mventura 2017/08/01
    “清川あさみが引き出した作家たちの共通点を、あえていうならば、「詩情」と「小さな物語」、「日常生活の重視」といえるかもしれない。”
  • 「ニュー・ファンタスマゴリア―スライドショー新世紀」7/13~16@京都芸術センター - shadowtimesβ

    (C)2017 Chihiro Minato+DOZAN11 www.kac.or.jp 開催概要 展覧会名:『ニュー・ファンタスマゴリア――スライドショー新世紀』 KAC TRIAL PROJECT / Co-Program 2017 カテゴリーC「共同実験」採択企画 会期:7月13日(木)-7月16日(日) 10:00 - 17:00(最終入館16:30)※13日のみ19時まで。 会場:京都芸術センター フリースペース ※会期中無休・無料 参加アーティスト:港千尋+DOZAN11(EX 三木道三)、勝又公仁彦、キオ・グリフィス、 佐久間里美、鈴木崇、澄毅、関口涼子+DOZAN11、武田陽介、田中和人、中屋敷智生、 矢津吉隆、山内亮二、山聖子 主催:ニュー・ファンタスマゴリア実行委員会、京都芸術センター お問合せ:京都芸術センター TEL 075-213-1000/ 展覧会について 京

    「ニュー・ファンタスマゴリア―スライドショー新世紀」7/13~16@京都芸術センター - shadowtimesβ
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    mventura 2017/07/04
  • 連面と続く人類と作像の歴史ーデイヴィッド・ホックニー&マーティン・ゲイフォード『絵画の歴史』(青幻舎)三木学 - shadowtimesβ

    絵画の歴史 洞窟壁画からiPadまで 作者: デイヴィッド・ホックニー,マーティン・ゲイフォード,木下哲夫 出版社/メーカー: 青幻舎 発売日: 2017/02/01 メディア: 大型 この商品を含むブログを見る デイヴィッド・ホックニーは、ポップ・アートの先駆者としてデビューし、20世紀後半から現在に至るまで、もっと影響力のあるアーティストの一人である。現在、テートブリテンで60年に渡る画業を振り返る大回顧展が開催されているが、常に新しいメディアを駆使して画法が変わり続けるホックニーにおける「変わらないもの」が逆に見えてくるかもしれない。 ※ホックニーの画業に関するオーバービューは、IMAに寄稿したので関心のある方は是非ご覧頂きたい。 作品だけではなく、ホックニーの芸術に関する深い見識が話題となったのは、『秘密の知識』においてである。『秘密の知識』は、ホックニーがアングルの小さな絵を見

    連面と続く人類と作像の歴史ーデイヴィッド・ホックニー&マーティン・ゲイフォード『絵画の歴史』(青幻舎)三木学 - shadowtimesβ
    mventura
    mventura 2017/03/20
    “この世に真実の画像など一つもない。あるのは誰かの視点のみである。”
  • 新たな感性と価値観の生態系「ULTRA AWARD 2016 ニュー・オーガニクス」三木学 - shadowtimesβ

    ULTRA AWARD 2016 Exhibition 「ニュー・オーガニクス」 11月5日~ | 京都造形芸術大学ULTRA FACTORY 2016.115~11.27 京都造形芸術大学 人間館エントランス、地勇館ほか学内各所 「ニュー・オーガニクス」展という学生・若手アーティストを中心とした展覧会が、京都造形芸術大学で開催されている。とはいっても卒業制作展ではない。列記とした企画展であり、キュレーターは長谷川祐子氏である。学生のアーティストを対象とした展覧会に、国際的な舞台で活躍するキュレーターが参加する展覧会は少ないだろう。 この企画展は、優秀な学生を集めたグループ展という意味合いもあるが、どちらかといえば、可能性の種をキュレーターが発掘し、芽吹かせるために開催されたものである。そのため、院生や卒業生も含まれるものの、すでにアーティストとして知名度のある作家はほとんどいない。 企画

    新たな感性と価値観の生態系「ULTRA AWARD 2016 ニュー・オーガニクス」三木学 - shadowtimesβ
    mventura
    mventura 2016/11/12
  • 色をめぐるポリティクス「ランドセル・都知事・大統領選挙」三木学 - shadowtimesβ

    www.j-cast.com togetter.comと 3月に「赤色のランドセルが欲しい」という男子を持つ母親の相談が質問投稿サイトに寄せられたこと対して、今月になってツイッターで広がり、ジェンダー論に発展している。 その背景に、最近ではランドセルもかなりの色のラインナップがそろって、かつてのように、男子は黒、女子は赤という選択肢しかなった状態からかなり変わっているということがある。とはいうものの、さすがに、赤を選ぶ男子はほとんどいないようである。 これは性差を前提とした大人の押しつけであり、個人の自由に委ねられるべきである、という主張はたしかにそうだろう。一方で6年使用することが前提であり、いじめられたりする可能性があることを思えば、将来的な懸念を想定して、変更を促す親の気持ちも理解できなくはない。 今日においても、赤が女性、青が男性という記号は日社会の至るところにある。トイレのサイ

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  • 澄毅|Takeshi SUMI 《comme de vent》 - shadowtimesβ

    澄毅|Takeshi SUMI 《comme de vent》 澄毅(写真家、アーティスト) http://www.sumi-takeshi.com/ 自分の家族や友人が写る写真に無数の穴をあけ、逆光で再撮影することで、記憶を光で呼び起したり再創造する作品を制作。家族や友人の身体から光が漏れる写真は、今にも光によって溶けてしまいそうな危うさを感じさせる。作品を創造する一連のプロセスは、澄の伯父が広島に落とされた原爆の被爆者であることも関係している。近年は、パリに制作拠点を移住。写真に無数のスリットを入れて、髪の毛のような波打つ模様を作り、光によって触覚が喚起されるような作品を制作している。 プロフィール 1981年京都生まれ。2004年明治大学文学部卒、2009年多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒。写真集「空に泳ぐ」(リブロアルテ、2012年)。近年の展示に「lumiére et vo

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    mventura 2016/10/06
  • アートと文化の虹のグラデーションを渡る旅-「あいちトリエンナーレ2016」三木学 - shadowtimesβ

    メインビジュアルとなっているジェリー・グレッツィンガーの《Jerry's Map》を背景に、公式コンセプトブック『夢見る人のクロスロード』を持つ芸術監督の港千尋さん。 いよいよ「あいちトリエンナーレ2016」が開幕した。港千尋さんが2年前に芸術監督に就任し、テーマを「虹のキャラバンサライ 創造する人間の旅」と掲げてから、いったいどんな人選にするのか、芸術祭の全貌はどうなるのか、僕も楽しみにしていた一人である。 あいちトリエンナーレは、現在日各地で開催されるようになった芸術祭の中でも、都市型ではもっとも規模が大きいといってよい。港さんによるとスタッフは臨時も含めて総勢60名以上になるというからその規模の大きさが伺える。瀬戸内国際芸術祭と同時期に行われることもあり、それぞれ都市集約型と地方広域型の2つの局面における代表格といってよい。とはいえ、あいちトリエンナーレも、前回の名古屋、岡崎に続い

    アートと文化の虹のグラデーションを渡る旅-「あいちトリエンナーレ2016」三木学 - shadowtimesβ
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    mventura 2016/08/15
    “アーティストや作品との出会い自体を、観光地を確かめに行くのではなく、見覚えのない「未知の旅」にしようとしているのだ”
  • 色彩が解く言語の謎-ブレント・バーリン、ポール・ケイ、日髙杏子訳『基本の色彩語』三木学 - shadowtimesβ

    の色彩語: 普遍性と進化について (叢書・ウニベルシタス) 作者: ブレントバーリン,ポールケイ,Overton Brent Berlin,Paul Kay,日高杏子 出版社/メーカー: 法政大学出版局 発売日: 2016/05/25 メディア: 単行 この商品を含むブログ (1件) を見る 色彩学の世界で、長く引用され続けてきた、バーリンとケイの『基の色彩語-普遍性と進化について』がついに翻訳された。訳者は、色彩学者で、今日まで使用されている、マンセル表色系を開発した、アルバート・H・マンセルの『色彩の表記』を翻訳した日髙杏子さんで、内容の信頼性も高い。 20世紀の言語学、人類学に関する名著は多数あると思うが、今日においてまで研究の対象になり続けている実証的な著作はそれほど多くはないだろう。そして、今日ではそれが人間の知覚と脳とどのような因果関係があるのかを実証する新たなステージ

    色彩が解く言語の謎-ブレント・バーリン、ポール・ケイ、日髙杏子訳『基本の色彩語』三木学 - shadowtimesβ
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    mventura 2016/06/11
  • Google美術館の未来—瞬間から空間へ「Art Camera」三木学 - shadowtimesβ

    www.itmedia.co.jp japanese.engadget.com Googleのアートに対する取り組みは、以前から情熱的である。Googleストリートビューで世界中の美術館を周遊できるようにしたり、作品のアーカイブを見られるようにしたり、アート作品もまたGoogleを介してインターネットの世界に吸い込まれているように思える。また、彼らの提供するユーザーインタフェース自体も、メディアアートが参照されており、今やメディアアートで培われた技法はGoogleの手足のような役割になっているようにも思える。 例えば、イームズ夫の『パワーズ・オブ・テン』は、地上から垂直に空を越えて10の乗数ごとに離れていき、1億光年先のマクロな宇宙にまで視点が移動する。さらに反転して地上に寝ている人の人体から細胞を通過して、ミクロの原子核にまで到達して、両極の相似形を示す、当時の先端科学と技術の成果を結

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    mventura 2016/05/20
    VR端末個人ではなかなか手がでないけど、美術館の企画展でパネルで補完してる作品とかVRで見れるようになったら嬉しいな。
  • 「NAMURA ART MEETING’04-’034アーカイブルーム&森村泰昌アナザーミュージアム(1)」三木学 - shadowtimesβ

    アートプロデューサーの木ノ下智恵子さんに、NAMURA ART MEETINGのアーカイブルームを制作するので、編集を手伝ってくれないか?と依頼されたのは、アートアトリエB1で開催された港千尋さんのトークショーを聞きに行った日だったので、昨年の12月に近かったと思う。 名村造船所跡地(現CCOクリエイティブセンター大阪) NAMURA ART MEETINGとは、大阪市住之江区の北加賀屋にある名村造船所跡地で開催されているアートイベントで、初回からすでに10年以上が過ぎている。正確にいうと、NAMURA ART MEETING’04-’34が正式名称であり、2004年から2034年まで30年間継続される異例に長期間のアートイベントである。 もともとオーナーである千島土地株式会社が、名村造船所に賃貸してた土地であるが、名村造船所が移転して、遺構は残ったまま借主が不在になっていた。それをアート

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    mventura 2016/04/17
  • モノクロ写真の創造性「人工知能とモノクロ写真」三木学 - shadowtimesβ

    jp.techcrunch.com www.huffingtonpost.jp モノクロームの写真が見る人に及ぼす効果は幾つかある。一つは、カラー写真登場以前のメディアとして、古い時代の写真(1970年以前程度)と認識される。もちろん、カラー写真登場後、さらに言えば、デジタル写真登場後もモノクロで撮影することはできるので、必ずしも古い時代に撮影されたわけではない。とはいえ、表現自体が現代の我々には「郷愁」を感じさせる。 もう一つは、存在しない色彩を、脳が補完しようとすることである。この写真が色がついていたら、どうのような風景だったのだろうか?とロマンチックな幻想を抱くことはあると思うが、そのような想像以前に、自分の見たことのある風景や物体から照らし合わせて、ある程度、脳内で色をつけてしまうということはあるだろう。 我々がモノクロ写真を実際に彩色することはほとんどないだろうが、昔のポストカー

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    mventura 2016/04/06
    “人工知能でモノクロ写真を彩色する試みは、情報を減らすことに異なる創造性があるということが証明される研究でもあるだろう”
  • NAMURA ART MEETING '04-'34 vol.05「臨界の芸術論 II ―10年の趣意書」 森村泰昌アナザーミュージアム&アーカイブルーム - shadowtimesβ

    名村造船所跡地 http://nam04-34.jp/vol05_2.html HPより。 2016年4月2日(土)・3日(日)・4日(月) 1 - アーカイブルーム|全日程 13:00-19:00 2 - 展示「森村泰昌アナザーミュージアム」|全日程 13:00-19:00 3 - THE PARTY|4月4日 18:00-21:00 -- 1, 2|アーカイブルーム+森村泰昌アナザーミュージアム=入場料500円 3|THE PARTY=無料(※入場料は必要です) 第一期最終日の4月4日の18時からは、国立国際美術館での森村泰昌展開催を記念するTHE PARTYを開催します。 軽とドリンクをご用意してお待ちしております。 みなさまお誘い合わせのうえ、ご来場ください。 アーカイブルーム| 設計 dot architects 編集 三木 学 グラフィック 倉澤洋輝 ドキュメンテーション|

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    mventura 2016/04/04
  • 印象・日の出の異なる印象「モネ展」三木学 - shadowtimesβ

    印象・日の出 - Wikipedia www.ytv.co.jp 先日、京都市美術館のモネ展に行き、おそらく初めて「印象・日の出」を見た。おそらく…と書いたのは、あまりに印刷物の「印象・日の出」を見ており、モネの展覧会もたくさん見ているので、見たような錯覚を起こしているからである。 1874年の第一回印象派展に出品され、印象派の名前の由来にもなっているので多くの人は知っているだろう。「知っている」レベルはたくさんあるが、印刷物やウェブなども含めて見たことがあるということで言えば相当な数になるはずである。 モネに対する関心はたくさんあるが、もっとも興味のある点は、「色の恒常性」についての問題である。「色の恒常性」は、最近、タンブラーで公開された青と黒のドレスの画像が、金と白に見えるニュースで話題になったので聞いたことがある人も多いだろう。 人間は物質来の色を同定すために、どのような光の状況

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    mventura 2016/03/31
    色の恒常性。"恒常性のメカニズムを可能な限り凌駕する記憶と知性" 筆触分割は網膜をキャンパスにするみたいな話かな。
  • 光と色の新しい質感表現-澄毅展「Existence is beyond the reflection and Transmitted light」三木学 - shadowtimesβ

    澄毅さん、自作の前で。 先日、パリ在住の写真家、アーティストの澄毅さんが日に一時帰国して展覧会をするというので連絡が来た。日で作品展とトークショーなどをするという。京都なので時間がとれれば見に来てくれないか?とのことだったので、日程を調整して伺うことにした。場所は新風館で、今月末で閉館されることになっているので、「PHOTO SQUARE」という、期間限定の写真の作品展示や写真集の販売、交流スペースになっていた。 澄さんとはお会いしたのは昨年のことである。パリから一時帰国する機会に、わざわざ僕の自宅まで遊びに来てくれた。直接面識はなかったが、写真家・美術家の勝又公仁彦さんの知人であり、港千尋さん、勝又公仁彦さんと運営していたshadowtimesのメルマガも購読してくれていたこともあって、関心を持っていてくれたようである。澄さんには、プリントに穴を開けて、太陽に当てて光が漏れる様子を再

    光と色の新しい質感表現-澄毅展「Existence is beyond the reflection and Transmitted light」三木学 - shadowtimesβ
    mventura
    mventura 2016/03/25
    "手で感じる質感ではなく、網膜でしか感じることできない質感ということが新鮮である"
  • ガリ勉の盲点「囲碁AIの知能(2)」三木学 - shadowtimesβ

    ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき 作者: レイ・カーツワイル,井上健,小野木明恵,野中香方子,福田実 出版社/メーカー: 日放送出版協会 発売日: 2007/01 メディア: 単行 購入: 11人 クリック: 117回 この商品を含むブログ (50件) を見る www.tokyo-np.co.jp www.asahi.com グーグル傘下の人工知能AI)ベンチャー、ディープ・マインド社の開発した囲碁ソフト「アルファ碁」と、最強のプロ棋士と言われるイ・セドルの世紀の対決は、5局中3局をアルファ碁が勝利し、コンピュータがついに人間を破ったことで大きな話題となった。 5局すべてコンピュータが勝利するという観測もある中、イ・セドル棋士が4局目に勝利した。なぜか? イ・セドルが放った一手から、コンピュータの手が狂い始めた。それはあまりプロ棋士が打たない手だったという

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  • 頭と体の分裂は治癒できるか?-森山高至『非常識な建築業界  「どや建築」という病 』三木学 - shadowtimesβ

    非常識な建築業界 「どや建築」という病 (光文社新書) 作者: 森山高至 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2016/02/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 未だ解決していない新国立競技場や、基礎杭のデータ改ざんにより、傾斜したマンション問題など、このところ建築業界の信頼低下が著しい。日の建築家は世界的に有名で、ゼネコンの技術は超一流だったのではないのか?シャープや東芝など、かつて世界を席巻した日のエレクトロニクスの信頼失墜に近い声が聞こえてきそうだ。 そこに構造的問題があるでのはないかというのは誰もが想像はつく。しかし、それを解説するのは一筋縄ではいかない。建築業界の業務は非常に幅広く、それらを網羅的に把握している人は多くはない。 建築士なのか、建築士でも意匠(デザイン)なのか、構造設計なのか、設備設計なのか。アトリエ系と言われる、個人の建築家が主宰

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  • 音楽か音か-「音楽を愛する種」三木学 - shadowtimesβ

    音楽嗜好症(ミュージコフィリア)―脳神経科医と音楽に憑かれた人々 作者: オリヴァーサックス,Oliver Sacks,大田直子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2010/07 メディア: 単行 購入: 3人 クリック: 70回 この商品を含むブログ (34件) を見る どこからが音楽でどこからが音かーそのような区別は19世紀までは明らかだったかもしれない。少なくとも西洋音楽では音楽の三要素である、リズム、メロディ、ハーモニーで構成され、歌を含め、楽器で演奏されるものが音楽であったといえる。 しかし、20世紀に入り、シェーンベルクが無調音楽(12音技法)を開発し、未来派のルイージ・ルッソロが、騒音楽器イントナルモーリを開発するなど、一般の人間が音楽とは感じられない「音楽」がどんどん増えてきた。決定打は、シェーン・ベルクの弟子でもあったジョン・ケージが4分33秒間、「何も弾かない」

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    mventura 2016/02/29
  • 目からの解放と心眼の獲得―伊藤亜紗『目の見えない人は世界をどう見ているのか』三木学 - shadowtimesβ

    目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書) 作者: 伊藤亜紗 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2015/04/16 メディア: 新書 この商品を含むブログ (15件) を見る 以前、この書評を読んで面白そうだと思っていた。また、知人の写真家がの筆者と一緒に仕事をされていることも知り、ますます関心をもって購入していた。約1ヶ月前くらいのことであろうか。 いずれ感想を書こうと思っていたのだが、書ほど通読に時間がかかったもなかなかない。忙しくて読む時間が細切れだったこともあるが、内容が読み飛ばしにくく、筆者が構造をしっかりと作っただからだ。 簡単に言えば、書は複数の視覚障害者及び支援者にインタビューを行い、彼らが置かれている客観的状況ではなく、個々人の視点に立って彼らが認識している世界をできるだけ丁寧に記述し、晴眼者とは異なる感覚、認識、身体、さらにそこから生み出

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    mventura 2016/02/16
    “<見えない>ことは欠落ではなく、脳の内部に新しい扉が開かれること。”
  • 福島の「自然」が語るもの「FUKUSHIMA SPEAKS-アートで伝え考える福島の今、これからの未来」三木学 - shadowtimesβ

    展覧会場に入ると、福島民報の震災前から震災後の一面がずらりと展示されており、刻々と変わる原発事故や被災地の状況が伝わってくる。 aube.kyoto-art.ac.jp 昨日は、京都造形芸術大学のギャルリ・オーブで開催されていた、「FUKUSHIMA SPEAKS-アートで伝え考える福島の今、これからの未来」展を見に行った。 この展覧会は、福島各地を制作拠点とし、約20人のアーティストが参加している「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」実行委員会と、京都造形芸術大学が連携して開催された。「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」は、福島県立博物館を事務局として、県内の大学・文化施設・NPO等との連携しながら2012年より実施しているアートプロジェクトで、アートを介して地域やコミュニティの未来のあり方を継続的に模索している。 はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト 「はま・なか・あいづ」

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    mventura 2016/02/01