zshにはあらかじめコマンド補完の設定が用意されている。しかしサードパーティアプリケーションや、あまり使われていないコマンドに対しては補完設定が用意されていない。そのようなわけで、こういったコマンドの補完設定について紹介していこう。今回は、trafshowコマンドを取り上げる。 ここで紹介するtrafshowコマンドは、ネットワークを流れているパケットを監視するアプリケーションである。ターミナルで実行してtopコマンドのように流通状況を確認できる。ネットワークが重いときなどに、どのホストのどのアプリケーションが帯域を占領しているのかを簡単にチェックできる便利なコマンドだ。 このtrafshowコマンドには、オプションがいくつもある。その中で典型的な使い方というと、スーパーユーザが使う「trafshow -i ネットワークインタフェース名」だろう。それでは、この補完設定を作成してみよう。 t