高井会長(紀伊國屋書店)のほか、出版4団体のトップがそれぞれ1月13日に行われた悠々会の新年会で、2017年の課題に言及した。高井会長は16年、太洋社の自己破産、大阪屋栗田の設立、取次会社による書店系列化ほか、運送問題にも触れ、「取次会社による物流体制の維持が困難になっている現状がより鮮明になった」と昨年を総括。書店マージンの拡大を目指した出版流通の改革を進めていく必要性を改めて強調した。 取協の平林会長(日販)は、ドライバー不足や厚労省から是正・指導を受けている長時間労働、さらに低賃金などを抱える輸配送問題に言及。「出口がまったく見えない状況」と語るなど、その深刻さを伝えた。 当日は出版社や取次会社、書店などの代表など300人超が出席した。
1月6日、東京・目白のホテル椿山荘東京で行った「新春の会」で、藤井社長が年末年始のPOS店売上げ調査を報告。今後、出版総合商社を目指すうえで、積極的にリスクをとり、「製造・卸し」機能を高めていくと話した。専売商品や複合売場の開発を進める。 また、今年を物流再生元年と位置づけ、本社再構築、物流再配置、情報システムの全面クラウド化などと合わせて専任部署を新設したと伝えた。 紀伊國屋書店・高井昌史社長、作家・荻原浩氏が祝辞を述べ、集英社・堀内丸恵社長が乾杯の音頭をとった。
ジャンル別では「雑誌」が前年比7.6%増、「書籍」が同1.4%増、「コミック」が同8.7%減、「MM」が同7.0%増だった。 また、12月31日発売の銘柄だけで全体を3.8%押し上げた。とくに大晦日当日の売上げは「定期雑誌」が同19.5%増、「ムック」は同13.7%増だった。 調査期間は12月29日~1月3日の6日間。対象店は1820店。
ジャンル別では「雑誌」が前年同期比5.6%増、「書籍」が同1.4%増、「コミック」が同7.4%減、「開発品」は同5.8%増。12月31日発売商品のほか、定期誌、ムック、文芸・実用・児童書ジャンルが売上げを牽引した。 大晦日は「雑誌」が前年同日比17.5%増となり、前年より21.6ポイント増と特別発売日の効果が顕著に現れ、その他のジャンルもほぼ前年を上回った。 調査期間は12月29日~1月3日の6日間、調査対象店は前年データが取得できた1997店。
出版不況の中で“成長分野”とされてきた若者向けのイラスト付き小説「ライトノベル」も成長が止まり、内訳を見ても「なろう」の略称で知られる小説投稿サイト「小説家になろう」に代表されるネット発の作品が占めている。決していい状況ではないが、そんな中、読者の嗜好(しこう)に変化が見られるという。2016年のライトノベル市場を振り返りながら、17年の展望を予想した。 【写真特集】「リゼロ」×「このすば!」豪華コラボ ライトノベルのコーナーが充実している東京・秋葉原にある書店「書泉ブックタワー」。同店の2016年シリーズ別年間ランキング(2015年12月1日~2016年11月30日)のトップは、暁なつめさんの「この素晴らしい世界に祝福を」だった。上位8位までがアニメ化作品で、10作品のうち9作品がネット発の小説から誕生した作品だ。 ライトノベルに精通する同店の田村恵子さんは「例年以上にアニメ化作品、ネッ
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日本文学振興会は20日、第156回芥川龍之介賞・直木三十五賞(平成28年下半期)の候補作を発表した。受賞作を決める選考会は来年1月19日、東京・築地の「新喜楽」で行われる。 【写真】その他の写真を見る 芥川龍之介賞候補には、4度目のノミネートとなった山下澄人氏の『しんせかい』のほか、2度目のノミネートの加藤秀行氏の『キャピタル』、初ノミネートとなる岸政彦氏の『ビニール傘』、古川真人氏の『縫わんばならん』、宮内悠介氏の『カブールの園』の全5作が選ばれた。 直木三十五賞候補には、星野源主演でアニメ映画化されることが発表された『夜は短し歩けよ乙女』の森見登美彦氏が『夜行』で2度目のノミネート。また、多数のヒット作を生み出している恩田陸氏(6度目候補)の『蜜蜂と遠雷』、冲方丁氏(2度目候補)の『十二人の死にたい子どもたち』など、幅広いジャンルから全5作品が選ばれた。 両賞は1935(昭和10)年に
このほど、第71期(H27.10.1~同28.9.30)の連結決算を発表した。グループ全体の売上高は990億4900万円(前期比3.2%増)で3年連続の増収。利益面では、営業利益27億3200万円(同70.8%増)、経常利益29億2200万円(同67.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益13億6800万円(同416.1%増)と大幅な増益となった。 期中、出版事業の売上高は305億1800万円(前期比3.0%増)、2015年に学研教育出版、学研パブリッシング、学研マーケティングの3社を統合した学研プラスで大幅に業績改善。電子・福祉・スクール事業など出版以外の分野が好調で収益性を高めた。 7月22日、東京・品川の本社ビルで行われる株主総会で承認される見通し。
【PR 本紙2月23日号】 有隣堂YouTubeチャンネル人気の秘密/「爆弾級の新しいことしないと書店は沈む」、松信社長の〝決意〟で動画配信 ■「新文化」最新号の1面特集は、【有隣堂YouTubeチャンネル人気の秘密/「爆弾級の新しいことしないと書店は沈む」、松信社長の〝決意〟で動画配信】 有隣堂が運営するYouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」の登録者が21万人を突破した。1日当たり3万人が視聴する人気チャンネルになった。なぜ、こんなにも視聴者が増えたのか--2月24日には、その経緯を綴った書籍がホーム社から刊行される。プロデューサーのハヤシユタカ氏に「書店YouTubeチャンネルの作り方」を聞いた。(本紙・勝本育実) ■最終面特集は、【作家の魅力をいかに引出すか/編集者の仕事:祥伝社・中川美津帆氏】 ソン・ウォンピョンの『アーモンド』は2020年、『三十の反撃』は22年に本屋
先月13日放送のNHKスペシャル『終わらない人 宮崎駿』の番組内で、宮崎駿氏に対して人工知能で作ったCGを見せたところ、「生命の冒涜」だとして激怒されてしまった川上量生氏。 同氏が代表取締役社長を務めるカドカワは、’14年に「ニコニコ動画」で有名なIT企業であるドワンゴと、大手出版社のKADOKAWA(旧:角川書店)による経営統合で誕生した。 以降、積極的なベンチャー企業の買収やネットだけで学べる通信制高校「N高校」の設立を行うなど話題を振りまいている。そんなカドカワの経営状況はどうなっているのだろうか? 決算書を読み解き、最新の数字を追っていく。 最新の四半期決算ではカドカワは増収増益。通期業績予想において、営業利益を31億円から60億円へとほぼ倍額に引き上げるなど、好調ぶりが見て取れる。それを牽引しているのは全社の売上の約半分を占める出版事業である。 ⇒【資料】はコチラ https:/
2016年度の週刊少年漫画誌の裏表紙広告は、Cygamesだけで全体の60.6%を占めていました。 なんと、全193冊のうち、117冊がcygamesのスマホゲームの広告だったのです。 「グランブルーファンタジー」93回、「シャドウバース」19回、「THE IDOL M@STER シンデレラガールズ STARLIGHT STAGE」5回(これはバンナムかもしれんけど、まあcygamesでいいでしょう)。 週刊少年四誌の裏表紙広告を、たった一社で60%以上出稿してたんですね。 特に、週刊少年サンデーは、48冊中45冊がCygamesの広告という突き抜けっぷり。 (ジャンプ:31/48冊、マガジン:35/49冊、サンデー:45/48冊、チャンピオン:6/48冊) なんなんでしょうねえ、これは。 昨年も多かったのですが、今年はもう異次元ですわ。 2015年は、1年で31回だったので、グラブルだけ
Amazonなどで買うときに注意しましょう。 私まとめ人は調査しきれていないものの、近年に新訳・新校訂版で刊行されたタイトルの場合、別ISBNコードが与えられて区別されているようです。
創刊から23年、第一線で業界を牽引してきた王道BL誌 1994年創刊の雑誌『CIEL』が11月30日発売の2017年1月号で休刊となることが、同誌の公式サイトで発表されました。今後は電子雑誌版『CIEL』が来年1月30日に発売予定するようです。 『CIEL』は“BL”がまだ“今のBL”でなかった頃から、第一線で業界を牽引してきた王道BL誌。筆者が初めて書店で買ったBL誌は『CIEL』です。 奇数月は『CIEL』、偶数月は『CIEL TresTres』を読んで日々の活力をもらっていました。 中村春菊先生や高永ひなこ先生、あべ美幸先生、夏水りつ先生…『CIEL』で出会った作家さんの作品は今でも必ず「作家買い」しています。BL人生の基盤を作ってくれた思い出深い雑誌『CIEL』。休刊してしまうのは寂しいですが、今後は電子雑誌版になるとのこと。近年電子書籍を利用する人が増えているようなので、これを機
東京商工リサーチなどによると、岩波書店の書籍を中心に扱う「岩波ブックセンター」(神田神保町)を経営していた信山社が、11月25日付で東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債総額は約1億2700万円。 2000年設立。同社が経営する岩波ブックセンターは、人文・社会科学系の専門書、新書、文庫など、岩波書店が刊行する書籍の大部分を取り扱い、書店が集中する神保町のランドマークとして知られていた。岩波ホールが入居する岩波神保町ビルに隣接しているが、岩波書店との資本関係はない。 だが、今年10月に同社代表取締役の柴田信会長が死去。事業継続が困難になり、11月23日から休業していた。 関連記事 哲学書「精神と自然」の新思索社、破産決定 哲学書「精神と自然」など専門書の出版で知られる新思索社が破産開始決定を受けた。 取次準大手・栗田出版販売が民事再生申し立て 負債135億円 出版取次で準大手の栗田出版
先週、編集者の方から「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか?」のさらなる増刷が決まり、ついに目標だった10万部を超えたという知らせを受けました(ちなみに、これは紙の書籍の数字で、Kindle などの電子書籍の読者数は含まれていません)。 私は、この本の前にも「エンジニアとしての生き方」「おもてなしの経済学」などの書物を幾つか書いてきましたが、労力の割には売れる数が少ないので(5000千部から1万部)、「もう書物は書かない」と一度は心に決めていました。 しかし、去年の末に「編集エージェント」という出版社から独立した形で書籍の企画・編集をしている方から声をかけられ、「必ずベストセラーにしてみせる」と説得されて書いたのが「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか?」なのです。 最初は「彼に会うこと自体が時間の無駄かも知れない」と思っていたのですが、彼のロジックにとても説得力があったです。 そのロジックと
このほど、雑貨チェーンのロフトとアニメ・コミック専門店「アニメガ」について店舗共同開発を行っていくことを決めた。店舗のレイアウトからゾーニング、新商材の開発、イベント開催を2社で行う。まずは11月中旬、京都・中京区にある京都ロフトに「アニメガ京都ロフト店(仮)」出店、2018年末までに20店舗をつくる計画だ。今後はロフトがもつ店舗ノウハウや催事企画を踏襲して、多岐にわたる情報発信に努めていく。文教堂グループホールディングスは11年から、「アニメガ」の出店に着手し、すでに30店舗を出店している。
文教堂グループホールディングスはこのほど株主総会を行い、2016年8月期(H27.9.1~同28.8.31)決算を確定した。売上高は321億5500万円(前年比3.5%減)。利益面では、営業損失8500万円(前年は3億9900万円の損失)、経常損失は7200万円(同3億8600万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は3億3100万円(同5億5300万円の損失)を計上。営業・経常ベースで3億円以上改善したが、赤字となった。 なお、17年度8月期の業績予想は、売上高310億円(同3.6%減)、営業利益1億6000万円、経常利益1億8000万円、同当期純利益1億円と発表した。
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