東浩紀(あずま・ひろき)/1971年、東京都生まれ。批評家・作家。株式会社ゲンロン代表。東京大学大学院博士課程修了。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。93年に批評家としてデ… 続きを読む
![東浩紀「倒閣運動では森友事件の問題解決にならない」 | AERA dot. (アエラドット)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/504ba9b34be49a17281b588069f1d5a8f6e51076/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Faeradot.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2F7%2F1200xm%2Fimg_17d25e052f94542e409afec05f536c1159267.jpg)
元横綱・日馬富士の暴行問題や、九州場所千秋楽での横綱・白鵬の言動を問題視した日本相撲協会は30日午後、東京・両国国技館で開いた定例理事会で一連の騒動について議論した。 続きを読む
18歳人口の減少はどんな大学にとっても脅威だ。2030年代には私大の4割が消滅するとみる識者もいる。だまっていれば、沈んでいく一方だ(撮影/写真部・片山菜緒子)この記事の写真をすべて見る 「地域活性化の中核」を目指す国立大学の「査定」表[運営費交付金の再配分率](AERA 2017年11月27日号より) 18歳の人口の減少が始まるとされる2018年。どの大学にとっても脅威だが、国立大学のなかではとりわけ教員養成系の大学が苦境にたたされている。生き残るためにはどうすればいいのか。 【「地域活性化の中核」を目指す国立大学の「査定」表はこちら】 文部科学省は2016年度から、全国に86ある国立大に改革を促すため、収入の柱である「運営費交付金」の一部について、傾斜配分制度を導入した。 各大学は、文科省が示した「世界最高水準の教育研究」「特定の分野での世界的な教育研究」「地域活性化の中核」という三つ
福岡空港に到着した日馬富士=21日午後5時46分、福岡市博多区、堀英治撮影 (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 九州場所会場の役員室を出る貴乃花親方 (c)朝日新聞社 福岡国際センターに入る伊勢ケ浜親方(中央)=17日午前10時21分、福岡市博多区、加藤諒撮影 (c)朝日新聞社 日馬富士暴行事件を巡って22日、日本相撲協会役員室に呼び出され、弟子の貴ノ岩への聴取協力を要請されたにも関わらず、「お断りします」ときっぱり拒否した貴乃花親方(元横綱)。 【九州場所会場の役員室を出る貴乃花親方…】 八角理事長(元横綱・北勝海)率いる日本相撲協会と決裂した格好だが、その真意は何なのか。 報道陣の取材に頑なに沈黙する貴乃花親方だが、その有力後援者がこう代弁した。 「貴乃花親方、貴ノ岩は被害者なのに、ここまで批判されるのは、的外れだと思います。ビール瓶か、手で殴ったのかは別にして、実際に暴行があ
憲法改正をめぐってすきま風が吹く山口那津男公明党代表(左)と安倍晋三首相 (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 総選挙に圧勝し、悲願の憲法改正に向けて準備を進める安倍晋三首相。そこに強力なブレーキをかける政治家があらわれた。公明党の山口那津男代表だ。 山口氏は12日に放送されたラジオ番組で、憲法改正の発議には衆参両院で3分の2以上の賛成が必要なことを踏まえ、「それ以上の国民の支持があるくらいの状況が望ましい」と述べた。過半数の賛成で改正が決まる国民投票でも、3分の2以上の賛成が見込めなければ改憲案に反対することを示唆したものだ。 同党で憲法調査会長を務める北側一雄衆院議員も歩調を合わせている。10日には、憲法改正の具体的な内容について「事前に与党協議をする類いの話ではない」と述べ、改憲案を事前に与党間で取りまとめることを否定した。 公明の現役幹部が安倍首相を次々にけん制したことに、驚
9月29日の会見で運命の「排除」発言をした小池百合子氏(撮影・小泉耕平)この記事の写真をすべて見る 10月22日投開票の衆院選は、鳴り物入りで登場した希望の党のまさかの大失速により、与党の圧勝となる展開が各社の世論調査で予測されている。 希望の命運を決めた決定的な瞬間と指摘されているのが、9月29日の会見での小池百合子東京都知事の〝排除発言〟だ。 民進党からの合流組の一部を「排除いたします」と笑顔で言い切った姿がテレビで繰り返し報じられると、小池氏や希望の党のイメージは一気に悪化してしまった。 小池氏自身も10月13日に出演したテレビ番組で「きつい言葉だった」と悔やんでいる。 小池氏から「排除」発言を引き出す質問をしたのは、『検証・小池都政』(緑風出版)などの著書があるフリージャーナリストの横田一(はじめ)氏だ。 当日のやり取りをこう振り返る。 「いつも厳しい質問をするためか、会見で手を挙
東浩紀(あずま・ひろき)/1971年、東京都生まれ。批評家・作家。株式会社ゲンロン代表。東京大学大学院博士課程修了。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。93年に批評家としてデビュー、東京工業大学特任教授、早稲田大学教授など歴任のうえ現職。著書に『動物化するポストモダン』『一般意志2・0』『観光客の哲学』など多数この記事の写真をすべて見る たしかに民進党はこの1年迷走を続けていたが…(※写真はイメージ) 批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。 * * * 9月28日、民進党が希望の党への合流を決め、事実上解体した。10月3日には合流を拒否するリベラル派が新党を結成した。前身の民主党から数えれば20年以上の歴史をもち、衆院で90人近い議員数を確保していた巨大な野党が消滅したことになる。 たしかに民進党はこの1
AERA創刊2000号 時代を歩く AERAは今年創刊35周年、11月20日号で通巻2000号を迎えました。 さまざまなニュースから社会を読み解き、AERAは時代と共に歩んできました。 2023年のいま、私たちは未来をどう歩くのか。一緒に考えてみませんか?
著者:古賀茂明(こが・しげあき)/1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部卒業後、旧通産省(経済産業省)入省。国家公務員制度改革推進本部審議官、中小企業庁経営支援部長などを経て2011年退官、改革派官僚で「改革はするが戦争はしない」フォーラム4提唱者。元報道ステーションコメンテーター。主著『日本中枢の崩壊』『日本中枢の狂謀』(講談社)など。「シナプス 古賀茂明サロン」主催この記事の写真をすべて見る 加計学園問題で一躍注目を浴びることになった国家戦略特区諮問会議とその下にあるワーキンググループ(WG)。諮問会議の議長は安倍晋三総理だが、民間議員やWG委員には、竹中平蔵氏をはじめ、小泉純一郎内閣の時から自民党政権のブレーンを務めているバリバリの政策通が名前を連ねている。 加計学園獣医学部の新設が認められた経緯を見ると、疑惑だらけと言っても良い状況だ。加計孝太郎理事長と安倍総理、萩生田光一官房副
中川俊直 (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る パーティの案内状 深く反省した言葉がつづられている 愛人との不倫トラブルで警察沙汰となり、経済産業政務官を辞任し、自民党を離党した中川俊直衆院議員が、8月23日に都内のホテルで2万円の会費をとって「お詫びと再起の会」と題した政治資金パーティーを開くという。 【写真】パーティの案内状はこちら 本誌が入手した案内状には中川氏のサインの入ったお詫び文も添えられていて「深く深く反省し、心よりお詫び申し上げます」「過去を変える事はできませんが、未来と自分は変えられる」などと書かれている。 パーティー会場は東京都千代田区のホテルニューオータニの「鳳凰の間」。開始は午前8時で「中川俊直モーニングセミナー」と題されている。 案内状には<なお当日は、経済学者、政策工房会長の高橋洋一先生(元財務官僚)が応援に駆けつけてくださります>とも記されていた。会の開
「ポスト安倍」をめぐる人脈図(週刊朝日 2017年7月21日号より)この記事の写真をすべて見る 大惨敗に終わった都議選以来、「安倍一強」が音を立てて崩れだした。これまで沈黙を貫いてきた有力派閥が次の総裁選に向け、候補擁立に蠢きだし、「安倍おろし」のシナリオを画策しはじめたのだ。 自民党が歴史的惨敗を喫した都議選から2日後の7月4日夜、都内のホテルで田中角栄、竹下登両元首相の派閥の流れをくむ額賀派のパーティーが開かれた。 額賀福志郎会長は「安倍政権を支える」と冒頭、淡々と述べたが、これには裏があった。 その後、非公開で行われた派閥結成30周年記念と銘打った会合では、「安倍首相に対するぼろくそ批判の嵐」(出席者)だった。 出席者によると、津島雄二元厚相は「安倍さんの経済政策では、日本の財政再建ができるわけがない」と反発、幹事長経験者からは「安倍3選は絶対に阻止する。調子に乗りすぎだ!」と過激な
加計学園とは30年の付き合いだという岡山1区選出の逢沢衆院議員 (C)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 加計学園(岡山市)の獣医学部新設の舞台である愛媛県今治市では、「三つの爆弾」が炸裂寸前だ。 最初の爆弾は192億円にのぼる総工費で、うち県と市は96億円を補助金で負担することになっている。 6月21日に今治市議会に提出された資料によると、総工費のうち、大学施設などの建設費用は148億円。坪単価は約150万円だ。これが相場より高いのだという。「今治加計獣医学部問題を考える会」の村上治氏は言う。 「大学病院の建設費用の相場は、坪単価87万円。加計学園の獣医学部はそれに比べて7割以上高い。しかも、市は補助金の決定通知を3月末に出しているのに、最近になってようやく建設費用の根拠を計算し始めました。普通ではありえません」 獣医学部の設計と工事監理は、加計学園のグループ企業であるSID創研が請け
加計学園問題で、田中真紀子氏が沈黙を破った。安倍自民党に敗れた民主党政権最後の文部科学相が、安倍晋三首相に「もう限界」と退陣を迫る。 続きを読む
「週刊朝日」6月23日号で、加計学園問題以外でも、官邸による天下り問題の“隠ぺい”などがあったことを明かした前川喜平・前文科事務次官。安倍首相肝いりの『明治日本の産業革命遺産』で… 続きを読む
安倍政権は「怪文書だ」「確認できない」と言い続けた文部科学省の「内部文書」について6月9日、ついに再調査すると発表した。岩盤を動かした前川喜平・前文科事務次官に対し、3時間に及ぶ… 続きを読む
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