レイクタウン特集の二店目は、未来屋書店です。未来屋について取り上げるのは初めてですね。実は店舗数でいうと150店舗以上あって、日本を代表する書店チェーンの一つではあるんですが、そんなにあるわりにはそうした印象が薄いです。「新文化」にまで「究極の金太郎飴」書店と呼ばれているぐらい、各店舗に個性的な特徴がないのが逆に未来屋書店の特徴となっています。 で、この越谷の店も、他の未来屋と何が違うのか?と聞かれると、いやまあ特に変わったところはないと思います、というのが結論でしょうか。強いてあげれば、お隣にあるタワーレコードと売場がつながっている、ぐらいでしょうか。でも中で通路がつながっていて単に壁がないだけだからなぁ。 それでも「タワレコとつながっている」というのはこの店にとっては大きな売りになっているようで、オープン記念で1000円以上購入した人には「未来屋書店×タワレコのコラボ文庫カバー」という
三省堂、ハリポタをセット割引する 三省堂が、ハリポタを全巻セットで割引販売しているみたいです。 三省堂書店/ハリポタを“セット割引”/3割安で在庫完売めざす(2面) 新文化2008年9月4日号2面 新文化によると、三省堂は、ハリーポッター1巻から7巻を豪華木製BOX(参考URL)に詰めてセットとし、自社独自の値段で販売しているみたいです。価格はセットで\20800。限定300セットです。在庫がだぶついている第4巻と第5巻を謝恩本価格本扱い*1にしています。 このハリポタセットは、普通に揃えると\24855*2になります。三省堂のセット販売価格は\20800ですので、通常の約2割引になります。新文化の記事と計算があいませんがorz 版元の反応 ハリポタの出版元である静山社は、この三省堂セット割引の報道に対して声明を発表し、「謝恩価格本として認めた事実」や「書籍本体の値引きを認めた事実」がない
実は書店で本を注文したことがありません。(書店の皆様ごめんなさい) 理由は色々あります。以前は神田村に勤めていたので、読みたい本はすぐに買えたから。書店営業中に見つけた面白い本はその場で買ってしまうから。少し変わった本は大型書店で買ってしまうから。でも一番大きな理由は「いつ入荷するかわからないから」。 おそらく取次各社も新倉庫や新システムで対応は速くなっているとは思うのですが、毎月何軒か「客注が入ってこないのですが」という書店からの電話を受けるたびに本当に改善されているのか疑問に思うことがしばしばあります。 現在小社では委託倉庫から月・水・金の週三回の取次搬入。これは一般的な回数だと思いますが、取次から書店への搬入には現在どのくらいかかっているのでしょうか。もちろん大型店とチェーン店と街の本屋さんでは違うでしょうし、取次にもよりますが…。 「ご注文の書籍は1週間から10日かかります(場合に
取次大手のトーハンが8月に出版した『書店経営の実態』(平成20年度版)によると、2007年度(07年4月~08年3月)の書店の売上高伸長率の平均がマイナス4・4%と、13年連続でマイナスだったことがわかった。前年度はマイナス2・2%で、さらに深刻化したことになる。書店へのアンケートでも、書店経営の先行きについて「下降」すると答えた書店が75・4%と、前年度の65・8%を上回った。 調査対象は、トーハンと取引のある全国の書店(142企業417店舗)で、今年1月から6月の間に実施した。
小学館が今秋から、同社の書籍を販売する書店が取引条件を選ぶことのできる試みを実施する。現状の出版業界では出版社が価格を拘束する再販制度の代わりとして、書店に返品を認める「委託制度」が一般的になっている。しかし、返品自由という理由から4割近くの返品率が常識になっており、出版不況の主な原因とも言われていた。 今回、委託制度の代わりに選択できるようになるのは、返品なしの買いきりにする代わりに高い利益率が保障される「責任販売制」。これまで2つの制度を選択するようになるには技術的な課題があったが、取引条件を識別する「RFタグ」の開発により、選択が可能になった。 同制度は11月に発売予定の『ホームメディカ 新版・家庭医学大事典』に採用され、今後は他の書籍、他の出版社にも呼びかけていくとのこと。 (情報元:asahi.com)
追記:洋販システムサービスなる壮大な誤字を訂正orz 洋販が自己破産しました。お疲れ様でした。グループ会社の洋販ブックサービスは民事再生法を適用し、ブックオフの支援を受けて頑張る模様です。 本件、少し整理してみましょう。自己破産直前の状態を図にしてみました。おそらく、あってるはず。 追記:青山ABCって変な記述ですね。画像を直すのが面倒なので、このままでいきます。ご了承下さい。 組織構成は、純粋持ち株会社「インターカルチュアルグループ」の傘下に、洋書卸売り業「日本洋書販売」と、書店事業「洋販ブックサービス」がいる体制でした。また、本の流れは、洋書を洋販から、それ以外を大阪屋から仕入れていたみたいです。 このような状況下で洋販ブックサービスを支援すると、ブックオフは2つ美味しいものが手に入れる事ができます。それが「都市型」「駅前型」店舗のノウハウと、取次との繋がりです。 1.「都市型」「駅前
賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】 以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。 優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。…
TDB企業コード:985681760 「東京」 日本洋書販売(株)(資本金15億3786万円、東京都港区元赤坂1-1-8、代表軒野仁孝氏、従業員52名)は、7月31日に東京地裁へ自己破産を申請した。 申請代理人は、村上寛弁護士(東京都千代田区丸の内2-2-1、電話03-5224-5566)。 当社は、1953年(昭和28年)11月に洋書の卸販売を目的に設立。洋書輸入販売業界ではトップクラスの実績を有する業者で、「NEWSWEEK」「TIME」など有名雑誌をはじめ、「ハリーポッター」シリーズなど一般書籍、専門技術書など幅広く扱っていた。米英など英語圏を中心に、独仏伊など約20ヵ国約150社と取引関係を有し、取次業者、書店、百貨店などの販路を有していた。「洋書はYOHAN」のブランドも確立され、92年9月期には年売上高約96億3800万円を計上していた。 2003年6月には同業
7月31日午前5時すぎ、書店など日本洋書販売(以下、洋版)の取引先にNECリース(株)から昨年6月27日、洋販からNECリースに債権譲渡され、売掛け債権の取立てを洋販に委任、そして今日7月31日付けで取立て委任を解除したことがファックスで通知された。要はNECリースにお金を支払ってください、ということである。 その約4時間後の午前9時すぎ、洋販が自己破産申請、洋販ブックサービスが民事再生手続き開始を東京地裁に申し立てた。洋販は洋書の取次会社、洋販ブックサービスは青山ブックセンターと流水書房を運営する書店である。 今回、噂は少し前から私の耳に届いていたが、書店では7月末がXデーとするとして当月に返品しても入帳されず、そのまま債権者となり損をする可能性が高かったことから、傍観する以外に手がなかった。これまでの出版社倒産であれば、時限爆弾を人に投げるように返品していたが、それができないジレンマを
古書の棚(手前)が新刊と同じ売り場に並ぶ。商品回転率はよく、月に2〜3回補充するという=三省堂書店神保町本店 新刊書店が古書を販売する動きが目立ってきた。絶版や品切れの希少本を並べるだけでなく、読み終わった本を店頭で買い取る新刊書店チェーンも出ている。本離れやインターネットの普及などで出版市場が縮小し、本の“寿命”も短くなる一方。新刊だけにこだわっていては、客が求める品ぞろえを提供できない、という事情もあるようだ。(海老沢類) 三省堂書店神保町本店(東京)は、昨年10月からSF限定で古書専用棚を設けている。「坪当たりの売り上げは新刊書の1・5倍。コアなファンが多く、集客増にもつながっている」。手塚幸弘・社長室長は上々の手応えに目を細くする。 古書の棚はSFの新刊が並ぶすぐ横にある。古書サイト「スーパー源氏」を運営する紫式部(横浜市)の協力で、絶版・品切れの古書約200冊をそろえ、1冊数百円
書店は営利企業 書店は営利企業です。たまに「文化の担い手」なる怪しい皮を被りますが、本を売ってお金儲けをする組織です。当然、営利企業である書店は、日夜必死に売上げを向上させようとしています。今回のエントリーは、そんな売上げから書店を見ていきます。 単に「これが売上げTOP5だよー」と順位を上げても面白くありません。そこで、まずは皆さん、自分なりのTOP5を頭に描いて下さい。やはり紀伊國屋ですかねー、大変そうな丸善ですかねー、ジュンク堂も捨てがたいですよねー、三省堂もいいですよねー、チェーン店NO,1の文教堂なんかもどうですかねー。 さて、自分なりのTOP5は作れましたか?では解答に移ります。 書店売上げTOP5 これが書店売上げTOP5のグラフです。なんとなくジュンク堂を入れたかったのでTOP6になっちゃってます。 参考1*1 参考2*2 注1*3 注2*4 順位は以下の通りです。 1位:
はじめに やるおで学ぶ書籍責任販売制(その1) - 60坪書店日記の続きです。週末とか言いながら、火曜日です。 私の元バイト先がSCM契約を結んでいなかったので、ここから先は実体験に基づいていません。プレスリリースや資料を参考にしていますが、間違っているかもしれません。そこんとこご了承下さい。現役の方、ご指摘いただければと思います。 また、最後のTSUTAYAは資料からの推察です。予めご了承下さい。 1.従来の販売方法の不満点 やるお書店 ノ L____ ⌒ \ / \ / (○) (○)\ 欲しい本が欲しい冊数入荷しないお! / (__人__) \ 頼んでも調整されちゃうから、 | |::::::| | 吹っかけて注文するしかないお! \ l;;;;;;l /l!| ! / `ー' \ |i /
「やるおで学ぶ」方式を1回やってみたかった。文章と絵はどちらがより伝わるか等々。非常に極端な例かつ色々端折りましたが、大筋は合っていると思います。 その1で今の販売方法をざっくりおさらいし、その2で責任販売制の話になります。日販のSCM銘柄やTSUTAYAの思惑、責任販売制の今後の動向などに触れる予定。時間が出来たらまじめな文章のエントリーを書くかもしれません。肝心のその2の更新は来週末になるかと思います。 だめだAA崩れるし、収まらないorz 【従来の販売方式】 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; :::::....../| ̄| ̄
賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】 以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。 優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。…
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