立場の異なる人と一緒に仕事をしなければならないとき、身構えてしまったり、相手の様子を探ったりしがち。でも、相手の心を開いて、すっと打ち解ける人を見たことがないだろうか? 「人懐っこい」の一言で片付けることもできるが、そこには何かしらのスキルがあるはずだ。 3回の船外活動など、昨年のISS長期滞在中に数々の偉業を達成した”日本のスター”、星出彰彦宇宙飛行士は、そんなスキルを持つ人だ。 宇宙飛行士にもさまざまなタイプがいて、中にはプライドが高く近寄りがたい人もいる。だが星出は、たとえば認定前の新人インストラクターがいると、「新しい方ですよね? 星出と申します」と、”スター”自ら気さくに話しかけて、心の距離を近づける。 宇宙関係者だけでない。この記事の取材時のこと。まず「昨日の講演会、来て下さってありがとうございます」とぺこりと頭を下げられ驚いた。客席は暗かったはずだし、数百人の客がいたのに。だ
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