カンプ・ノウに乗り込んだレアル・マドリー監督モウリーニョが選択したのは、バルセロナのパス回しを高い位置で阻み、攻撃を仕掛けるという“いつも通りの戦い方”だった。 しかし、その狙いは完全な失敗に終わった。 高い位置からボールを奪いに来るレアルに対し、狭いスペースでも正確にボールをコントロールするためのステップと次のパスコースを生み出すポジショニングを絶えることなく高精度で続けていくバルセロナ。 普段以上にそれぞれの距離を縮めて複数の選手がボールにアタックしようとするレアルだが、ボールを持った選手とそこからパスを受ける選手、そしてその選手からパスを受ける3番目の選手までをカバーするための連動性は持っていなかった。さらにレアルが高い位置からボールを奪おうとしたことによって、バルセロナは狭いスペースで細かくパスを動かした後に逆サイドへと大きくボールを動かすためのスペースを手にすることとなった。そし
シャビ:「歴史に残る指揮官はペップ」2010年11月29日23時12分 / 提供: バルセロナMFシャビ・エルナンデスが、29日のクラシコを前にフランス『レキップ』のインタビューに応じた。バルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督とレアル・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督の違いについて問われた同選手は、グアルディオラ監督は歴史に残る指揮官だが、モウリーニョ監督はそうではないと話した。 「モウリーニョのことは尊敬している。でも僕にとって歴史に残る監督はグアルディオラ、サッキ、クライフみたいな人たちなんだ。ファーガソンも当てはまるね。彼らは新たなシステムを構築し、多くのタイトルを勝ち取った」 モウリーニョ監督が率いた昨季のインテルはチャンピオンズリーグ(CL)を制覇したが、人々の記憶に残らないチームであったともコメントした。 「インテルはCLに優勝した。あのチームには素晴らしい選手たちがいる
29日のレアル・マドリー戦で、5−0と圧勝したバルセロナ。伝統の一戦「クラシコ」で完勝したバルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督は、試合後に次のように語った。 「我々に道を示してくれたレシャックとクライフにこの勝利を捧げる。これは、この15年間、このプレースタイルを信じ続けた人たち全員の勝利だ。下部組織の選手たちを重用してこれだけ勝利を収めるクラブは、世界のどこにもないだろう。確かに、これは一つの試合でしかなく、勝ち点3というだけに過ぎない。だが、こういった形での勝利は、ずっと長く残されていくものだ」 また、2得点を挙げたFWダビド・ビジャは、このようにコメントしている。 「バルセロナは好むプレーをして、確実に上回っていた。レアルは何をすべきか分かっていなかったね。僕らは中盤を支配した。僕らのチームの強みだ。これで僕らは2ポイント上回った氏、うれしく思っているよ。でも、このまま仕事を続
29日にアウエーで行われたバルセロナとの“エル・クラシコ”(伝統の一戦)で0−5の大敗を喫したレアル・マドリーのジョゼ・モリーニョ監督は、試合終了後の記者会見で、この敗戦があくまでシーズン中の1敗に過ぎないことを強調した。 「最高レベルのプレーをピッチで披露したチームと、まったく逆の姿を見せたチームの差が結果として現れた。とはいえ、これはシーズン中の1敗にすぎず、“屈辱”や“挫折”を意味しているわけではない。前節までは、われわれが勝ち点1ポイント差で首位に立ち、今は勝ち点2ポイント差でバルセロナを追う形になっただけの話だ。これまで何度も言ってきたように、バルセロナはすでに完成されたチームであり、われわれレアル・マドリーがその領域に達するまでには、まだ長い時間を必要とする」 さらにモリーニョ監督は、インテルを指揮してバルセロナを下した昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)を引き合いに出
29日に行われたリーガエスパニョーラ第13節、バルセロナ対レアル・マドリーの一戦は、ホームのバルセロナが5−0と圧勝した。試合後、レアルのジョゼ・モウリーニョ監督は、大敗について次のように話している。 「屈辱ではない。だがもちろん、私のキャリアで最悪の敗北だ。私は0−5で負けたことなどなかった。悔しさが残る結果だが、それを消化するのは簡単だよ。尾を引くことはないからだ。片方のチームは最大限のプレーをした。もう片方はとても悪いプレーをした。彼らにとってふさわしい勝利だったし、我々にとって妥当な敗北だったよ」 「しかし、何も変わることはない。リーグ戦は拮抗したままだし、最後までそれは続くだろう。最初の2ゴールを喫したところで、我々は笑いものにされかけた。バルセロナは、自分たちが完成した製品であることを示したよ。我々はまだそうではない。ここまでに良い試合もやってきたけどね」 「土曜を待つのではな
カンテラ出身選手が活躍するクラブとして世界的に注目されているバルサ。毎試合、レギュラーメンバーに5人から多い時には8人もの選手がカンテラ育ちという試合もあるが、リーガにはバルサ以外にもカンテラから選手引き上げに成功しているクラブが多くある。 一番の利点はもちろん高い移籍金を払わずにチームを強化できることだ。多くのクラブが財政難で大型補強が出来ないと言う状況で、選手を下から育てるのは今後もクラブ経営上でも大事な要素となる。バルサ以外でこうしたカンテラから選手を多くトップに上げているのが、ビジャレアル、エスパニョール、R・ソシエダ、そしてバスク人で構成されるアスレティック・ビルバオだ。 ビジャレアルは、ビジャレアルBから昇格したガリド監督就任以降も多くのカンテラ選手をトップ昇格させている。カソルラ、ブルーノに加えムサッチオ、ダビド・フステルなど着々とトップに選手が昇格している。また、現在CL圏
チェルシーは、カルロ・アンチェロッティ監督が今季限りでクラブを去った際に、バルセロナのペップ・グアルディオラ監督を次期監督候補として招聘したい意向であることがわかった。 英テレグラフ紙が報じたところによると、チェルシーは今季限りでの辞任を表明したスポーツディレクター、フランク・アルネセン氏の代わりにバルサの元フットボールディレクター、チキ・ベギリスタイン氏の招聘を画策しており、ベギリスタイン氏を通して今季限りでバルサと契約の切れるグアルディオラ監督との契約にこぎつけたいと考えているというのだ。 ベギリスタイン氏に近い筋からの話では、同氏はすでにチェルシーのオーナーであるロマン・アブラモヴィッチの代理とは顔を合わせており、アルネセンの後任に就くこと、そして特に、グアルディオラ監督と再び組むことに積極的であるという。 アブラモヴィッチ・オーナーはバルセロナのような魅力的なサッカーで世界を制覇す
ついにクラシコまで残り1日。両チーム選手の比較、コメントが連日スポーツ紙を賑わしているが、練習時間にも気を遣っているのがバルサだ。前日練習を11時にプランニングしていたバルサは、18時開始に突然変更。しかも練習場ではなく本番の舞台カンプ・ノウでの完全非公開で行うことを決定した。 一方のR・マドリーは、16時にバルデベバスで練習開始。練習後にバルセロナへと移動することになっている。グアルディオラ監督が練習時間を変更したのは、前日の両監督による記者会見が関係しているようだ。先に練習を終えることになるR・マドリーのモウリーニョ監督が先に試合前日の記者会見に臨むのだ。 それを聞いた上で質問に応じることができるグアルディオラ監督。クラシコ直前の心理戦が一つの記者会見にまで至っている。モウリーニョ監督が何を話すのか。そして、それに対応するグアルディオラ監督。まずは監督同士の記者会見での一騎打ちからクラ
R・マドリーが、バルサで最も恐れているのがメッシだ。スポルト紙のデータによるとこれまで8試合のクラシコを戦ってきたメッシはなんと7ゴールを記録。2005年11月19日にトップチームでクラシコデビューを飾ったメッシ。最初のゴールは2007年3月10日、地元観客が見守るカンプ・ノウだった。 なんとメッシはこの大一番でいきなりのハットトリック。バルサが後手に回る手こずった試合でメッシがチームを救った。結果は3-3の引き分け。なんとか勝ち点1をホームでもぎ取ったバルサ。メッシだけが目立った試合となった。 その劇的な対R・マドリー戦デビュー以降、メッシがクラシコでノーゴールに終わった試合は2試合だけという記録が残っている。記憶に新しい2008-2009シーズンのサンティアゴ・ベルナベウで行われた2-6の試合では2ゴール。昨シーズンも敵地で1ゴールを挙げている。クラシコの通算個人成績は、宿敵相手に5勝
バルセロナのファンであるスペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、29日に行われるレアル・マドリーとのクラシコに向け、まったく疑いを抱いていないようだ。同首相は「月曜は我々が4−2で勝つ」とコメント。カタルーニャのラジオ『RAC1』の中で、次のように話している。 「試合を見ることはできないんだ。EUとアフリカの会合を準備するディナーがあるからね。ゴールが決まるたびにメールで教えてもらいたいな。バルセロナはサッカーのインテリジェントなところを愛し、育んでいる。そしてサッカーをシンプルな接触プレーのスポーツ以上のものとしているんだ。バルサのプレーは時折、チェスを思い起こさせるね。今のスタイルはスペクタクルであり、国際的にバルセロナやカタルーニゃにとってこの上ない宣伝となっている」 レアルについては「客観的になり、彼らに素晴らしい攻撃力があることは認める必要がある。バルサにとってハード
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く