【カイロ和田浩明】ノルウェーで22日起きた連続テロで、欧米メディアが当初、イスラム過激派の犯行を疑う報道を繰り広げたことに対してイスラム圏で反発が出ている。欧州では過去にイスラム過激派が関与した大規模テロがあり、今回も過激派ウェブサイトに「犯行声明」が一時、掲示された。だが、逮捕された容疑者はノルウェー人の男で、反イスラム的な考えを持っている可能性も浮上した。 ノルウェーはアフガニスタンに派兵しており、国際テロ組織アルカイダなどが批判してきた。英BBCや米ニューヨーク・タイムズ(電子版)などの主要メディアは、連続テロの発生から数時間の間は「イスラム過激派犯行説」をほのめかす報道ぶりだった。 実際、イスラム過激派のサイトには「今回の攻撃はアフガン駐留が理由だ」などとする犯行声明の体裁を取った文書が一時、掲示された。サイトにはテロを称賛する多数の書き込みも行われた。 しかし、逮捕されたアンネシ
【ロンドン=木村正人】アンネシュ・ブレイビク被告がイスラム教に反感を持ち、反移民を唱える極右国粋主義思想だったことが同被告のネットへの投稿から鮮明になっている。欧州ではイスラム系移民の過激化が懸念されているが、今回の事件は極右テロが発生する危険性に警鐘を鳴らした。 現地からの報道などによると、同被告はノルウェー皇太子と同じ小学校に通い、15歳のとき、プロテスタントの洗礼を受けた。同級生によると、同被告は中・高校時代にノルウェー社会と若いイスラム系移民との摩擦について論文を書き、ネオナチの集会に出席していた。
2006年5月16日 田中 宇 記事の無料メール配信 2001年9月11日にニューヨークとワシントンで起きた同時多発テロ事件(911事件)の中心的な犯人は誰かと言えば、一般的に期待される答えは「オサマ・ビンラディン」だ。日本の新聞報道的に書くなら「ビンラディン容疑者」である。アメリカ連邦政府の捜査機関であるFBIは、ビンラディンを911事件の主犯とみなし、行方を追っているはずである。 ところが、FBIのウェブサイトを見ると、奇妙なことに気づく。FBIのサイトには「最も重要な10人の指名手配犯人」(Ten Most Wanted Fugitive)というコーナーがあり、ビンラディンも10人の中に入っている。1957年にサウジアラビアで生まれ、テロ組織「アルカイダ」の指導者をしていると紹介され「逮捕につながる重要情報を提供してくれた人には、アメリカ国務省から最高2500万ドルの賞金を出す。アメ
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