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ブックマーク / tamanoir.air-nifty.com (25)

  • 遺言は書くな! - 大蟻食の生活と意見

    今日は遺言の書き方のレクチャーである。筆者は一昨年十一月、父を亡くしたが、その経験に基き、より遺族に負担を掛けず遺志を伝えるにはどうすればいいかを考察しようと言う訳だ。 まず第一。遺言には二種類ある。私的なものと、公的なものだ。 私的なものとは、葬式はこんな具合にして欲しいとか、誰を呼んで欲しいとか、家族仲良く、とか言った種類の、心情的に是非伝えておきたいが特に法的なものとする必要のない種類の事柄である。 では公的なものとは、と言えば当然、相続に関る事柄になってくる。 で、まずはこの二つをきちんと分けることをお勧めしたい。これは実際の経験からのお勧めだ。 家族の一人が死んだ時、まず何が起こるか、皆様想像なさったことがあるだろうか。大切な人を亡くした悲しみは勿論であろうが、もっと散文的なもの。葬式は当然だが、それを支える更に散文的なもの。即ち、銀行口座の凍結だ。都市圏ならこちらから届け出るま

    遺言は書くな! - 大蟻食の生活と意見
    nabeso
    nabeso 2011/09/16
  • 2011.05.26 - 日記

    「十二人の怒れる男」を見た。 当に、喧嘩腰の十二人の男どもが最初から最後まで怒り続ける。強そうな奴はもちろん声と態度で脅すし、弱そうな奴も精一杯暴力的な態度で対抗仕返すし、爺様は爺様で爺様なりに凶暴だし、しかも部屋が滅茶苦茶狭くておまけに夏で暑くて冷房がなくて全員汗塗れという、実に恐ろしい映画であった(脇汗の表現には感心した)。一人は偏見発言が災いし、極めて無惨に隅っこの反省机に追いやられていた。別な一人の息子は親父の凶暴さに呆れ果てて家出しているくらいである。ヘンリー・フォンダの果てまで何となく凶暴なのだから、どのくらい凶悪な雰囲気に包まれた話か推して知るべし、だ。 なもので、説得合戦も、理屈での説得に身体的・心理的圧迫を加えた圧力合戦と化し、抵抗しながらも説得された奴は一々心が折れたような状態になってしまう。実に恐ろしい。最後まで頑張った奴が泣いちゃうのも、台詞でのドラマとは裏腹に、

    2011.05.26 - 日記
    nabeso
    nabeso 2011/06/03
    大蟻食『12人の怒れる男』感想
  • @berohashi氏の質問に答えて - 大蟻食の生活と意見

    稿は@berohashi氏の twitter における質問  «ちなみに『日蝕』はどこがパクリなんでしょうか。「何となくパクリだと思った」ってことでしょうか » に答えてのものである。 以下の表は「鏡の影」第十章から第十五章までのプロットを、「日蝕」全体のプロットと比較したものである。あくまでプロットの流れがほぼ一致していることを示すためのもので、個々の要素を対照した訳ではないので、ご注意いただきたい。重複するモチーフ、記述については註として指摘した。 ページ番号は『鏡の影』講談社文庫版2009、『日蝕』新潮社1998による。 一言お断りしておくなら、プロットの借用自体は格別問題はない。プロットは語られることではじめて作品になるので、別様に語られれば同一のプロットも別の作品となる。従って、そのこと自体は批判に値するとは最初から思っていない。もし新潮社が、十年前に私が公にしたような行為をし

    @berohashi氏の質問に答えて - 大蟻食の生活と意見
    nabeso
    nabeso 2011/03/01
    あら。ついにご本人による『鏡の影』『日蝕』類似問題の解説が
  • 2010.05.15: 日記 引っ越しに伴う書籍整理で気が付いた点について

    引っ越しに伴う書籍整理で気が付いた点について、愛書家の皆さんに注意を促したい。 1. は兎も角重い。引っ越し屋のくれる小さい段ボール箱一つで二十キロ程度になるらしい(運送屋談)。 2. 書棚の収容量は相当なものである。動かしたことのない人はあまり考えたことがないだろうが、高さ百八十センチの書棚四半で、段ボール箱二十箱は軽く越える可能性がある(即ち、四、五百キロにはなる)。 3. 一部書籍以外売却はほぼ不可能。引き受けてもらえたとしても値は付かない。図書館もまず引き受けない。断言しておこう——今や書籍には、持ち主自身にとっての使用価値しかない。 4. ビニールのカバーを被っている書籍のある方、今すぐ取って捨てるべし。十年経つとべたついて始末に負えなくなる。古いものは収縮しての表紙を傷める。プレイアッド版のビニールカバーの場合は湿度を篭らせて体の表紙に水膨れを作る。或いは接触するに張

    2010.05.15: 日記 引っ越しに伴う書籍整理で気が付いた点について
    nabeso
    nabeso 2010/05/21
    ビニールかバーは悪。残す必要なものは電子化。他は知人にまわすと。
  • さて、言いたいことは単純明快だ——「ゴキブリを殺せ」というプロパガンダに相当するのは、陵辱ゲームと規制の主張、一体どちらか。2009.6.3: 大蟻喰の日記

    もういい加減にやめにしようと思っていたのだが、「ルワンダ虐殺のDJ」呼ばわりされては黙っている訳にも行かないので書くことにする。ちなみに『地を這う難破船』氏には常々深い敬意を抱いているし、言論商売人の言論などより一般のブログの方が余程ちゃんとしていると私が確信するに至ったのは、この方を含む何人かのブロガーが一読に値する以上のことを書いているからである。商売人なんて信用しちゃいかんよ、連中、『レイプレイ』問題に関しちゃまだだんまりを決め込んだまんまだろ? この件がどのくらい続くか、どのくらいの収穫の上がる畑か見極めて、事態を左右するには手遅れという段になってから、例によって役にも立たない、故に何を失うこともない、取り敢ず声は上げ続けてるから、という議論で稿料を稼ごうと思案してる最中だからね。そういう姿は教科書問題でとっくり拝ませていただいた後だ。一つ、賭けをしてもいい——この件に関して公のメ

    さて、言いたいことは単純明快だ——「ゴキブリを殺せ」というプロパガンダに相当するのは、陵辱ゲームと規制の主張、一体どちらか。2009.6.3: 大蟻喰の日記
    nabeso
    nabeso 2009/06/05
    ジングォン派にとりこまれてしまった
  • 何か女を痴漢して強姦して孕ませて堕ろさせるゲームが問題になってるらしいんだが。2009.5.14:大蟻喰の日記

    何か女を痴漢して強姦して孕ませて堕ろさせるゲームが問題になってるらしいんだが。 前にも書いたけど、もう一遍書いておく。お前らは地下に潜るべきなんだよ。「ひでえゲーム」と話を振られたら「ほんとひでえよな、よくそんなのやるよ」と呆れてみせながら腹の探り合い、で、家に帰って部屋に籠ってからこっそりやるべきなんだよ。表ででかい声出すんじゃない。恥ずかしいな。何で人目に触れない世界でひっそりと繁栄できないんだ? どうしてまともな世の中に受け入れて貰いたがるんだ? そういうもんじゃないだろ、そもそも。 と言う訳で、官憲には徹底した弾圧を望む。連中、ちょっと揉んでやった方がいい。何かと言うと「表現の自由が」「表現の自由が」って黄色い声張り上げやがって。市場と法律に守られないとエロひとつできんのか。違法なのは恐いっ、無法地帯で怪しいぽん引きみたいな奴を探さないと買えないとかいうの恐いっ、時々中何にも入って

    何か女を痴漢して強姦して孕ませて堕ろさせるゲームが問題になってるらしいんだが。2009.5.14:大蟻喰の日記
    nabeso
    nabeso 2009/05/19
    さすがは、レイプゲス野郎を主人公にした作品をものにしただけあるな。だがいつもより優しすぎる。
  • 2009.5.6 - 日記

    お知らせはぎりぎりまで待とうと思っていたのだが、BK1で刊行予告がされているので。 『戦争の法』文春文庫版が出ることになりました。解説は、復調し次第で結構です、ぎりぎりまで待ちます、ということで伊藤計劃氏にお願いしていたのですが、実現しませんでした。非常に残念です。校了まで一ヶ月しかない段階でお願いできる人が思い当たらなかったので、亭主に頼んで書いて貰いました。つまり解説は佐藤哲也ということになります。 再文庫化自体は喜ばしいことではあるのですが(古書価格を見ると複雑な気持ちになるもんで)、こういう事情なので一抹の悲しさもあります。何と言おうか、もう言葉もない。

    2009.5.6 - 日記
    nabeso
    nabeso 2009/05/07
    復刊おめでとうございます
  • 2009.5.3 - 日記

    ところで早川のStrange Fictionについて、編集側がうっかり信用してはならない人を信用してしまったが故の過誤とは切り離して(その件に関しては既に早川から謝罪を受けている)、客観的な感想を述べておこう。 こうした雑誌の必要性は疑いないところだ。純文学が果たして機能しているかどうかは兎も角として、その枠に収まりきれない——当然内部では評価されない作家が、現実に、存在している。事は所謂SFの側でも同様だ。かつて、SFは先鋭な文学への扉であった(いいや、そんなことはない——と、そうした傾向を代表していたある作家がいうのを聞いたことがある。あれは内部の執拗な嫌がらせに負けず個人的に頑張っていただけであって、日SFが先端の文学に向けて積極的に開かれていたことなんか一度もない、と——とすればその方の偉業に対しては感謝と尊敬あるのみだ)。それだけがSFの魅惑であって、ガジェットにもテクノロジー

    2009.5.3 - 日記
    nabeso
    nabeso 2009/05/04
    あぁ今日も絶好調。
  • 2009.5.3 - 日記

    ああやれやれ、やっと短編終った。拍子抜けするくらい短いけど。 なものでやっと『バーン・アフター・リーディング』を見に行く。実にゾラであった。というか、ゾラの時代に諜報機関があったらこういう話をこういう具合に書いたに違いない、という案配であった。当然、明るく楽しくけたけた笑えるものではない。が、笑える。『金』を読んでひいひい笑ったことのある奴なら(私は当然笑った——普通サッカールに虎の子を預けるか、と言って笑い、おっとり奥さんが一番綺麗に売り抜けてるよ、と言って笑い、サッカールが通った跡に累々と横たわる犠牲者の山に笑い、にも拘らず肝心の事業の建設的な部分だけはちゃんと残るという神の道具ぶりに笑い、またもの大転倒にもめげず次の事業に手を出しているサッカールに笑った。尤も私の脳内じゃサッカールはクロード・ブラッスールからジョージ・クルーニーに化けちゃったし、株式仲買所の脇に住んでいる頭のおかしい

    2009.5.3 - 日記
    nabeso
    nabeso 2009/05/03
    書評する意欲を激減させる恐ろしい宣戦布告文。いいもん読書感想文だもん。(自分の)恥さらしたる
  • 2009.4.25 - 日記

    子供の頃、学校で絵を描かされるのは最大の不愉快であった。まあ、どこまで頑張っても特殊学級行きを勧められるような代物しか描けないことが不愉快の原因の第一ではあったが、原因の第二は、子供心にも首を傾げざるを得ないような教師の偏向にあった。たとえ私が完璧なデッサンを描けたとしても、花丸は絶対に無理だっただろう。何故なら教師御推薦の絵というのは ・水彩ながら絵の具はこてこてに分厚く塗る。筆跡が残るくらいがよろしい。後にはペインティングナイフでなすり付けることが推奨であった。 ・色はひたすらにどどめ色、というか、混ぜて混ぜて灰色・茶色、くらいが望ましい。当然、明度も彩度も限りなく低い。 ・題材は労働者や農民、工場風景が望ましかった。風景画を描く場合も、美しい自然よりは厳しく貧しい自然が御推奨であった。家庭を描く時には、ひたすらビンボーな暮らし向きでなければならなかった。 ・けして、古典主義的な意味で

    2009.4.25 - 日記
  • 佐藤亜紀 日記: 2009.3.29

    ごく一握りの誠実で有能な方を除いて——と言うことにしておこう、皆無と言う訳じゃない——現在日で文芸評論家として活動している人間は、概ね二種類に分けられる。チキンと、無能者だ。まあ文芸評論などというのは小説以上にえないから、出版社のお覚えを損なわないよう、業界の爪弾きにならないようチキン化するのは理解できないこともない。しかし無能者と言うのは! 読解し論じるスキルなぞ努力次第で使える水準まで上げることも出来ように、それを怠っているというのは、これはもう犯罪である。 だから文芸評論は使えないと作家に言われるのだ。チキンや無能者の評論を反省の種にする馬鹿はいない。評論と実作の間の良きフィードバックなぞ、勿論望むべくもない。 では仲俣暁生氏はどちらであろうか。ブログに載せていた2009年のベストを見る限り、チキンであることはほぼ間違いない。立派な御用評論家ぶりだ。ではスキルの方はどうか。 20

    佐藤亜紀 日記: 2009.3.29
  • 2008.3.28 - 日記

    nabeso
    nabeso 2009/03/28
    ブライズヘッドの映像化作品を屑だ見るなとバッサリ
  • 『慰めの報酬』を見て来る。 日記: 2009.2.23

    『慰めの報酬』を見て来る。 どこでだったか、戦時中に悪の限りを尽くしてモラルも神経もぶっこわれちゃった男が、戦後はあのような活動をしてます、というのが007物だ、と書いてあるのを読んだことがある。まあ第二次世界大戦後に限らなくてもかつてイギリスは、モラルも神経もとっくに壊してきました、という連中がアフリカやら中東やらインドやらアフガンやらで、モラルや神経があったらやってられんような活動をお国をバックにやりまくり、国に帰って来ると、人間として壊れてる上になりも振りも構わんおれが掟だ的植民地帰りバッドテイスト(タキシードに付けるカマーバンドってのは、まあ、そういう案配で発生したものです)なのが格好ええ、という伝統の国ではあったが。 いずれにしても、007を007たらしめた条件は既にない、ということはお解りだろう。 だからピアース・ブロスナン版はある意味正しかった。申し分なく007であった。ただ

    『慰めの報酬』を見て来る。 日記: 2009.2.23
  • 私がフェルメール展に行かない理由 - 大蟻食の生活と意見

    いやはや、雑踏や汗ばんだ人の臭気やお喋りの声に揉まれながら、他人の頭越しに覗くようにして絵を見るのは堪忍、と言うのは下劣で粗野で小学生並みのことなんですと。まあたぶん、暑さも人いきれも、絵の前で適当な距離をとって眺めることが出来ないことも全く苦にならないという、大層繊細なお方なんでしょうなあ。何しろ 大勢の見知らぬ人と感動を分かち合いながら観るのって素敵なことだと思うのですけど……今日なんて関西弁やら外国語やらが会場で飛び交いそれはそれは「賑やか」でしたよ。 というお方だから。いやあ、どうやって何を分かち合うの? 人の話に一々聞き耳を立ててるの? そういうことを平気で言えてしまう神経というのは相当に繊細なんでしょうな——絵は静かに口を噤んで見るもの、話すとしても囁き声で短く切り上げて他の鑑賞者の邪魔にならないようにするのが礼儀とは全く考えないくらいに(まあ昨今では、こういうことに気を使う人

    私がフェルメール展に行かない理由 - 大蟻食の生活と意見
    nabeso
    nabeso 2009/02/10
    独り占めは貧乏人にはかなわぬ夢なので、気に入った作品なら少なくとも30分は見られる環境を欲します。はい。若冲展ではそれをやりました。
  • 2008.1.19 - 日記

    べながらつい大河ドラマを見てしまい、あまりのことにムンク化する。出て来る市がニンテンドーなのはまあいいが(つまり武器売ったりアイテム売ったりしていそう)、そこに暴走馬が! あ、やっぱり逃げ惑う人々の間にぼけっと突っ立ってるガキが! 身を挺して救わんとする主人公! ただし設定は未だ半人前なので馬の真ん前でコケてしまう! 迫る暴走馬! するとそこで鮮やかに手綱を掴み、鞍に跨がって馬を静める颯爽たる女子登場! あーあ、最近の男の子ってだめね。 更にむかつきつつ一応お礼を言う主人公に対して。 助けてあげたのって、最初じゃないよ。忘れた? 転校してくるぞ、と亭主が呟いたのはその時であった。で、そう呟いて皿を洗いに去ったのであった。私が寝転がって更に続きを見てると、上杉さんちの宴会で、上の方の養子が舞ったりしている。女子が廊下の隅っこにてんこもりになって、きゃー、すてきー、とか騒いでいる。下の

    2008.1.19 - 日記
    nabeso
    nabeso 2009/01/20
    哲也wwwww.「転校」なんて予想スンなよw
  • 2008.12.2 - 日記

    世の中実にみっともない人がいるもんだねえ、と感心したのは、例の「スターウォーズはギリシャ悲劇級の傑作」の人のことだ。この阿呆な上にも阿呆な賞賛(かつてヒトラー物の映画を見て「あたしがエヴァ・ブラウンだったら……」というヒロインごっこをブログで披露し、死ぬほど笑わせてくれた過去はなかったことにしてあげよう——おいおい、そこで目に星入れてる暇があったら画面ちゃんと見ろ)でお判りの通り、ちょっと気の毒なくらいに映画音痴ではあるのだが(大体、スターウォーズを神作と崇めながら、映画を腐す文句として「ハリウッド映画」を乱用する時点でかなり微妙ではある。あれ以上の糞「ハリウッド映画」はあるまいよ)、何故か映画の近辺をうろつくのが好きだ。で、うろつくついでにこちらの足下にちょろちょろっとおしっこを引っ掛けていかないと気が済まないらしく、その時のネタは決まって「無声映画には音楽が付いていた! なのに音切って

    2008.12.2 - 日記
    nabeso
    nabeso 2008/12/02
    こえーよ。その一方で書評をワクテカして待っている私がいる
  • 2008.11.22 - 日記

    水村美苗はファザコンである、日近代文学は水村美苗にとって理想の父なのだ、「お父様、美苗はお父様のいない世界になんか生きていたくありません」って、いったいあんた幾つだよ——と書こうとしていたら、田舎から連絡が来て、父が急逝していた。享年73歳であった。 昔は、万が一そういう事態が起った時、「おやじっ、何故死んだっ」って暴力焼香((c)織田信長)をしたら顰蹙だろう、とか考えてにやにやしたりもしていたのだが、現実にXデイとして目の前にぶら下がってくると、そういう気持は失せるものだ。第一、叔父や、父と一緒に仕事をしてきた人たちが素早く駆け付け、あまりにも熱心に細心に万事を運んでくれるので、そういう馬鹿娘的悪行を働く隙はなく、結果的に、あんまり役には立たないが真面目な模範的遺族として過ごすことになった。週末の死だったので、土、日、月と三晩、遺体の側で夜明かしして、蝋燭と線香を換えていたのが葬儀の間

    2008.11.22 - 日記
  • 日記: 2007.6.13 新聞の書評で見て、『滝山コミューン1974』を読んでいる。

    新聞の書評で見て、『滝山コミューン1974』を読んでいる。ほとんど終るところだ。ぶっちゃけた話、もっと別な書きようのあるだ。七十年代前半の郊外団地とその政治傾向、日教組系の怪しい教育方針とその影響、その怪しい方針に翻弄されながらも鉄道への愛に目覚め四谷大塚に通う小学生の回想、どれを取っても優に一冊分の量を必要とする内容だ。だが、短すぎる、盛り込みすぎる、が最大の欠陥と言うのは、むしろ天晴れなことだと言わざるを得ない。当時の同級生たちや当のカリスマ教師にも直接取材、というなら、その辺、もっと生な素材を見せていただきたかった気もするが。 私は今、猛烈に怒っている。ちっくしょう、そういう仕掛けだったのかよ、であり、人の貴重な時間を詰らんことのためにくすねやがって、であり(学校なんか行かずに家でピアノ弾いて英語習って、残りの時間読みたいを読みたいだけ読んで過ごしていたら、私はもう少しましな教養

    日記: 2007.6.13 新聞の書評で見て、『滝山コミューン1974』を読んでいる。
  • 12. 嫌がらせの技法 - 文句のある奴は前に出ろ

    From: 田中 上一浪 Date: 29 décembre 2006 22:19:11 HNJ To: monk@zag.att.ne.jp Subject: 批判する時は相手の名前を出すもの? 名前を出さずに批判するというやり方を米は是認していたようだが、こういうのも卑怯である 小谷野敦 名前を出さない事にこだわっているのも理解できない。相手を「エラい書き手」と表現し、「コネ」がうんぬんといっているところをみると、自分は弱者だから弾圧を避けるために匿名の皮肉をとばすしかないとでもいいたいのだろうか。 巽昌章 佐藤亜紀、笙野頼子、殊能将之らはよく相手の名前を出さずに批判することがありますが、自分で卑怯だとは思いませんか。 えー、申し訳ありません。どこからどこまでが何の引用なのかいまひとつはっきりしないのですが、「名前を」から「卑怯である」まではjun-jun1965ことあっちゃんまたは

    12. 嫌がらせの技法 - 文句のある奴は前に出ろ
    nabeso
    nabeso 2007/01/03
    はっはっはっ
  • 11. 平野氏に謝る? - 文句のある奴は前に出ろ

    From: Date: 22 décembre 2006 17:43:25 HNJ To: monk@zag.att.ne.jp Subject: 真実はどうなのですか。 ずばり、平野啓一郎のファンです。 彼の憤りをどのようにお感じですか。 私は作家ではありませんが、少なくとも謝るべきと思いますよ。 今年の締めくくりにふさわしい文句、ありがとうございます。まずはかい摘んだ返答をさせていただきましょう。 1. 彼の憤りをどのようにお感じですか。 何も感じません。気で憤っているとも思いません。誰かに一言弁明しておいた方がいいと言われたからやった、というだけでしょう。内容的にも、「読んだことがない」まで含めて、六年前に新潮社が寄越した内容証明郵便にあったそのままですから、今更何の感慨もありません。 2. 謝るべきだと思いますよ。 迷惑掛けてすいません、と一言謝ってしかるべきは平野氏の方です。悪

    11. 平野氏に謝る? - 文句のある奴は前に出ろ