ニューヨーク(CNNMoney) 米国で、低所得層が収入を超える額のお金を使っていることが分かった。こうした人々は、貯金を切り崩したり家族に依存しているほか、場合によっては借金に頼らざるを得ないのが現状だ。 CNNMoneyが米労働統計局のデータを分析したところによると、下位30%層の年収は、フードスタンプなどの政府補助も含めて平均1万4000ドル(約170万円)。ところが、支出の方は年間2万5000ドル以上(約300万円)と、収入の約1.8倍に上っていることが明らかになった。こうした支出の多くは、家賃、交通費、食費といった基礎的な出費に充てられている。 低所得層には、社会保険で収入を補っている高齢者や、両親に助けを求めることができる学生も含まれている。だが、単純に日々の生活に十分な収入を得られていない低所得層も多い。こうした人々はしばしば、給料を担保にする消費者金融やクレジットカードに頼