タグ

ブックマーク / www.tsugami-workshop.jp (41)

  • 三菱マテリアル社が中国人労務者訴訟団との和解を模索している件について - Tsugami Toshiya's Blog

  • 梶谷先生からいただいたコメントについて - Tsugami Toshiya's Blog

    このブログで以前した拙著への批判への反論に対して、神戸大学の梶谷懐教授が丁寧なコメントをくださったので、コメント返しです。 「超大国・中国のゆくえ4 経済大国化の軋みとインパクト」(丸川知雄教授と梶谷懐教授の共著 東京大学出版会刊)で丸川知雄教授からいただいた拙著への批判に対して、私が拙ブログで反論を試みたところ、今度は丸川教授の共著者である梶谷懐先生がご自身のブログ上で前編、後編の二回に分けて長文のコメントをしてくださった。きちんとしたルールに従って書かれた学者の論文でもない拙稿に対して、丁寧なコメントの労を執ってくださった梶谷先生にまず感謝したい。 梶谷先生からいただいたコメントに対して、改めてコメント返しや釈明をしたい論点は幾つもあるが、以下では3点に絞って書きたい。 (1) 拙著の立場は「清算主義」だとの批判について 梶谷先生は後編で、近著「巨龍の苦闘」で私が「生産性の低いプレイヤ

  • 南シナ海の哨戒には手を出すな - Tsugami Toshiya's Blog

  • 再論:アジアインフラ投資銀行 - Tsugami Toshiya's Blog

    重要なのに、ほとんど議論されていないこの問題を再度取り上げます。 アジアインフラ投資銀行(以下「AIIB」)は、アジアで各国に跨がる交通インフラなどの整備を促進して域内各国の「互連互通」を進めていく中国の構想だが、日では情報が乏しいこともあって、まともに議論されたことがない。 報道もわずかで、7月初めに産経新聞が「中国主導のアジア支援銀行、日は出資断る−影響力強化を警戒」と題して、「日はアジア開発銀行(以下「ADB」)との役割分担が明確ではないとして応じず、現行計画のままでは参加を見送る意向を表明」、また「水面下で米国と協力し、東南アジア諸国やオーストラリアなどにも新銀行への出資を見送るよう求める方針」だと報じた程度だ。 この報道には違和感を覚えた。「参加見送りを表明」はまだいいとしても、他国に「参加するな」と働きかけるのは、日の流儀ではないだろう。巷間交わされている議論も、昨今の

    nagaichi
    nagaichi 2015/04/27
    津上俊哉氏の昨年9月の記事だが、欧州参加のあたりに先見性が見える。
  • 習近平の「統一戦線」 何と闘っているのか:Tsugami Toshiya's Blog

    先日香港明報に 「習近平、就任前に百名を超える 『紅後代』 (革命元老の子弟)と密会」 という興味深い記事が載った(習近平上台前密晤逾百「紅後代」)。要旨以下のような記事である。 習近平が第18回党大会で総書記に選出される直前の9月、2週間ほど消息不明になったことがあった。諸説が取り沙汰されたが、実はこのとき、密かに百名を超える「紅後代」(革命元老の子弟)と集中して面談、自身の状況認識、今後の施政の方針を説明して、支持を訴えていたのだ。 「「紅後代」(革命元老の子弟)」は全国に4万人ほどいるが、影響力ある 「紅後代」 は北京に集中しており、約2千人。そのうち85%は 「左派」、改革志向の 「右派」は15%程度とされるが、習近平は、立場を問わずに重要人物と面談した。 その結果、8割の 「紅後代」 は支持を表明したが、明確に支持を表明しなかった者(胡耀邦の息子胡徳平(※先日訪日、安倍総理と会談

  • 集団的自衛権と歴史批判 習主席の対日批判講話の背景 - Tsugami Toshiya's Blog

  • 中国1989年~1994年 中国共産党に何が起きていたのか - Tsugami Toshiya's Blog

  • 勿忘国恥 「中国の歴史認識はどう作られたのか」 を読んで Tsugami Toshiya's Blog

    よく 「軍事的脅威は、他国の軍事力と意図の積である」 と語られる。公表される国防予算だけみても、この10年の間に4倍増を果たした中国軍事力の増強ぶりについては、いまさら語るまでもない。では、中国の 「意図」 とは何か。 ―― 中国がその力をどのように使おうとするか ―― こそが、平和か戦争かを決するのである。 (スーザン・シャーク) “Never forget national humiliation” ( 勿忘国恥:国の受けた恥辱を忘れるな) を原題とする書は、19世紀中葉以降100年間にわたって外国の侵略を受け、領土の割譲・賠償金の支払い・国権の喪失 (不平等条約) を強いられ、辱められてきたという 「歴史的記憶」 が中国の国民アイデンティティを形成しただけでなく、中国の内・外政に対して如何に強い影響力を与えてきたことを論ずるである。かねて自己流で中国の「歴史トラウマ」を論じてきた

  • 内田樹教授の寄稿「壊れゆく日本という国」について一言 - Tsugami Toshiya's Blog

    十分に推敲できていませんが、これはちょっと一言言わせてもらいたい。 5月8日付けの朝日新聞オピニオン欄に神戸女学院大学の内田樹名誉教授が「(寄稿 政治を話そう)壊れゆく日という国」と題する寄稿をしている。内田氏の文章は嫌いではないが、この寄稿についてだけは、一言言いたい。 グローバリゼーションへの評価が一方的すぎる 貿易や投資の障壁を多角的に削減する自由貿易の取り組みが世界経済を成長させてきたことは事実である。その障壁の除去、冷戦の終結に伴う国際貿易投資参加国の拡大、製造業、輸送、通信、金融面の技術革新などがグローバリゼーションの現象を生んだ。そのおかげで、世界中の途上国で何億人もが貧困や病気、無就学といった悲惨から解放されている「正の側面」はいっさい評価されないのだろうか? 或いは、内田氏はグローバリゼーションというより、その根底にある自由貿易や市場経済原理を信じられないのかもしれな

    nagaichi
    nagaichi 2013/05/09
    左巻きながらグローバリズムそのものは不可避とみる俺が来ましたよ。資本主義の全球化の進展で社会の変動から取り残される人々の受け皿を政治の調整で用意すべき。排外主義の昂進はグローバリズムの反動。
  • 中国の過剰投資のことなど (雑感) - Tsugami Toshiya's Blog

  • 許知遠 「日本因子」 (翻訳・転載) - Tsugami Toshiya's Blog

    参照:FT中文網「専欄」 2週間ほど前、フィナンシャル・タイムス中文ネット版に載った許知遠氏のコラムです。読んでみてください。 許知遠という作家が中国にいる。彼とは10年ほど前、北京で一度会ったことがある。当時新興クォリティペーパーだった「経済観察報」が日・中・米三国関係の未来を語るエズラ・ヴォーゲル教授のインタビューを載せたことに興味を覚えて、「主筆」に会いに行ったのだ。 約束場所にしたスタバに現れた「主筆」は、20歳代、長髪の若者だった。中国には、こういう柔軟な見方をする新しい「知識分子」がいるのかと、新鮮な感動を覚えた。彼はその後「経済観察報」を離れて、いまはフリーのコラムニストをしている。 稿(原題「日因素))は、2週間ほど前の9月27日、FT中文網(フィナンシャル・タイムス中文ネット版)に載った彼の最新作、尖閣問題に端を発して、彼の「日観」を吐露する印象深いコラムだ。 植民

  • Tsugami Toshiya's Blog 陳光誠氏の出国事件で考えた別のこと

    陳光誠氏の事件は、中国の人権問題を考えさせる新たなきっかけになりましたが、稿では、こういう問題が起こる「背景」「構造」について、考えてみました。 この連休中、陳光誠氏の事件が米中両国政府間の大懸案となって、世界中のメディアを賑わわせている。今日4日現在、彼と家族が無事に中国を出国できるか?が注目の的になっているが、稿ではこの 「題」 から離れて、彼が山東省の自宅から単身脱出に成功した後、youtube に投稿した温家宝総理宛のビデオレターで訴えた、ある問題について書きたい。 このビデオレターは、北京在住のフリーランスライター、ふるまいよしこさんが Newsweek 日語版ウェブ上のコラム 「中国 風見鶏便り」 (「盲目の活動家、陳光誠氏の訴え」) で披露してくれた全訳で読んだ。語るも涙の訴えの中で、とくに以下のくだりが目を惹いた。 「安定維持」 経費を巡る腐敗の構造 昨年8月、彼ら

  • Tsugami Toshiya's Blog ベビー・ロンダリングの話 改革の遅滞が招く中国の明と暗

    参照:邵氏“棄児” 最近仕事上の最大の懸案にようやくけりがつきました。2年間かかりましたが、最後のヤマ越えと終わった後の放心状態で、2ヶ月以上、このブログの更新をサボりました。済みません。これからは、もっと真面目にやります…という弁解は何度目?<(_ _)> 新世紀週刊5月9日号カバーストーリィに衝撃的な記事 (邵氏“棄児”) が載っていた。湖南省の省都長沙市から南西に200kmほど離れた邵陽市隆回県高平鎮という農村貧困地区で、過去10年弱の間に10名以上の赤ん坊が地元計画生育部門によって親の手からさらわれ、孤児院で 「邵」 姓に改姓された後、ある子供は海外養子として引き取られていたという話だ。 さらわれた赤ん坊は養子を求める海外に「売られて」いく さらわれた赤ん坊は、「超生」 の子供だけでなく、未登録の婚姻から生まれた子、拾い児など、「一人っ子政策」 を管掌する計画生育部門(鎮の計生弁

  • 「2012年、中国の人口危機が爆発する」!? - Tsugami Toshiya's Blog

    1ヶ月半以上、ブログ更新をサボってしまいました。済みませんm(_ _)m。実は8年ぶりにを書く準備をしているのですが、その過程で、どえらいブログにぶつかってしまいました。これはちょっと大ごとです。 今年の国慶節明け、去る10月9日の経済観察報に 「専門家が第12次五カ年規劃で計画生育政策 (一人っ子政策) 停止を断行するよう提言」 と題する投稿が載った。筆者はウィスコンシン大学の産婦人科に勤務するサイエンティスト、易富賢氏だ。一読して 「意外」 な思いと 「やはり」 という思いが交錯した。 中国には 「政策の謎」 が幾つもあるが、「一人っ子(計画生育)政策」 もその一つ、と言えるだろう。早い遅いの差はあれ、日韓国台湾、アセアン諸国と、周辺東アジア諸国が一様に高齢化に向かい、様々な問題に直面しようとしているのに、独り中国だけは相変わらず 「一人っ子政策」 を継続している。そのせいでや

  • Tsugami Toshiya's Blog

  • Tsugami Toshiya's Blog

    ツィッターで思いついたことを書きます。ちなみに、日時間明朝にはオバマ・ダライラマ会見が報道されます。春節休みも終盤、いよいよ中米関係緊張の幕開けです。 ツィッター上で人民解放軍の 「国軍」 化問題を論ずる人がいた。北京で当局の監視と圧力にめげずに頑張った元某紙北京特派員の女性だ。この人によると、中国当局が駐在外国人記者に書いてほしくない3大テーマは、民族問題 (チベット・ウイグル) 報道、中央指導者の名指し批判、解放軍の 「国軍」 化問題なのだという。「最初の2つは理解できるが、3つめはピンと来ない..」 というのがこの人の感想だった。「実態的には既に国軍化しているのではないか?」 と。 共産党が解放軍を 「指導する」 伝統 「国軍」 でないとはどういうことか・・よく 「人民解放軍は中国共産党の軍隊だ」 と言われる。しかし、共産党が軍隊を養っている訳ではない (国防予算は党費でなく国の予

  • Tsugami Toshiya's Blog

    中国の思潮の変化について、読んで考えたことをまとめました。参考にした中国の文献はとうてい訳しきれませんが、時期をみて抜粋だけでもアップしたいと思います。 追伸:夕、人民銀行が1ヶ月を措かずに預金準備率の再引き上げを公表しました。 前回は、人民元問題で譲歩せず、アンチ・ダンピングや対台武器売却に対抗措置を打ち出し、政府機関にサイバー・アタックまでかけてくる中国の姿勢を見て、オバマ政権が中国に対する違和感と“frustration”を募らせ、対中姿勢を 「硬化」 させつつあるのではないかと述べた。 中国に対する違和感、“frustration”を募らせているのは米国だけではない。欧州ではもっと顕著になりつつある。COP15で完膚無きまでに欧州のメンツを潰した中国の振る舞いを見て、欧州には 「中国当に良好なパートナーシップを築いていけるのか」 という深刻な疑問・不安が増大し始めたと感ずるの

  • Tsugami Toshiya's Blog

    nagaichi
    nagaichi 2010/01/16
    「共産党中央にとっても、ニュースはある意味ショックだったのだろう。」
  • Tsugami Toshiya's Blog

    nagaichi
    nagaichi 2010/01/16
    「西側にもエシュロンがある」というダブスタはまずいという話。
  • Tsugami Toshiya's Blog

    1ヶ月のご無沙汰です。更新をさぼってしまった理由は二つ。話題のtwitterにハマってしまったこと(皆さんもダマされたつもりでトライしてください)。そして、今日のテーマをずっと追ってきたものの、考えがまとまらなかったことです。 もう3週間も経つが、COP15の話をしたい。会議開催前から、京都議定書に代わる新たな議定書の枠組を妥結できるとは誰も考えていなかったとは言え、誰もあれほど混乱した幕切れに終わるとも考えていなかったはずだ。政治的宣言さえ正式採択できず、用意された 「合意」 案の上に “take note” するという紙1枚乗っけただけで幕切れになるとは・・・。 土壇場の善後収拾会議 (12月18日の米、中、インド、ブラジル、南アフリカ五ヶ国会議)から外された欧州の怒りと失望感はとりわけ大きい。その怒りが中国に集中して向けられていることは周知のとおりで、とくに英国のミリバンドエネルギー