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ブックマーク / www.mededge.jp (15)

  • 予想に逆行、日本の冠動脈心疾患による死亡率が低下し続けている、1970年以降で | Medエッジ

    では、総コレステロール値が上がり続けているにもかかわらず、冠動脈心疾患による死亡率は下がり続けていると分かった。  米国、ピッツバーグ大学公衆衛生大学院の関川暁氏らの研究グループが、疫学分野の国際誌であるインターナショナル・ジャーナル・オブ・エピデミオロジー誌において2015年7月16日に報告している。 なぜ日だけ? 研究グループによると、1960年代に世界7カ国が参加した「7カ国研究」において、日は冠動脈心疾患による死亡率が低く、総コレステロール値が相対的に低いことに起因すると報告された。  米国への日移住者を対象として1970年代に行われた研究では、冠動脈心疾患率の高まりが認められて、日人の生活様式が欧米化するに従って冠動脈心疾患による死亡率も高まることが予測された。  不思議なことに、1970年以降、冠動脈心疾患による死亡率は下がり続けている。 世界の病気発生を調査 研

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  • 現代人類はどうやら雑種、古代人のDNAの6~9%にネアンデルタール人 | Medエッジ

    欧州の現生人類最古の骨の一つに、ネアンデルタール人のDNAが6%から9%含まれていると分かった。  独マックス・プランク研究所のスバンテ・ペーボ氏らの研究グループが、科学誌ネイチャー誌において2015年6月22日に報告している。 約4万年前の下顎骨 研究グループによると、サハラ以南のアフリカ以外のルーツを持つ現生人類は、ゲノムに1%から3%のネアンデルタール人のDNAを持つと分かっている。  アフリカで生まれた人類の祖先は、5万年から6万年前に中東においてネアンデルタール人と交わり、その後アジア、欧州、世界中へと広がっていったと考えられていた。  ネアンデルタール人は4万年前に絶滅している。  放射性炭素年代測定法によると、現生人類とネアンデルタール人は数千年間にわたって欧州で共に暮らしていたと考えられる。つまり、異種交配があったと考えられている。 混ざった存在 今回測定されたネアンデルタ

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  • 東大も名を連ねる驚異の遺伝子操作技術、「クリスパー」を改造し全遺伝子オンオフ自在に | Medエッジ

    遺伝子を特定の場所で切断する。画像はイメージ。記事と直接の関係はありません。(画像:Hiroshi Nishimasu, F. Ann Ran, Patrick D. Hsu, Silvana Konermann, Soraya I. Shehata, Naoshi Dohmae, Ryuichiro Ishitani, Feng Zhang, and Osamu Nureki) ゲノムの好きな場所に「キャス9」と呼ばれる分子を置くことができる技術「クリスパー・キャス9(CRISPR/Cas9)」は今、人々の想像力をかきたてているようだ。 好きな遺伝子を発現させる この技術を応用して、好きな遺伝子の発現を起こしたり、逆に抑えたりする技術を既に紹介している(医療分野で必携、進化する「クリスパー・キャス」、いまや知らぬは「もぐり」?を参照)。  遺伝子の発現とは、遺伝子の情報に基づいてタンパク

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  • 認知症の謎に?!脳は学習するたびにDNAをいちいち破壊していると判明、MIT発見 | Medエッジ

    人は学習したり、記憶したりするときに、脳の中でDNAを破壊していると分かった。  うまく直せない場合はダメージが残ってしまうことになる。認知症の謎にもつながるかもしれない。  米国マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究グループが、有力科学誌のセル誌オンライン版に2015年6月6日に報告した。 遺伝子を活発にしている なぜDNAを破壊するプロセスがあるかといえば、重要な遺伝子の働きを活発にできるからだ。学習と記憶に伴って、脳において必要な機能を有効にしていくというものだ。  人は年を取るに従って、このDNA損傷を修復する能力が弱まってしまい、結果として退化へとつながっているとも見られた。 700の遺伝子で変化 研究グループは神経細胞を使って、DNAの破壊に伴って変化の起きる遺伝子を検証した。  DNA破壊につながる化学品で細胞を処理、それで活発になったDNAを反映するRNAを集めた。ここか

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  • 銅はノロウイルスを破壊する、しかも素早く | Medエッジ

    銅を含む金属合金がノロウイルスを破壊するようだ。  胃腸炎の原因として、冬を中心に問題となる感染症で、うまく金属を活用できるのかもしれない。 銅合金を使って検証 米ノースカロライナ州立大学のクライド・マニュエル氏らの研究グループが、アプライド・アンド・エンバイラメンタル・ミクロバイオロジー誌において2015年5月15日に報告している。  ノロウイルスは感染力のある病原ウイルス。下痢などの症状を引き起こす。  研究グループによると、米国ではクルーズ船、レストラン、高齢者施設などで集団感染が起こる場合があるようだ。日でも、飲店や福祉施設などで起こることはある。  研究グループは、5種類の銅合金とステンレスの板に、ウイルスを含んだ人間の大便か、ノロウイルスではないものの、増殖するウイルスと同じ性質を持つ粒子を載せて、その後の変化を調べた。 フリーラジカルが効果 その結果、銅の上ではノロウイル

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  • へその緒を切るのを2、3分遅らせよ、4歳のときの運動能力と社会性評価が高まると確認 | Medエッジ

    へその緒を着るのを遅らせると、4歳時点の細かい運動の能力と社会性な評価が高くなると分かった。 生後まもなくの鉄不足を防ぐ スウェーデン、ウプサラ大学のオラ・アンダーソン氏らの研究グループが、有力医学誌の小児科版である」ジャマ(JAMA)ペディアトリクス誌において2015年5月26日に報告している。  へその緒を2~3分ほど遅らせて切る医療行為は、「遅延臍帯(ちえんさいたい)クランプ」と言う。一方で、へその緒を生まれてすぐに切る医療行為は「早期臍帯(そうきさいたい)クランプ」と言う。  遅延臍帯クランプは、生後4カ月から6カ月での鉄分不足を防ぐと見られている。子どもの鉄欠乏症を防ぐことで神経の発達を促す可能性があるとされる。  実際に影響が長く生後12カ月以降にわたって続くかはよく分かっていない。 2グループ分けた試験をさらに追跡 研究グループは、4歳での遅延臍帯クランプと早期臍帯クランプの

    nagaichi
    nagaichi 2015/06/07
    ホントかよ
  • アマゾンの植物にうつ症状8割削減の効果、煎じて飲む「アヤワスカ」 | Medエッジ

    「アヤワスカ」と呼ばれるアマゾンの読み物にうつ症状を大幅に抑える効果があるようだ。解決の難しいうつ症状を軽くするヒントに? 現地に伝わる煎じた飲み物 ブラジルのサンパウロ大学の研究グループが、同国の精神分野の専門誌であるレビスタ・ブラジレイラ・デ・シキアトリアに2015年1-3月版に報告した。  アヤワスカは、アマゾンの植物を煎じて作る飲み物。  現地では宗教的、医療的な目的で数十年にわたって飲まれているという。自然由来の幻覚を起こす作用を持っていると知られている。「ジメチルトリプタミン」と「ハルミン」と呼ばれる薬用成分を多く含んでおり、幸福感を感じさせる効果を生じて、うつを抑えるような効果を持つと考えられている。   研究グループは、うつ症状を持つ6人を対象として、アヤワスカを飲んでもらい、うつに対する効果を調べている。うつ症状の点数化には、「ハミルトンうつ病評価尺度」をはじめとした国際

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  • 「ビーフなのに魚」世界初めて魚の油作る肉牛、線虫の遺伝子導入、中国研究グループ発表 | Medエッジ

    「ビーフなのに魚」  1回聞いただけではちょっと意味が分からない。そんな研究成果がこの5月11日に中国から発表された。  遺伝子改変技術により肉牛に魚の油を作せるようにして、健康なビーフを実現したという内容だ。  いったいどういうことなのか? 健康効果が続々のオメガ3脂肪酸 中国の西北農林科技大学を中心とした研究グループが、バイオ技術分野の国際誌であるバイオテクノロジー・レターズ誌で報告した。  同じ油でも魚の油は、健康への効果の面で別格であると次々と判明していた。魚の油に含まれている、「オメガ3系長鎖多価不飽和脂肪酸」、簡単に言えば「オメガ3不飽和脂肪酸」「オメガ3脂肪酸」が有効と分かっている。こうした脂肪酸は、DHA、DPA、EPAなどという名前で呼ばれている。日では「頭が良くなるイワシなど青魚の油」とよく知られるようになった。  最近では、脳や神経の機能を高める効果にとどまらず、心

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    nagaichi
    nagaichi 2015/05/13
    やりたい放題だのう。
  • 虫歯の原因菌を破壊、鉛筆しんの原料から作る「酸化グラフェン」 | Medエッジ

    グラフェンの格子構造の模式図。1つ1つの丸が炭素原子。記事と直接の関係はありません。(写真:AlexanderAIUS/クリエイティブ・コモンズ表示-継承 3.0 非移植) 鉛筆しんの原料になるグラファイトから作られる「酸化グラフェン」に虫歯の原因菌を破壊する力があるという。虫歯の治療に応用できるかもしれない。 薬物耐性の発生 中国の上海交通大学医学院を含む研究グループが、米国化学会(ACS)が発行する先進材料分野の専門誌ACSアプライド・マテリアルズ&インターフェーシズ2015年3月号で報告した。  口中の特定の細菌が過剰に増殖して起こる歯の病気は大きな問題。  虫歯や歯茎の病気をもたらす細菌を除去するために抗菌薬は有効になり得るものの、薬が効かない細菌が問題になる。  新たなアプローチとして、以前の諸研究で、グラファイトを酸化して水に溶かすと、ほ乳動物の細胞を傷つけずに一部の細菌の増殖

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  • 甘味料「サッカリン」、かえってがん細胞の成長を遅くした、発がん性が言われたが | Medエッジ

    甘味料のサッカリンは発がん性があるという見方がされたことがあったが、がん細胞に加えると成長が遅くなると発見され、抗がん剤を強化する薬につながる可能性が浮上している。  米国フロリダ大学医学部を含む研究グループが、バイオ・オーガニック&メディシナル・ケミストリー2015年2月号と第249回米国化学会(ACS)会議で報告した。 米国はサッカリンの安全宣言 サッカリンは何十年間も発がん性と思われてきた。米国立がん研究所によると、1970年代の諸研究により実験室のネズミでサッカリンと膀胱がんの関連性が指摘され、議会はさらに研究するよう命じると共に、1977年にはFDA(米国品医薬品局)が人工甘味料としての使用を禁止した。  その後の研究で、ネズミでのがん発生は人間に当てはまらないと判明。1991年にFDAはサッカリンは安全だと宣言した。  しかし、人は悪いことの方をよく覚えているもので、発がん性

    甘味料「サッカリン」、かえってがん細胞の成長を遅くした、発がん性が言われたが | Medエッジ
  • 頭への衝撃で脳の処理速度が遅くなる、ボクサー1試合ごとに0.19%のペース | Medエッジ

    頭を何度も強く打つと、脳容量が小さくなり、処理速度が遅くなることが分かった。  ボクサーと総合格闘家を対象に検証した結果だ。 米国クリーブランド・クリニックを中心とした研究グループが、ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディシン誌で2015年1月30日に報告している。 131人を4年間調べる 研究グループは、総合格闘技の選手131人、ボクサー93人、合計224人のプロ格闘家を対象として、脳を何度も打つことの影響を検証した。  被験者は18歳から44歳で、半数は高校を卒業しておらず、半数は大学レベルの学力だった。プロ格闘家としての経歴は0年から24年で、平均4年。プロでの試合数は0回から101回で、1年あたりの平均は10回だった。  被験者は試験開始時とその後の4年間、毎年、MRIで脳容量を量った。知力を評価するため、言語記憶、処理速度、細かい動作の能力、反応時間の試験も行った。ま

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  • 赤ちゃんの発達に魚とメチル水銀の影響どれほどか?セーシェル共和国の親子を調べた | Medエッジ

    最近、マグロのような大型の魚では物連鎖でメチル水銀を取る量が増えてしまうといった懸念の声が上がる。  このたびインド洋の島国、セ-シェル共和国で検証した結果として、赤ちゃんへのメチル水銀の影響はあまりないと分かった。  ただし、別のものの影響があるという結果が出ていた。 ドコサヘキサエン酸が影響 北アイルランドのアルスター大学バイオメディカル学部を中心とした研究グループが、栄養学の国際誌である、アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション誌で2015年1月21日に報告した。  魚はαリノレン酸やエイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸といった「オメガ-3多価不飽和脂肪酸」が豊富である一方で、神経毒性があるメチル水銀を含んでいる。  オメガ-3多価不飽和脂肪酸はメチル水銀から神経を守る効果を持っている。直接的には神経の発達を促し、間接的には炎症を抑える。生まれる前のメチル水銀

    赤ちゃんの発達に魚とメチル水銀の影響どれほどか?セーシェル共和国の親子を調べた | Medエッジ
    nagaichi
    nagaichi 2015/02/07
    メチル水銀の毒性よりDHAの効果のほうが大きい。DHAを取ると、言語発達は良くなるが、精神的な発達には負の影響を及ぼすとな。
  • 中東に現代人類とネアンデルタール人の血の混じり合いの原点、ネイチャー誌の報告 | Medエッジ

    欧州とアジアに住む現代人のゲノムにネアンデルタール人の遺伝子断片が存在することが明らかになってから、現代人類とネアンデルタールの交雑が、いつどこで起こったのかは人類史の重要な課題になっている。 5万年~6万年に交雑 私たち現代人類が欧州やアジアに分布し始めたのは5万~6万年前と考えられているが、当時ネアンデルタール人は世界中に広く君臨していた。  これまでの研究で、おそらく交雑は現代人類が中東から東欧に移る途中で起こったのではと考えられてきた。  ところがシベリアで発見された4万5000年前の現代人類の化石のゲノムに既にネアンデルタール人の遺伝子が存在しており、ネアンデルタール遺伝子の量から考えて、交雑は5~6万年前には起こっていたと分かった(4万5000年前の現代人のゲノム全解読http://www.mededge.jp/b/huap/4359)。  とすると、現代人類が中東からユーラシ

    中東に現代人類とネアンデルタール人の血の混じり合いの原点、ネイチャー誌の報告 | Medエッジ
    nagaichi
    nagaichi 2015/02/05
    「この言葉は考えるだけというニュアンスが強く、エビデンスに基づく科学であるという響きがない」<ニュアンスをいうなら、考古は「科学」よりマシだと思うよ。漢字の「考」を突き詰めると「しらべる」に近くてな。
  • 生まれつき低視力、視力回復の手術後も脳は大変、カナダ研究グループ | Medエッジ

    生まれつき低視力の人で人工的に角膜を移植するような手術もある。  劇的な変化が起こるが、目の機能を回復させた後、脳の機能が正常化するのも大変であると分かった。  カナダのモントリオール大学を中心とした研究グループが、ジャーナル・オブ・ニューロフィジオロジー誌で2015年1月18日に報告している。 失明下では視覚野が聴覚のために機能 長期にわたって失明していた人では、視力を扱う脳の一部である視覚野が、失明を補うために音や接触に対して反応するようになると知られている。  研究グループは、生まれつき低視力で、成人後に右眼の人工角膜移植術を受けて突然視力が回復した女性を調べた。  手術前後にさまざまな視覚的、聴覚的作業を行った際のMRI画像と、同一の作業を行った正常な視力持つ人、治療不可能な失明状態の人のMRI画像とを比較した。 聴覚に邪魔されてしまう その結果、視覚野での「見る機能」はある程度は

    生まれつき低視力、視力回復の手術後も脳は大変、カナダ研究グループ | Medエッジ
  • 恐怖を感じない人は、なぜ感じないのか、脳の仕組み特定、ネイチャー誌で報告 | Medエッジ

    スカイダイビングをする人とできない人がいる。  不安で夜に眠れない人がいれば、全く意に介さない人もいる。  いったい恐怖を感じるか、感じないかの境目は何なのだろう。  このたび脳の特定部の場所が恐怖を生み出すのに決定的な役割を果たすと分かった。 恐怖を感じるのは必要な能力 有力科学誌のネイチャー誌で2つの恐怖に関わる報告が2015年1月19日にあった。  一つの報告は、脳の中央部にある「視床下部室傍核(ししょうかぶしつぼうかく)」と呼ばれる場所が決定的に恐怖を左右しているというものだ。  米コールド・スプリング・ハーバー研究所のマリオ・ペンゾ氏らの研究グループが伝えている。  研究グループによれば、恐怖はそもそも生きていくためには必要な能力だ。  危険を回避するために必要だからだ。その恐怖を感じるために恐怖を感じ取るのが視床下部室傍核だという。  視床下部室傍核はストレスセンサーと知られて

    恐怖を感じない人は、なぜ感じないのか、脳の仕組み特定、ネイチャー誌で報告 | Medエッジ
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