――ビズメディアの北米におけるデジタル化の進捗状況について教えてほしい。 佐々木健氏(以下、佐々木):漫画分野において我々の主事業は従来、「紙」だった。大きな書店チェーンに行くと漫画コーナーが4棚くらいあり、その中で70%くらいの面をビズメディアで押さえている状況。ただし、米国では書店がかなりのスピードで無くなってきている。昨年、初めて漫画単行本のデジタル版を開始し、現在500冊、年末までには1000冊を発行予定。今後は「紙」の単行本とデジタル単行本の2本立てで展開する。 米国版少年ジャンプはすでに電子版のみで販売 佐々木:米国版少年ジャンプ「SHONEN JUMP」は月刊誌として2003年から紙で販売してきたが、2月にデジタル版を開始。これに伴い、3月号を最後に紙の販売を止めた。同時に月刊から週刊に変更している。日本で作品が出てから2週間遅れで6作品を配信しているが、今後は作品数をもっと