若き2代目は、業界の救世主となりうるか プラントメンテナンス工事を展開する有限会社柳井工業(本社・大分県大分市、柳井寿朗社長)は、後継者難で悩むプラントメンテナンス業界にあって、かなり技術や事業継承がスムーズに進んだケースとして話題になっている。 2代目となったのは、野村證券に在籍していた社長の子息である柳井寿栄常務取締役。柳井常務は「在籍型出向」「働き方改革」「DX活用による育成プログラム」など、社内の改革に着手。革新的な2代目としてプラントメンテナンス工事業界のみならず、異業種からも注目されている。 「好きで入社した野村證券を退職する時は大きな葛藤があったが、プラントメンテナンス工事には証券会社では味わえない”男のロマン”があった」と語る、柳井寿栄常務取締役に話を聞いた。 プラントメンテナンスには男のロマンがあった ――会社の概要からお願いします。 柳井寿栄氏(以下、柳井氏) 当社の事