これまで2回に渡ってCOBOL言語の概要について述べてきました。 例えば、第1回ではCOBOL誕生の歴史や、Javaや.NETなどの他言語と比較した特徴について触れました。第2回では、COBOLの基本的な構文要素やCOBOLコンパイラについて取り上げました。 最終回となる今回は、モダナイズされたアプリケーション開発・運用環境のなかで、COBOLがどのように活躍しているのか、今後どのように進化して行くのかについて、主にマイクロフォーカスによる実装を例にとって解説します。 COBOL開発環境の現状 開発生産性の向上は、メインフレームの世界でのシステム開発の長い歴史のなかでも常に重要なテーマでした。大規模な勘定系システム開発などでは、しばしば数百人のプログラマが参画するような巨大プロジェクトが発生します。 このため10%の生産性向上であっても巨大な利益を生み出します。COBOL言語に関連するCA
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