オープンソースのIDS(侵入検知システム)/IPS(侵入防止システム)として知られる「Snort」。このソフトウエアを開発したのが,米ソースファイアのマーティン・ロッシCTO(最高技術責任者)だ。Snortの将来像を聞いた。 最初のバージョンは1998年に作った。パケット・キャプチャ技術を学ぶためにソフトウエアを自作し,これをCATVモデムにつないでパケットの流れを調べていた。そうしたときにちょうど,オープンソースが世間をにぎわすようになり,「伽藍とバザール」のような論文も発表された。そこでこの流れに乗ってみようと考え,インターネット上でSnortを公開した。 そうしたら,少しずつ評判が広がり,たくさんダウンロードされるようになった。1999年に機能拡張を施し,当初のパケット・キャプチャからルールによって怪しいパケットを検知するIDS(侵入検知システム)そして,不正な通信を排除するIPS(
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