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ブックマーク / xtech.nikkei.com (540)

  • わずか数万円で5Gネットワーク構築、聖域壊すオープンソース

    オープンソースとして公開されている基地局やコアネットワーク用のソフトウエアとソフトウエア無線機を組み合わせることで4G/5Gネットワークを構築できる(出所:日経クロステックが作成) 4G、5Gのオープンソースプロジェクトが続々 5万円程度で売られている汎用(はんよう)のソフトウエア無線機を、USB 3.0経由でパソコンやサーバーに接続する。パソコンやサーバー上で、オープンソースとして公開されている4Gや5Gの基地局(eNB、gNB)ソフトウエアを実行。さらにもう一台、コアネットワークの役割を果たすパソコンやサーバーを用意し、こちらもオープンソースとして公開されているEPC(Evolved Packet Core)や5G Core(5GC)のソフトウエアを実行する――。 これだけで、誰もが低価格に4Gや5Gの一通りのネットワーク構成を試せる時代が訪れている。ここに来て、4Gや5Gの基地局やコ

    わずか数万円で5Gネットワーク構築、聖域壊すオープンソース
  • いびつなRPAが全体最適を一段と遠ざける、日本人はいったい何をしているのか

    部分最適された業務や属人的な仕事のやり方を残したままRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入する――。今、日企業限定で一大ブームを巻き起こしているITトレンドである。実践企業の中には「DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環としてRPAを導入した」などと恥ずかしげもなく公言する企業もある。もう、頭が痛いったらありゃしない。 業務を変革(トランスフォーメーション)しないのに何がDXなのだろうか。DXRPAなどのバズワードに踊ること自体を否定しないが、少なくともバズワードは「正しく」使ってもらいたい。冒頭の形でのRPA導入は、業務のブラックボックス化と引き換えて業務効率を高めているだけ。誰も業務を分からなくなったときに、どんな惨劇が起こっても知らないぞ。 まあ、そんな話を何度もこの「極言暴論」で書いてきたが、どうやら多くの日企業には馬耳東風のようだ。まれにユーザー企

    いびつなRPAが全体最適を一段と遠ざける、日本人はいったい何をしているのか
  • 熟練者しか操作できない残念な社内システムが生き残る、もっと残念な理由

    どこをどう操作したらよいか分からない。用語が意味不明。何度申請しても差し戻される――。 レガシー大企業の社内システムの残念さがたびたび話題になる。笑い話で済むならよいが、社員の生産性やモチベーション、ひいては維持運用する情報システム部門のプレゼンスにもかかわる由々しき問題である。今回は「残念な社内システム」の問題地図をひも解いてみよう。 「一見さんお断り!」の難解社内システム 決裁システム、経費精算システム、購買システム、人事システム。いざ利用しようと思い画面を開くも瞬く間に思考停止。差し当たって何をしたらよいかすら分からない。ユーザーフレンドリーとは程遠く、前時代感が満載のお世辞にもスマートとはいえない古臭い画面。直感的に操作できない。「歴史館かよ!」と叫びたくなる。 大企業に勤務した経験のある人であれば共感いただけるであろう。とにかく、とっつきにくく使いづらいのである。 パソコンの前で

    熟練者しか操作できない残念な社内システムが生き残る、もっと残念な理由
    nakack
    nakack 2019/12/16
  • NEDOが25億円投じ日の丸RDBを開発中、「国産にも勝機あり」と自信を見せる理由

    厳格なOLTPと高速なOLAPを両立 新RDBの特徴は厳格なOLTP(オンライントランザクション処理)が可能でありながら、ビッグデータ分析にも使用できる高いOLAP(オンライン分析処理)性能を有していることだ。OLTPとOLAPの両立はHTAP(Hybrid Transaction/Analytical Processing)と呼ぶ。OLTPで用いる行方向のデータは不揮発性メモリーを採用する主記憶(メインメモリー)に格納し、OLAP用の列方向のデータを2次記憶装置に格納する。2次記憶装置にも不揮発性メモリーを使用する。 OLTPに関しては、トランザクション処理の分野で一般的なベンチマークである「TPC-C」において1ノードで1000万トランザクション/秒(TPS)の達成を当面の目標とする。そしてトランザクション処理においては、一貫性と隔離性のレベルを示す「トランザクション分離レベル」が最も

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    nakack
    nakack 2019/10/24
  • トヨタの管理者は見抜く、会社の生産性が低い理由

    トヨタ自動車が得意とする改善は、生産性を確実に高める。その点で、改善は元祖「働き方改革」と言ってもよいだろう。滑稽なのは、日政府を含めて生産性を声高に叫ぶ人ほど、生産性の質について理解しているとは思えないケースが多いことだ。にもかかわらず、今、働き方改革やライフワークバランスといった言葉に日国民が翻弄されているのではないか。 トヨタ流マネジメントシステム(TMS)では生産性を3つに分け、それぞれを定義している。[1]労働生産性、[2]材料生産性、[3]設備生産性、である。これら3種類の生産性をきちんと使い分けて人づくりを行えば、非常に短期間でカルチャー(企業文化)が醸成できることをトヨタ自動車は理解している。 トヨタは3ステップで生産性を高めていく 問題は、日企業の多くが生産性の追求の仕方を誤っていることだ。生産性を高めるには、改善を通じて人の意識を変え、人が成長できたという実感

    トヨタの管理者は見抜く、会社の生産性が低い理由
    nakack
    nakack 2019/10/23
  • テスト駆動開発とマイクロサービスのせいで短命に終わったスマホゲームの話

    「悪い方が良い」原則をご存じだろうか? プログラミング言語「Common Lisp」の開発に携わったことでも知られるソフトウエア技術者リチャード・ガブリエル(Richard Gabriel)氏が1990年に発表した有名なエッセイ「The Rise of ``Worse is Better''」で主張したソフトウエア開発の考え方だ。 このエッセイでガブリエル氏は、美しく完全に設計・実装されるより、単純で雑に設計・実装されたソフトウエアの方が良いと説く。彼は前者を「正しいやり方」「MIT/スタンフォード式」、後者を「悪い方がよい原則」「ニュージャージー式」と呼び、ニュージャージー式がいかに優れているか様々な事例を挙げて説明する。 これは一見とても奇妙に聞こえる。 ソフトウエア開発では通常「美しい設計」や「美しいコード」が尊まれる。「車輪の再発明はするな」とか、「階層構造に分けて、要素をいつでも

    テスト駆動開発とマイクロサービスのせいで短命に終わったスマホゲームの話
  • AWS最大イベントで50種類の新サービス、記者が選んだトップ10 | 日経 xTECH(クロステック)

    米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が2018年11月下旬に米ラスベガスで開催した「AWS re:Invent 2018」では、大小合わせて50種類を超える新サービスが発表された。すべてを網羅するのは不可能なので、記者にとって印象的だった話題を「ランキング」形式で振り返ってみよう。 なお記者が把握している50種類の新サービスの一覧表は、記事の最後にまとめて記載した。すべてのサービスに興味がある方は、そちらをご覧頂きたい。 10位:サービスメッシュを実現する「AWS App Mesh」 最初に紹介したいのは、マイクロサービス同士のコミュニケーションを制御する仕組み「サービスメッシュ」を実現する「AWS App Mesh」だ。数百~数千のマイクロサービスが連携する巨大な分散アプリケーションでは、マイクロサービス同士のルーティングやロードバランシングなどが課題になる。そうした問題を解決するの

    AWS最大イベントで50種類の新サービス、記者が選んだトップ10 | 日経 xTECH(クロステック)
  • プロジェクトの本質とはなにか

    第1回で、「プロジェクトとはそもそも難しいものである」ということ、そして「プロジェクトをうまく回すには、プロジェクト質を知る必要がある」ということについて解説しました。今回は、プロジェクト質と、プロジェクトをうまく回すためのアプローチについて説明します。 プロジェクトとは、「やったことがないことを、何が起こるのか分からないのに計画して、予定通りのモノ(コト)を期限までに作り上げる(終らせる)こと」です。プロジェクトを立ち上げるときには、分かっていることが少ない状況下で、先行して結果を約束しなければなりません。プロジェクト質は、このやってみないと分からないという「不確実性」にあります。プロジェクトは終始、不確実性に支配されているのです。 逆に言えば、不確実性のない仕事プロジェクトではありません。不確実性がなければ、プロジェクトとして立ち上げる価値が生まれないからです。「新しい技

    プロジェクトの本質とはなにか
  • 理系魂を刺激するカードゲーム、技術者におススメ

    カードのイラストが秀逸 「顧客が当に必要だったものゲーム」(開発:反社会人サークル) 最後に紹介するのは「顧客が当に必要だったものゲーム」という名のカードゲームである。システム開発プロジェクトにおける意思疎通がいかに難しいかを端的に表した風刺画のカードが印象的だ。 このゲームは、IT業界では有名な「ITシステム開発プロジェクトにおける意思疎通がいかに困難で難しいものであるかを端的に表現した一連のイラスト」がモチーフになっている。一連のイラストで、最後のコマに登場するのがこのゲームのタイトルになった「顧客が当に必要だったもの」である。 ゲームには、題材となった上記のイラストを模した樹の幹や根、枝、枝からぶら下がるロープ、ブランコとして使うタイヤなどが描かれたカード(「成果物カード」と呼ぶ)と、「外部の有力者や有識者」の要求やアドバイスが記載されたカード(「要件カード」と呼ぶ)が用意さ

    理系魂を刺激するカードゲーム、技術者におススメ
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    nakack 2018/09/14
  • 意外と知られていない、セキュリティマネジメント試験でよく取り上げられる公開文書

    「情報セキュリティマネジメント試験」(セスペ)の出題内容を解説するIPAのWebサイトには、「『組織における内部不正防止ガイドライン』が求めている管理策・対策などを積極的に取り上げます」と書いてあります。なので、試験対策として「組織における内部不正防止ガイドライン」(https://www.ipa.go.jp/security/fy24/reports/insider/)を一通り読んでおくとよいでしょう。 ただ、このガイドラインは全体で約90ページと長く、全部を覚えるのは大変です。ですからまず、ガイドラインの「内部不正防止の基原則」を把握しておきます。 そして、このガイドラインの4章「内部不正を防ぐための管理のあり方」には、10の観点のもと30項目の内部不正対策を示しています。これを理解しましょう。これで、ガイドライン全体を大まかに把握できます。ガイドラインの内容に関連する過去問題もいく

    意外と知られていない、セキュリティマネジメント試験でよく取り上げられる公開文書
    nakack
    nakack 2017/02/13
  • Twitterのユーザー数が伸び悩み、Q4決算の売上高も予想を下回る

    Twitterは現地時間2017年2月9日、2016年第4四半期(2016年10~12月)の決算を発表した。引き続きユーザー数が伸び悩み、広告売上高は1年前よりわずかに減少した。 売上高は7億1700万ドルで、前年同期の7億1000万ドルから1%増にとどまった。会計原則(GAAP)ベースの純損失は1億6700万ドル(希薄化後1株当たり損失は0.23ドル)で、前年同期の9000万ドル(同0.13ドル)から赤字幅を拡大した。株式報酬費用など特別項目を除いた非GAAPベースの純利益は1億1900万ドル(希薄化後1株当たり利益は0.16ドル)だった。 英Reutersの報道によると、売上高の伸び率は2013年の上場以降で最も低い数値となった。アナリストらは売上高を7億4010万ドル、特別項目を除いた1株当たり利益を0.12ドルと予測していた。 売上高の内訳を見ると、広告売上高が6億3800万ドル

    Twitterのユーザー数が伸び悩み、Q4決算の売上高も予想を下回る
    nakack
    nakack 2017/02/10
  • ビットコインは本当に安全なのか、理論研究が示す意外な落とし穴

    ビットコインにおけるブロックチェーンは、暗号技術を駆使することで、類い希な耐改ざん性を実現した。 しかし、暗号通貨としてのビットコインの安全性を論じるには、耐改ざん性の観点のみでは不十分だ。同じコインが二重に使用されることがない、取引記録に矛盾を生じさせたりサービス不能に陥らせたりする攻撃が成立しないといった、様々な観点の安全性について検証する必要がある。 ビットコインは、ブロックチェーン技術を用いたサービスとして最も歴史が長い。運用の開始から7年間、プログラムのバグ以外でシステムの停止やデータのロールバックなどを起こしたことはない。 だが最近の研究では、ビットコインのプロトコル設計や実装上の問題により、不正な支払い、データの改ざん、システムの停止などを引き起こしやすい状況を作り出せることが報告されている。 ビットコインにはどのような脆弱性が発見され、脆弱性を解決する修正案が提案されてきた

    ビットコインは本当に安全なのか、理論研究が示す意外な落とし穴
  • ケルベロス認証

    ポイント ●ケルベロス(Kerberos)認証とは,複数のサーバーと複数のユーザーの認証情報を一元管理するのに適したしくみである。やりとりする通信を暗号化する機能もある ●ケルベロス認証を実装するには,コンポーネント間で時刻同期が必要 ●シングルサインオンとは,1回の認証で複数のサービスを利用できるようにするしくみのこと これまでにネットワーク環境で利用されている認証方式を見てきましたが,今回はケルベロス認証という技術を学びます。ユーザー情報を一元管理し,一度受けた認証情報をほかのサーバーへアクセスするときにも引き継げるようにする仕組みです。社内ネットなどに多数のユーザーとサーバーが存在し,個々のユーザーは同時に複数台のサーバーへアクセスする必要がある時に威力を発揮します。 PPPやRADIUSとは違う 前回までネットワーク環境で利用される認証方式をいくつか紹介してきました。ここで簡単に整

    ケルベロス認証
  • Zebra開発者の石黒氏、Go言語で全面的に書き換えた「Zebra 2.0」を開発中

    2016年10月21日に開催されたネットワーク関連のイベント「ONIC Japan 2016」で、HASH-SET 代表取締役の石黒邦宏氏(写真1)は新しいルーティングソフトウエア「Zebra 2.0」を開発中であることを明らかにした。同氏が開発した「GNU Zebra」およびその派生ソフトウエアである「Quagga」は、オープンソースのルーティングソフトウエアとして広く使われている。Zebra 2.0は、米グーグルが開発したプログラミング言語「Go」を採用し、マルチスレッドに対応したのが特徴。2017年には公開したいとする。 同氏がZebraの開発を始めたのは1996年。当時のネットワークソフトウエアはモノリシックな(=一体型の)構造を持つものが多かった。それに対し、Zebraはマルチプロセスで、各プロトコルを処理するモジュールを独立したプロセスとして実装するという、当時としては先進的な

    Zebra開発者の石黒氏、Go言語で全面的に書き換えた「Zebra 2.0」を開発中
  • 富士通研、グラフ構造データを高精度に学習できる「Deep Tensor」を開発

    富士通研究所は2016年10月20日、人やモノのつながりを表現する「グラフ構造」のデータを高精度に解析できる機械学習技術「Deep Tensor」を開発したと発表した。ディープラーニング(深層学習:多層のニューラルネットによる機械学習)を適用するのに最適なデータ表現を、人手を介さず機械学習で獲得させる。 この技術は、IoT機器では通信ログ解析、FinTechでは金融取引の解析、創薬では化学組成と活性の解析などに適用できるという。2017年度前半の実用化を目指す。 複数の要素の関係性を示すグラフ構造データは、一般にテンソル(多次元の配列)の形で表現できる。このデータをそのままニューラルネットワークに入力する場合、学習に大量のデータが必要になり、精度を高めにくい問題があった。このため従来は、特徴的なグラフ構造を人間の手で設定し、元のテンソル表現を別の表現に組み替えることで精度を高めていた。 富

    富士通研、グラフ構造データを高精度に学習できる「Deep Tensor」を開発
  • ブロックチェーンの「合意」の意味を、我々は合意できているのか?(上)

    ブロックチェーンについて議論がなされるとき、「合意」という言葉がひんぱんに使われる。 たとえばブロックチェーンの機能について、データの正当性を複数のコンピュータが「合意」することで、中央機関に頼らずデータを共有する仕組みだ…などと説明されることがある。 では、ここでいう「合意」とは、そもそも何を指す言葉なのだろうか? この言葉は「両社は協業することに合意いたしました」など、私たちの日常でも多く使われている言葉である。日常的に使われている「合意」をイメージしたまま、ブロックチェーンの議論をしてしまうと、ブロックチェーンの仕組みについてうまく議論できない。 これに加え、分散システムの学術界/産業界では30年以上前から、分散された複数のコンピュータの間で何らかの合意を形成する「合意問題」という課題に取り組んできた。実際に合意問題を解決するアルゴリズムやプログラムも登場している。 この分散システム

    ブロックチェーンの「合意」の意味を、我々は合意できているのか?(上)
  • ITベンダーの皆さん、それは「奴隷の満足感」「奴隷の成功体験」です

    いつまで経っても、「うちは絶対に逃げないことで、お客さんから信頼されている」と自慢げに話す人が後を絶たない。誰のことかと言うと、大手SIerなどの経営幹部たちだ。客から「システム開発を何とか完遂できたのは、あなた方の踏ん張りのお陰だ」と“感謝”されて、たわいなく喜び満足感に浸る。その挙句には、そんなもの価値でも何でもないのだが、絶対に逃げないことを自分たちのブランド価値と勘違いする。 もちろん、客のIT部門がしっかりしていて、果敢に最新技術の導入などにチャレンジしたような案件なら話は別だ。客が様々な困難に直面した際に、SIerが全力で支えて乗り越えたというのなら、SIerの経営幹部はそれを誇ってよいだろう。しかし現実には、客の大企業や官公庁のデタラメな管理体制、とんでもない変更要求などで大炎上したプロジェクトでも、逃げなかったことを誇っているのだ。 当に困った人たちだ。というわけで、私は

    ITベンダーの皆さん、それは「奴隷の満足感」「奴隷の成功体験」です
    nakack
    nakack 2016/10/17
  • 「ブロックチェーンの革新性はトラストレスにある」は本当か

    「ブロックチェーンの革新性は“トラストレス”にある」、とよく言われる。一般には、銀行のような「信頼(トラスト)のおける第三者」がいなくても、改ざんの心配なく取引を記録できる、といった意味で使われる。 しかし、よくよく考えると、「トラストレス」の意味するところは曖昧だ。そもそも情報システムにおける信用、信頼とは何なのか。実はここに、ブロックチェーンを現実世界に適用する上で、大変に重要なカギがある。連載第6回となる稿では、「ブロックチェーンはトラストレス」という言葉の意味するところを掘り下げてみることにしたい。 トラストとは「確認しない」こと 日語では信用、信頼などと訳される「トラスト」だが、その質は「確認しない」ことにある。確認ができれば、それはもはや「知っている」のであって、「信頼する」といった不確実性のある行為は必要ないからだ*。 *ドイツの社会学者ゲオルク・ジンメルは「信頼とは、

    「ブロックチェーンの革新性はトラストレスにある」は本当か
  • 日本語と「X」、Windows Subsystem for Linuxの環境を整備する

    第4回では、Windows Subsystem for Linux(以下WSL)を使う上での環境整備などを解説する。WindowsのコンソールとWSLの相性や日語表示時の表示の問題などがある。 コンソールの問題はいくつかの解決策を挙げるが、具体的な方法としてはUbuntu Linuxにおけるアプリインストールの方法の解説を兼ねて、X Windowを導入してみることにする。 WSLのコンソール問題 WSLを使って最初に気になるのが、カラー表示したときに青で表示される文字の輝度が暗く、ディスプレイなどによっては非常に読みにくくなる点だ。ディスプレイの特性や輝度設定によっても異なるが、基的に「青」自体の輝度が低く、カラー表示を行うlsやviなどの表示で文字が読めないことがある。 Windowsのコンソールは、VT100互換のエスケープシーケンスを処理できるようになったが、このエスケープシーケ

    日本語と「X」、Windows Subsystem for Linuxの環境を整備する
  • 「原理主義になるな」、DeNAのセキュリティ部長が大事にしている10のこと

    ゲームにキュレーションメディア、最近はヘルスケアやロボットタクシーなど、数多くの事業を手掛けるディー・エヌ・エー(DeNA)。同社には「セキュリティ部」という部署がある。 セキュリティをビジネスにしているわけではなく、基的には企業内のコストセンターだ。最近よく聞く「CSIRT」でもない。CSIRTは仮想的な組織として別にある。当初はCSIRTだけだったが、専門組織を作る必要性を感じてセキュリティ部を作ったそうだ。 セキュリティ部の部長を務めるのが茂岩氏。DeNAの創業期から同社のシステムインフラを担当してきた人物だ。同氏が2011年頃からセキュリティにも取り組み始め、悪戦苦闘した結果、CSIRT、そしてセキュリティ部を立ち上げる。 セキュリティは事業を強くする 現在はインフラ部門を後任に任せ、セキュリティ専任になっている。茂岩氏は「セキュリティ分野は技術的に大変興味深い。さまざまな領域の

    「原理主義になるな」、DeNAのセキュリティ部長が大事にしている10のこと