全日本空輸は9月14日に発生した搭乗システムの障害原因を特定し修正した。問題を起こしたのは、各空港に設置した搭乗手続きや荷物の登録を行うチェックイン端末。14日の始発便から利用できなくなった。 原因はチェックイン端末を管理するサーバー側の設定ミスだった。接続してくるチェックイン端末が正当かどうかを認証するための設定値のうち、暗号化機能の有効期限が「2008年9月14日1時44分まで」となっていた。これによって14日の始発便から、全国にある51空港のチェックイン端末が認証エラーとなって利用できなくなった。認証を通過することで、チェックイン端末の内蔵ハードディスクのデータが暗号化できるようになる。個人情報保護などの観点から実装したものだ。 全日空は16日に原因を特定し、17日までに修正して正常動作を確認した。問題となった管理サーバーは05年に導入したが、昨年導入したチェックイン端末まで暗号化認
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