シマンテックは4月16日、悪意あるコードの2008年の活動状況をまとめた「インターネットセキュリティ脅威レポート(ISTR)第 XIV 号」を発表した。 このレポートは、数百万台のインターネットセンサーやハッカーの監視などによって収集したデータをもとに、2008年1月から12月までのインターネットセキュリティの状況をまとめたもの。 報告によると、シマンテックでは2008年、160万以上の新しい悪意あるコードに関するシグネチャを作成した。この数は、同社がこれまでに作成した悪意あるコードの総シグネチャの6割にのぼるという。新種の悪意のあるコードが急増し、蔓延していることがうかがえる。 このほか、調査期間に同社が検知したすべての脅威のうち、90%が個人情報の不正入手を試みたものであったことも明らかにしている。個人情報を狙った脅威のうち、オンラインバンキングの口座情報などを不正入手するためにキース