会社のメールアドレス宛てに、スパムが毎日大量に送られてくるという人は少なくないだろう。削除するだけでも手間な上、性的な画像や文章が含まれている場合は従業員が不快な思いをする。 スパムをサーバ段階で止めるにはコストがかかる上、対策をしたところで売り上げが上がったりするわけでもない、と「普通の経営者」なら考える。だがGoogleのような先進企業ならそうは考えないのではないかと(あくまで想像ながら)思いたいが、残念ながらGoogleではない普通の会社であれば、リターンが見込めないものは「単なるコスト」という扱いになり、従って対処も後回しになりがちだ。 だが、こうした性的なスパムを放置し続けるとセクシャルハラスメント(セクハラ)と認定され、会社が行政指導の対象となったり、訴訟に直面することもありうるのだ──。 性的スパムは「環境型セクハラ」 ユーザーからの意見や苦情などを受け付けるため、専用メール