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ブックマーク / blog.tinect.jp (110)

  • 人はどうやってオトナになるのか。電柱の足場が教えてくれた、「無言の信頼」という話

    今からちょっと、しょうもない話をします。 バカと煙はといいますが、私、幼少の頃から、高いところによじ登るのが大好きなんですよ。 まだハイハイが出来るようになったくらいの頃、どうやってかよじ登ったテーブルから転落した(伝聞)のを皮切りに、木登りの木の上から落っこちる、ジャングルジムの最上段から落っこちる、公園のフェンスによじ登って落っこちる、公衆トイレの天井によじ登って落っこちるなど、大体よじ登るのとセットで転落しています。 頭を12針くらい縫ったことはありますが、幸い再起不能の大けがをしたこともなく、まだ生命があるのが奇跡というべきかも知れないですね。 なにはともあれ、幼少期から今に至るまで、「登れそうなものを見ると取り敢えず登りたくなる」という、一種の病気のようなものを抱えて過ごしている訳です。 子どもと一緒に公園に行ったりすると、私は色んな場所に登りまくりなんで、一緒に遊具で遊べると解

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    nakaji999
    nakaji999 2016/07/26
  • 実力以上の給料を受け取っている時、気をつけるべきこと

    これも、昔の先輩に教えてもらった話。よく憶えている。 その日は、ある大手企業のコンサルティングに行った後、近くの喫茶店で振り返りのミーティングをしていた。 先輩は、私に問いかけた。 「今日のメンバーの中で、一番優秀だと思ったのは誰だ?」 「リーダーのYさん…ですかね。彼の意見は非常に的確で、他の方と視点が違っていると感じます。」 「当たり。」 「ありがとうございます。」 だが、先輩の次の質問は、想定していなかった。 「じゃ、もう一つ聞くけど、一番給料が高いのは誰だと思う?」 「給料……?」 「そう、給料。」 「……一番優秀な人だと思いますから、リーダーのYさんですか?」 「当にそう思う?」 私はあの部屋にいた人物を思い浮かべた。 リーダーのYさん、その脇に「メンバー」として年配の方が一人、Yさんと同年代の方が3名、若手が2名いた。彼らの発言を思いだす。 若手の一人はなかなか良い議論をして

    実力以上の給料を受け取っている時、気をつけるべきこと
    nakaji999
    nakaji999 2016/07/07
  • 「目標を持たないヤツは休めないぞ」と言っていた先輩の話。

    「目標を持たない人は、休めない。」 わたしは、先輩にそう教わった。一見逆説的だが、どういうことなのか。書いていく。 その先輩はお金にあまり興味を示さなかった。 彼はクルマも家も買わなかったし、服もいつもユニクロの無難な服ばかり着ていた。美も女遊びにも興味はなく、欲らしい欲を示したことも殆ど無かった。 だが、そんな彼の唯一好きだったものが、釣りだった。彼は様々な場所に出かけて行き、釣りをのんびり楽しんでいた。時に、仕事をそそくさと切り上げ、夜釣りなどにもでかけていたようだ。 「釣りはいいよ」と、いつも彼は言っていた。 彼は残業も、休日出勤も、ほとんどしなかった。つまり、休息をきちんととっていた。 「釣りに行きたいから」と、言ってはいたが、わたしは、彼が仕事はあまり好きではない事を知っていた。彼は、仕事の時に楽しそうな表情をすることはほとんど無かったし、部下に対しても徹底して「無私」を貫いて

    「目標を持たないヤツは休めないぞ」と言っていた先輩の話。
    nakaji999
    nakaji999 2016/07/04
  • 「大企業のサラリーマンは安定じゃないよ」という友人の話。

    「大企業のサラリーマンが安定?とんでもない。」と、友人は言った。 彼はフリーランスプログラマーで、7年ほど前に独立した人物だ。彼は就活生なら誰でも知っているような名だたる大企業に勤めていたが、その「大企業の社員として安定した地位」を捨てた。 「みんな違う、っていうけど、オレ、当に安定志向なんだ。とにかく安定した生活がしたかった。でも…大企業の中にいても安定はどこにもなかった。」 彼は昔を懐かしむように言った。 「何故そう思うんだい?就活生なんか、安定を求めて大企業に殺到しているっていうのに。」 「オレもそう思ってた。でも聞いて欲しい。」 彼の長い話を要約すると、つまりは以下のような話だった。 ・収入の口が一つしか無いのは、安定ではない。 会社の業績が悪くなって、急に残業代を制限された。もちろん、文句も言えなかった。もっと悪いのは、人事制度の改定で、昇給率が急に悪くなったことだ。 もちろ

    「大企業のサラリーマンは安定じゃないよ」という友人の話。
    nakaji999
    nakaji999 2016/07/04
    全ては最後の一文だと思う。同意。
  • 「コツコツ努力できる人」は前向きでも、モチベーションが高いわけでもない。自動的に動いているだけ。

    コツコツ積み上げることは大事。よく言われるだろう。例えばこんな具合だ。 「毎日英語の練習をしよう」 「毎日記事を書こう」 「毎日お客さんに手紙を書こう」 だが、実際にやりだすと、 「うまくなっている実感がわかない」 「アクセスが伸びない」 「時間がない」 と、1ヶ月も立たないうちに諦めてしまいがちだ。頭で理解はしているが、体は動かない。これが人間の悲しい性だ。そのため「努力は、つらいことだ」というイメージが生まれ、手っ取り早く結果を出せるワザが人気を集める。 だが、時間をかけなければ成し得ないことも数多くある。 例えば人の信用を得たりすることや、高度な技術、卓越した知性などは多くの場合、気の遠くなるほどの数の基礎を少しずつ積み上げた結果の頂点に置かれた「キャップストーン」なのである。 そして、そこで重要なのは、「積み上げる」という単調で結果を実感しにくい仕事をいかにコツコツ続けるか、という

    「コツコツ努力できる人」は前向きでも、モチベーションが高いわけでもない。自動的に動いているだけ。
    nakaji999
    nakaji999 2016/07/01
  • 面白い文章を書く方法についての真実

    「面白い文章が書きたかったら、まず面白い人生を歩んでください」 僕の知り合いのとあるブロガーは「どうしてそんなに面白い文章が書けるんですか?」と聞かれる度にこう答えるという。 これだけ聞くとイマイチ理解し難いかもしれないけど、この言葉にこそ面白い文章を書くためのコツが全て詰まっていると言っても過言ではない。 今日は面白い文章が生まれる仕組みと、なぜ作家がつまらなくなるのかについてを書いてみようと思う。 ユニークな人生は、面白い文章の究極のネタ 僕自身、自分の好きな作家やブロガーを思い浮かべると、確かに人生がちょっと一風変わった人がとても多い。 例えば作家の佐藤優さん。この方はソ連が崩壊する正に時代が動く瞬間の時にロシアで外交官をされていた方であり、鈴木宗男氏とタッグを組んで北方領土返還について真剣に取り組んでいたという経歴を持っている。 そのままいけば、歴史に名を残す偉業を成し遂げたかもし

    面白い文章を書く方法についての真実
    nakaji999
    nakaji999 2016/07/01
    “あなたは何者ですか?”
  • 「忙しい」と言っている人は仕事ができない。その理由。

    「忙しい人」になっても、あまり良いことはない。それどころか、「忙しい人」は迷惑な存在である可能性すらある。 何故そう言えるのだろうか。 昔訪れた、web系の開発を行ってる会社の話だ。 その会社は「プロジェクトマネジャーの表彰制度」を持っていた。半期ごとに最も頑張ったプロジェクトマネジャーを表彰する、といった内容だった。 そして、その賞の多くは「難局を見事乗り切ったプロジェクトマネジャー」や「炎上したプロジェクトを見事に治めたプロジェクトマネジャー」などに与えられた。 私は「なるほど、頑張った人が報われる仕組みなのですね」と何気なくコメントしたのだが、その会社のマネジャーの一人は私を軽蔑したように言った。 「いやいや、あの表彰制度は全く機能してないですよ。」 私は驚いた。 「なぜですか?」 「あたりまえじゃないですか。ホントに腕の良いマネジャーは、そもそも難局など迎えないですし、炎上もさせま

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    nakaji999 2016/06/30
  • 年収アップの一番簡単な方法は、◯◯◯◯◯。

    Evernoteが価格改定をするとのニュースを見た。 Evernote の価格プランの改定について 使い込んでいる人にとっては、年額5200円であっても「まあ安いよね」と思うくらいの価格でしかない一方で、今まで無料で利用していた「フリーライダー」ユーザーにとってはかなり不満を感じる内容だろう。 私の知人の「有料」Evernoteユーザーは、 「無料で使っているひとがいなくなってくれれば、その分Evernoteが儲かる。彼らが儲けてくれたほうが、サービスも良くなってくれる期待も持てるし、何より彼らのサービスが安定して存続してくれることのほうが嬉しい。」 と言っていたが、「無料」ユーザーの知人は 「OneNoteに乗り換えるか……」 と、真顔で言っていた。 有料ユーザーは残留し、無料ユーザーは離れる。それであれば価格改定は成功と言って良いのだろう。 実は、商売のほんとうの意味でのコツは「値上げ

    年収アップの一番簡単な方法は、◯◯◯◯◯。
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    nakaji999 2016/06/30
  • 時代が変われば、マネジメントの考え方も変わる。

    「部下はほめて伸ばすべきか?叱って伸ばすべきか?」という議論が、つい先日あった。 もちろん様々な意見がある。 50歳以上のベテラン管理職は「叱って伸ばすべき。甘やかすな」と述べた。 逆に、40代の比較的若手の管理職は「褒めて伸ばすべき」という方が多かった。 では、30代の比較的若手の管理職は……というと、彼らは皆、口をそろえて言った。 「褒めてもだめでしょ。」 「叱って伸ばす、が正しいんですか?」 「それもちがう気がします」 「……なんで?」 「褒めるとか、叱るとかは、「なんとなく偉そう」だからです。偉そうな管理職なんて、チームとしてうまく行きませんよ。」 結局、その場では折り合いがつかず、40代以上と、30代は物別れに終わった。 ————————- どう思っただろうか。そして、「どちらが正しい」はあるのだろうか。前提から考えてみる。 40代、50代の管理職の方々に 「なぜ、褒める/叱るが

    時代が変われば、マネジメントの考え方も変わる。
    nakaji999
    nakaji999 2016/06/28
  • 「会社への忠誠」は過去のもの。

    「いやね、オレに命令するな、って思うわけですよ。」 彼は一流のエンジニアだが、こちらの言うことを聞いてもらうためには非常に大変だ。なにせ彼は「自分が面白い」と思うことしかやらないのだ。 「もちろん最低限の事はしますよ。でも命令されたことは最低限しかやりたくないですね。従うくらいならさっさと帰って、家で知人から紹介された面白い仕事をしますよ。」 なかなか激しい方だ。 「会社員として、出世はどうお考えですか」と聞くと 「出世なんて、もともと興味はないですね。お金が欲しかったら他で稼げるし。」 「なんで今の会社にいるんですか?」 「たまたま。まあ、やりたいことできそうだったからね。」 彼はそう言って、コーヒーを啜った。 「会社への忠誠心みたいなものは無いんですか?」 「無いね。」と彼はあっさり答える。 「自分で会社をやればいいんじゃないですか?」 「おいおい、オレは経営者としての手腕はゼロだよ。

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    nakaji999 2016/06/20
  • 「なぜ会社員は稼げないのか」を教えてくれた経営者の話

    「会社員は稼げないよ」と私はコンサルタント時代、出会う多くの中小企業経営者に言われ続けた。 「そう言われても……」と思いつつ、彼らの稼いでいる金額を聞かされるたびに、私は驚きを禁じ得なかった。 せいぜい30人程度の中小企業であっても、それなりの割合で経営者は3千万円以上の報酬を手にしている。100人を超えている企業で、長く続いている企業であれば、億単位で報酬を手にしている経営者も珍しくない。 「上場企業の社長の報酬が数億円」で驚いている場合ではない。儲かっている中小企業の経営者の報酬は、それこそ青天井である。 だが、多くの経営者はそれを黙っている。「従業員には言えないよ」と私はなんども聞かされた。 もちろん彼らはリスクと隣り合わせである。何かの拍子で会社が傾けば手元に残るのは借金であるし、従業員の不始末を自らの責任にしなければならない時もある。 だが「リスクを取っても経営者になりたい」とい

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    nakaji999 2016/06/16
  • 上辺だけのコミュニケーション力と、真のコミュニケーション力のちがいについて。

    ある人事の方が「6月に入ると新人の間の実力差が見えてくる」と言っていた。 「そんなに早くわかるものなの?」と思う方もいると思うが、おそらく正しい。 新人の役割は研修の受講と雑用をやることであり、人によりやっていることにあまり差がない。だから、余計に能力の差が目につくのだ。 「一番差がでるのは、コミュニケーションの部分だね。」と、その人は言う。 「コミュニケーション?」 「そう。」 私は思わず笑ってしまった。 「コミュニケーション力のある人を採用したのでは?」 「まあ、そりゃそうなんだけど、面接するのは現場の面接の素人だから、結局人事が研修と雑用をやらせて、もう一度ふるいにかけてるんだよ。」 「そうなんだ。」 「ま、人事をそれなりに長いことやってると、「面接で人の能力を見抜ける人」なんて全くいないことがよくわかる。」 「そんなもんかね。」 「ま、話を元に戻すと、コミュニケーション力がありそう

    上辺だけのコミュニケーション力と、真のコミュニケーション力のちがいについて。
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    nakaji999 2016/06/10
  • 「引きこもり」と「社内の働かないオジサン」は似ているのかも、という話。

    最近、専門家の方から 「実は、昔に比べて若年層の引きこもりはかなり減っているんですよ。」 という話をお聞きした。 個人的には引きこもりが増えている印象があったのだが、昔に比べ、若年層の引きこもりはかなり減少しているとのこと。現在、最も引きこもりが多いのは30代、40代だ。 「なぜですかね?」と尋ねると、 「若年層は親の経済状態がに相対的に厳しいので、引きこもりを許容できないからだと思います。おそらく子供の方も「引きこもっている場合じゃない、働かないとマズい」と思っているのでしょう。」とその方は言った。 40代の引きこもりは、親が高度成長期の恩恵を受け取っており、家庭が裕福だったので、引きこもることができたとも言える。裏を返せば、外部からの強制力、経済的圧力でがある程度働くと、引きこもりは減る、ということだ。 面白い事実である。 —————————— この「引きこもり」の方々が置かれた状態は

    「引きこもり」と「社内の働かないオジサン」は似ているのかも、という話。
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    nakaji999 2016/05/31
    “「一億総活躍社会」を本気で考えるのであれば、すでに働き過ぎている若手や女性などの活用を云々をする前に、「会社の引きこもり」を先に何とかするほうが、ずっと良い。”
  • 思い込みは、無能の始まり。

    以前、仕事でご一緒した方が、こんなことを言っていた。 「自分がよく知らないのに、思い込みで「くだらない」とか決めつけちゃダメですよね。」 「なぜですか?」 「だって、知りもしないで、くだらない、とは言えないはずです。言うんだったら「知らないのでよくわからない」が正解ですよ。」 なるほど、正しい理屈だ。私は同意した。 すると彼は言った。 「皆、思い込みで「くだらない」と決めつけてしまいがちですよね。」 「わかります。」 「そういう私も反省しなきゃということがありまして……」 「何をですか?」 「昨日、友人が「アイドルの追っかけ、面白いよ」と言ってたんですが、私、思わず「30過ぎても、そんなことしているの」と言っちゃったんですよ。」 「ほう。友人の方はご立腹ではなかったですか。」 「言ってから、あー、マズかったなと。」 「そりゃ、いい気分はしないでしょうね。」 「そうです。人の趣味にとやかく言

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    nakaji999 2016/05/31
  • 会社の生産性の低さの原因は、「時間コスト意識」の無さ

    人の一人あたりGDPの低さが目立ってくると、当然のことながら「生産性」が注目される。だが、日企業の生産性は先進国の中では圧倒的に低い。 なぜ日企業は生産性が低いのか?私も疑問に思うことが多々あった。 だが、一つのヒントが下の話にあるかもしれない。先日訪問した、あるソフトウェア開発会社での話だ。 営業の方たち数名と話していたのだが、その中の1名が 「日の生産性の低さの原因がわかりましたよ」 と言っていた。 興味を惹かれたので、「何が原因なんですか?」と私は聞いた。 「いま、お客さんから連絡があって、1週間前に契約が決まった仕事について、もっと情報がほしい」っていうんです。 「うん。それで?」 「それなんですけど、向こうの人が「見積もりの妥当性を知りたいから、見積の根拠を示した資料を作って欲しい」って言われました。」 相手の会社は、超大手企業で、契約金額もそれなりに大きい。だが、契約

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    nakaji999 2016/05/28
  • 「理念やビジョンがあるから会社がまとまる、なんて大嘘」というコンサルタントの話。

    「会社には、経営理念がある」ということは広く知られているが、「なぜ理念が必要なのか」については意外と知られていない。 いや、正確に言えば「理念がなぜ存在するか」についての当の理由が間違って伝わっている事が多い。 私が「経営理念」について、初めて考えさせられたのは、コンサルタントになって二年目の事だった。 ある、鉄鋼業界出身のコンサルが、印刷会社の社長に「経営理念」について指導していたのを見ていたのだ。 そのコンサルタントは言った。 「社長、この会社の経営理念はなんですか」 「お客様のために、誠意を尽くして商売をする、です。」 コンサルタントはそれを聞き、声を荒げた。 「あのねえ社長。こんな世のため人のため、みたいな、なんとでも取れる経営理念なんて、何の役にも立たないよ。テンプレート通りにつくってるから、会社がダメになるんだよ」 今思えば、相当失礼な言い方だったが、その指摘は的を射ていた。

    「理念やビジョンがあるから会社がまとまる、なんて大嘘」というコンサルタントの話。
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    nakaji999 2016/04/21
  • なぜ会社はダメな管理職を「降格」しないのか。

    一般的にリーダーをヒラ社員に戻したり、部長を課長にしたりする「降格」が行われている会社は少ない。 降格することが人のプライドを傷つけたり、ヤル気を損なわせたりすることを経営者が危惧するからだ。 しかし、中にはこれをうまく使っている会社もある。 あるテクノロジー企業では「降格」を人事制度の一種として普通に用いており、社員からも普通に受け止められている。 なぜ彼らは降格をうまく使うことができているのか。 その会社の経営者は30代半ばである大手企業から独立し、起業したやり手だ。 彼は独立する前、大手企業で働いている時、常にこう思っていたという。 「有能な管理職が少ない、なぜ、あれほど多くの無能な上司が上に立っているのか?上が入れ替われば、もっと事業はうまくいくのに」 彼は社内で「できる」とされる役員に、この質問をぶつけたという。するとこんな答えが返ってきた。 「うちは年功序列だからな。必ずしも

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    nakaji999 2016/03/22
  • 大企業でもないのに売上を目標にしている会社は、今すぐにそれをやめたほうが良い

    大企業でもないのに売上を目標にしている会社は、今すぐにそれをやめたほうが良いと、私は思っている。それは以下の理由によるものだ。 1.売上は、単なる「結果」である。 売上は単なる数字だ。自分たちの行動の正しさを測る指標の1つではあるが、それが目標となることはない。企業の目標・目的は何かの使命を果たす事である。 「美味しいべ物を届けること」 「良い服を着てもらうこと」 「素晴らしいサービスを使ってもらうこと」 が使命なのだから、あとはそれを定量化すればよいのだ。 売上そのものが目標になると「売上をどうやって作るか」という間違った思想が会社に浸透してしまう。多くの場合それは、顧客に押し売りをしたり、商品の改良を怠ったりするなどの負の影響が大きくなるばかりである。 2.予想通りの売上になった時、既にその会社は「死んでいる」 例えば年間の売上目標を作ったとする。では、その売上目標にどれだけの意味が

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    nakaji999 2015/11/25
    なるほど
  • 社員のやる気を気にして社内なんか見てたら、会社の未来はない

    先日お会いしたある上場企業の部長さんは「部下のやる気をあげる上司なんて、必要ない」といった。いつぞやの経営者と全く同じである。 (参考:「社員のモチベーションなど気にする必要は全くない。管理職研修など不要」と言った経営者の話。) 書店に行けば、「部下の心に火をつけよ」や「チームのビジョンを示し、皆を率いるべし」と言った書籍はうんざりするほど存在しているにも関わらずだ。 「なぜですか?」とお聞きすると、部長さんはこちらに質問してきた。 「安達さん、やる気って、他の人に上げてもらうものだと思う?」 私は無難に答えた。 「どうでしょう。「皆をやる気にさせる人」というのは、確かに存在すると思いますが…」 部長さんは私の心を見透かしたように言った。 「つまんない答えだね。」 私はぎくりとした。 「結局、上に立つ人にやる気を左右させられる人物なんて、大したこと無い人なんだよ。」 私は反論した。 「しか

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    nakaji999 2015/09/15
  • 社長が「嫌ならやめろ」と言うと、やめては困る人からやめる

    昔訪問したある会社で「嫌ならやめろ」と口癖のように言う経営者に出会ったことがある。とてもワンマンな社長であったが、商売がうまく、会社の調子はとても良かった、 が、5年半でその会社は消えた。 その会社に在籍していた社員に、昔の話を聞いたところ、 「調子がいい時は、嫌ならやめろ、で良かったんですがね。事業の成長が止まった瞬間、優秀な人から辞めていきました。社長は裏切られた、とか言ってましたが、まあ、そんなもんでしょう。」 なぜ、こんなことが起きるのか。 経営者が「嫌ならやめろ」と言うと、会社の調子がいい時は、皆「使えない奴は要らない」と経営者に賛同し、辞めていく人物に大した注意を払わない。 また、「やめてほしくない、優秀な人」は、社内での待遇がよく、成功もしていて仕事が面白いのでその会社を辞めない。 だが、永遠に業績の良い会社はない。少し業績が横ばい、あるいは下降線を取った時、どうなるか。 経

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    nakaji999 2015/09/08