12月16日投開票(11月29日告示)の東京都知事選に、前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(65)が出馬する意向を固めたことがわかった。 9日に都内で記者会見し、正式発表する。 宇都宮氏が参加する脱原発や貧困問題などに取り組む市民有志の会が擁立を決めた。今後、革新系団体との連携も目指すという。 宇都宮氏は2010年4月から2年間、日弁連会長を務めた。愛媛県出身で、1971年に弁護士登録。クレジットカードや消費者金融からの借り入れで急増した多重債務者の問題に力を注いだほか、95年にオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件の被害対策弁護団長として、被害者や遺族の支援にあたった。