14日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカ経済の先行きに慎重な見方が広がったことから、ドルを売って円を買う動きが出て、円相場は、一時、1ドル=93円台後半まで値上がりしました。 14日のニューヨーク外国為替市場は、この日発表された消費者の景況感を表す経済指標が市場の予想を下回り、アメリカ経済の先行きに慎重な見方が広がったことから、ドルを売って円を買う動きが強まりました。 このため円相場は、一時、1ドル=93円台後半まで値上がりしました。 その後は、いくぶんドルが買い戻され、1ドル=94円台前半での小幅な値動きとなりました。 市場関係者は「アメリカの金融緩和が縮小されるのではないかという警戒感が強まるなかで、来週18日から2日間開かれるアメリカの金融政策を決める会合の行方に大きな注目が集まっており、その結果を見極めようと取り引きを控える投資家も多かった」と話しています。