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ブックマーク / sumita-m.hatenadiary.com (54)

  • 安倍晋三その他 - Living, Loving, Thinking, Again

    日時計の影 作者:中井 久夫みすず書房Amazon 中井久夫「安倍政権発足に思う」(in 『日時計の影』*1、pp.194-196*2)に曰く、 「小泉*3時代が終わって安倍*4が首相になったね。何がどう変わるのかな」 「首相が若くて貴公子然としていて未知数で名門の出で、父親が有名な政治家でありながら志を得ないで早世している点では近衛文麿を思わせるかな。しかし、近衛のように、性格は弱いのにタカ派を気取り、大言壮語して日を深みに引きずり込むようなことはないと信じたい。総じて新任の首相に対する批判をしばらく控えるのは礼儀である」(p.194)こちらの方も書き写しておこう; 「日露戦争後の日も盛大に近隣の恨みを買い、米国と無謀な建艦競争をし、アジアに覇権を唱えようとした。戦後の日は、三〇年以上、恨みを解くために非常な努力をしている。皇太子時代の天皇ご夫が世界各地を歴訪しておられたのもその

    安倍晋三その他 - Living, Loving, Thinking, Again
    namawakari
    namawakari 2022/12/16
    “卑屈と謙虚とは違う。今の日本人は卑屈か尊大かだ。謙虚を徳目とした日本人はどこにいったのか。今、中国や韓国に向かって尊大なのは某国に対して卑屈な反動ではないだろうね”
  • 「小説の弱さ」(古川日出男) - Living, Loving, Thinking, Again

    関雄輔*1「小説妄信せず「言葉」の力信じ」『毎日新聞』2022年4月3日 古川日出男氏へのインタヴュー記事。 2020年の夏、東日大震災と福島第1原発事故の被災地で、故郷でもある福島県内をひたすら歩いた。被災者の体験に耳を傾け、時には自らのことも話した旅は、作家としての原点を見つめる日々になった。私小説的なノンフィクション『ゼロエフ』(講談社)に結実したその旅を経て、「小説を書くのが怖くなった」という。 「それまで小説には何でも書ける、全てを詰め込めると考えていたんです。でも、現実の大きな力に翻弄された人たちに会い、小説は万能のツールではないかもしれないと思うようになりました。ならば小説にできることは何だろう、と」 震災と原発事故、そして『ゼロエフ』の旅は作家としての信念を揺るがせた。「小説を妄信できなくなった」という今、考えているのは、小説よりも広い意味での「物語」や「言葉」そのものの

    「小説の弱さ」(古川日出男) - Living, Loving, Thinking, Again
  • 金芝河 - Living, Loving, Thinking, Again

    アサノタカオ氏*1のツィート; 詩人・金芝河の訃報に接する。編集中のの注釈に彼の名前が登場するので、責了直前に没年を赤字で書き込む。あすは電車に乗って外出するので、金芝河詩集を連れて行こう。このに出会うことで、韓国文学のマイブームがはじまったのだった。— アサノタカオ (@asanotakao1975) 2022年5月10日 『東京新聞』(共同通信)の記事; 韓国の詩人、金芝河さん死去 民主化運動の象徴 2022年5月8日 21時29分 (共同通信) 【ソウル共同】1970年代前後の韓国民主化運動を象徴する詩人、金芝河(キム・ジハ、名金英一=キム・ヨンイル)さん*2が8日午後、江原道原州市の自宅で死去した。81歳だった。1年ほど闘病していた。聯合ニュースが報じた。 41年、木浦生まれ。66年にソウル大を卒業。70年、朴正熙政権の特権層の振る舞いを批判する風刺詩「五賊」を発表し投獄され

    金芝河 - Living, Loving, Thinking, Again
    namawakari
    namawakari 2022/05/22
    81歳か、もっと老年の人だと勝手に思っていた。
  • 「出羽」の話 - Living, Loving, Thinking, Again

    内野儀「「出羽守」の話に(も)耳を傾けるために――コロナ禍と公共劇場」『神奈川芸術プレス』(神奈川芸術文化財団)159、p.16、2022 曰く、 「出羽守」という言葉があります。「……では」と、何かというと「では」ばかりを上から目線でれ炎髪する人。稿のテーマである劇場についてなら、「フランスでは……」「ドイツでは……」と、西洋の劇場について物知り顔でいろいろな無理難題を提案すると思われている人のことです。 「出羽守」がいる一方で、「フランス」や「ドイツ」なんて関係ないと強く反発する人がいます。「アンチ出羽守」です。アンチなので、「出羽守」の提案にまったく耳を傾けず、観客とか市場とかを信じると称して、刹那的にいろいろとやります。なので、「アンチ出羽守」は、たいてい、現状肯定になります。 日は明治以降西洋化したことになっているので、21世紀にもなれば、「……では」とか言われなくてもよさそ

    「出羽」の話 - Living, Loving, Thinking, Again
  • 池明観 - Living, Loving, Thinking, Again

    『朝日新聞』の記事; 宗教哲学者の池明観さん死去、97歳 韓国軍事政権の弾圧を匿名告発 1/1(土) 21:11配信 朝日新聞デジタル 朝鮮思想史の専門家で宗教哲学者の東京女子大元教授、池明観(チミョングァン)さんが1日、韓国京畿道南楊州市の病院で死去した。97歳だった。韓国の軍事政権の弾圧から逃れて滞在した日で、民主化運動をひそかに支援。帰国後は金大中(キムデジュン)政権の対日政策のブレーンとして、日の大衆文化開放を進める中心的役割を担った。 池さんは現在の北朝鮮に生まれ、ソウル大大学院で宗教哲学を専攻。1960年代に軍事政権を批判して大学を追われ、弾圧を逃れて東大研究生として72年に来日した。日では韓国の民主化運動をひそかに支援。東京女子大教授を務めて20年間滞在し、93年に帰国した。 韓国では翰林大学日学研究所長などを歴任。98年に金大中政権が発足すると、韓日文化交流政策諮問

    池明観 - Living, Loving, Thinking, Again
    namawakari
    namawakari 2022/01/03
    “2003年には、1970~80年代の軍事政権による弾圧を告発し、岩波書店の月刊誌「世界」に73年から88年にかけて約15年間連載された「韓国からの通信」の筆者「T・K生」であると名乗り出た”
  • 翻訳家としての鷗外 - Living, Loving, Thinking, Again

    松永美穂*1「多数の翻訳作品」『毎日新聞』2021年11月14日 曰く、 近代文学黎明期の作家たちのなかで、鷗外は翻訳作品の多さで突出しており、岩波書店の『鷗外全集』で翻訳のタイトル数を数えてみると、優に百二十を超える。しかも留学していたドイツのものに限らず、イギリス・フランス・ロシア・イタリア・デンマーク・ノルウェーなど、幅広い地域の作品が対象となっていることに驚く。鷗外はそれらをドイツ語からの重訳で訳していったが、目についた作品を手当たり次第に訳した印象がある。原作者にはゲーテをはじめ。シェイクスピア、イプセン、アンデルセン、トルストイ、ツルーゲネフなど、文豪たちの名が並ぶ一方で、鷗外が訳さなければ日で読まれることがなかっただろう、現代ではほとんど無名の作家の名前もある。 鷗外の読書と翻訳のスピードは非常に速かった。たとえばゲーテの『ファウスト』*2を、陸軍軍医総監として多忙を極めた

    翻訳家としての鷗外 - Living, Loving, Thinking, Again
  • 古典主義、規則、ゲーム - Living, Loving, Thinking, Again

    ヴァレリー 芸術と身体の哲学 (講談社学術文庫) 作者:伊藤 亜紗発売日: 2021/01/12メディア: 文庫 伊藤亜紗*1『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』から。 「公の場で強調して述べたわけではないが、規則を守るという点においてヴァレリーは自らを古典主義の詩人と自認している」(p.130)。 ヴァレリーが規則を遵守したというとき、その規則は詩人みずからが制定したものではない、ということがまず重要である。この事実こそ、ヴァレリーを古典主義者たらしめたものであるといっても過言ではない。詩の規則は、多くの人の手によって洗練され承認を経てきた歴史的産物であって、基準は規則に従う人ひとりのうちにはない。それゆえ、規則に従うことによって、人は自ずとあるひとつの歴史に参加していることになる。古典主義者であるとは、或る規則にのっとった作品制作の実践の系譜に連なることを意味する。系譜は自らの作品の前にも

    古典主義、規則、ゲーム - Living, Loving, Thinking, Again
    namawakari
    namawakari 2021/03/28
    “ある規則にのっとって詩を作ることは、過去に同じ規則にのっとってうみ出された詩が展開し残した可能性を展開することであるし、また未来に作られるだろう詩に対して、挑戦すべき先例になることなのである”
  • 「個」と「衆」 - Living, Loving, Thinking, Again

    現代人は愛しうるか―黙示録論 (中公文庫 ロ 3-1) 作者:D.H.ロレンス発売日: 1982/06/10メディア: 文庫 knakajii「福田恆存の「政治と文学」」https://knakajii.hatenablog.com/entry/2021/01/12/115217 私が読んだのは中公文庫版で、『現代人は愛しうるか 黙示録論』というタイトルだった。メイン・タイトルとサブタイトルが反転した仕方で、ちくま学芸文庫から出ているのか! 取り敢えず、備忘のためにコピペしておく。 第一次「大戦の結果」のヨーロッパを見ながら、ロレンスは、死の直前に『黙示録論』*1の執筆に向かわざるを得なかった。そして数年後、第二次大戦の開戦と先を競うように、福田恆存*2はその翻訳に急き立てられることになる(出版にこぎつけたのは、戦後一九五一年)。両者にとって、眼前の民主主義(革命)が問題だったことは言うま

    「個」と「衆」 - Living, Loving, Thinking, Again
    namawakari
    namawakari 2021/01/15
    “アポカリプス=終末とは、ほとんどそのことを意味している。すなわち「転向」の問題にほかならない。終末とは「ユダの季節」(江藤淳)であり、しかもキリストがいないまま「裁きたい」と言うユダの群れの時代”
  • ハビトゥスかアビトゥスか - Living, Loving, Thinking, Again

    ブルデュー『ディスタンクシオン』 2020年12月 (NHK100分de名著) 作者:岸 政彦発売日: 2020/11/25メディア: ムック 岸政彦『100分で名著 ブルデュー ディスタンクシオン 「私」の根拠を開示する』の放送が開始されたのだが、ブルデューと言えば「ハビトゥス」という用語。習慣(habitude)に関連する言葉なのだが*1、Wikipediaの仏蘭西語版や英語版を見ると、habitusは哲学用語として、アリストテレス以来の伝統を持った言葉であることがわかる*2。 ブルデューとの関連でいうと、マルセル・モースの「身体技法」論*3でのhabitusという語の用法が重要なのだろう。 社会学と人類学 2 作者:マルセル・モース,有地亨メディア: 単行ところで、habitusに戻ると、昔から仏蘭西人はhabitusをどう発音するんだろうかと思っていた。ブルデューの講演も聞いたこ

    ハビトゥスかアビトゥスか - Living, Loving, Thinking, Again
  • 篠沢に暴言 - Living, Loving, Thinking, Again

    こんな人が差別的な言葉を垂れ流すから、病のスティグマが減らないのだろう。小説家、政治家だったと思えないほどの言葉の粗雑さ、貧しさ。「業病」「武士道の切腹」とは呆れ果てる。 https://t.co/suHwP2PQVK— 岩永直子 Naoko Iwanaga (@nonbeepanda) 2020年7月27日 岩永直子*1「石原慎太郎元都知事、また暴言「業病のALS」 当事者、支援者「呆れる」「恥ずかしい」」https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/ishihara-bougen 京都で「ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者に、医師二人が薬を投与して殺害したとされる事件」についてはまだ何の言及もしていないけれど、この事件に関して、石原慎太郎が唐突に、「業病」なる言葉を使って、容疑者たちを擁護するツィートを発したのだった。 業病のALSに侵され自殺の

    篠沢に暴言 - Living, Loving, Thinking, Again
    namawakari
    namawakari 2020/08/02
    “石原氏が都知事の時…「篠沢教授を指差しながら、そばにいた医系技官に『この人あと何年生きるの?』と言い放った人です。本人が聞いているところでそんな言葉が言える神経の人ですよ」”
  • 東大モトクラシー - Living, Loving, Thinking, Again

    巖谷國士先生*1のツィート; デモクラシーの訳語は民主主義でよかったのか。民主はともあれ、イズムではないのに「主義」とされたためか、生活から離れたものになった嫌いはある。人権と生存権を蹂躙されて泣いたり死んだりするのではなく、権力に対して「怒る」ことがデモクラシーの出発点だろう。持続する。あきらめない。★ https://t.co/7LWfqqTuON— 巖谷國士 (@papi188920) 2020年5月12日 「主義」は-ismの訳。-cracyは支配や統治の意味。aristocracyやbureaucracyを貴族主義とか官僚主義とは普通訳さない。そもそもが具体的なシステムや制度の問題である筈なのに、「主義」と訳されることによって、心構えやイデオロギーの問題に還元されてしまうという感じは否めない。どのような歴史的経緯において、democracyが民主制や民主政ではなく「民主主義」に化

    東大モトクラシー - Living, Loving, Thinking, Again
    namawakari
    namawakari 2020/05/13
    “-cracyは支配や統治の意味。…そもそもが具体的なシステムや制度の問題である筈なのに、「主義」と訳されることによって、心構えやイデオロギーの問題に還元されてしまう”
  • 「暴力」(柄谷行人) - Living, Loving, Thinking, Again

    柄谷行人 政治を語る―シリーズ/六〇年代・七〇年代を検証する〈1〉 (シリーズ/六〇年代・七〇年代を検証する 1) 作者:柄谷 行人,小嵐 九八郎出版社/メーカー: 図書新聞発売日: 2009/04メディア: 単行 柄谷行人、小嵐九八郎『柄谷行人政治を語る』*1から。 柄谷氏の語り; 暴力革命についていっておくと、市民(ブルジョア)革命はすべて暴力革命でした。なぜなら、その前の体制が暴力的なものだからです。先進国はすべて暴力革命を経てきた。だから、いまも、暴力的な支配体制がある地域で、暴力革命があったとしても、それを非難するのはおこがましい。とはいえ、先進国の人間がそれにあこがれて真似をするのは、ばかばかしい。 僕はたとえば、デモで警官と衝突したり石を投げたりすることなどは、暴力的闘争だとは思いませんね。たんにシンボリックなものにすぎない。アメリカのでもでも、それはありますよ。たとえば、

    「暴力」(柄谷行人) - Living, Loving, Thinking, Again
    namawakari
    namawakari 2020/02/11
    “2チャンネル(sic.)で、人を説得しようなどとしてはいけない。場所あるいは構造が、主体をつくるのです。その証拠に、匿名ではない状態におかれると、人はただちに意見を変えます”
  • 或るオリエンタリズム - Living, Loving, Thinking, Again

    狂うひと :「死の棘」の・島尾ミホ (新潮文庫) 作者:梯 久美子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/08/28メディア: 文庫 梯久美子『狂うひと 「死の棘」の・島尾ミホ』*1から。 島尾敏雄と吉隆明について。 吉は島尾が作品を発表し始めた昭和二十年代から島尾文学を高く評価してきた。長年にわたって書き継いだ作家論、作品論をまとめた『島尾敏雄』(平成二年刊)という著作もある。島尾夫と浅からぬ交流があり、昭和二十九年十月と翌年二月、三月の三度、奥野健男とともに、当時、東京・小岩にあった島尾の住まいを訪ねている。島尾の情事を発端とする夫婦のすさまじい諍いがすでに始まっていたころだ。この二度目の訪問の際に吉は島尾のファンの女性をともなっており、その人はのちに吉の夫人となっている。 吉はその後、島尾がミホに付き添って入院した国府台病院の精神科病棟にも奥野とともに見舞いに訪

    或るオリエンタリズム - Living, Loving, Thinking, Again
  • 亜細亜主義の末裔 - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 興味深い視点。 毛利嘉孝氏*2曰く、 中村哲さんとペシャワール会の活動は最近のNGOの文脈でえ語られることが多いが、福岡という地にいるとむしろ戦前の玄洋社などにあったアジア主義を、戦争の経験を踏まえて、徹底的に批判的しつつそのわずかな可能性を継承した思想史的な運動であるように感じられた。— 毛利 嘉孝 (@mouri) 2019年12月5日 戦前のアジア主義は、帝国主義者と資主義者に独占されてしまったが、戦争を機にそれと決別する形で考える可能性があったのではないか。自戒を込めていえば欧米の政治思想に依拠しがちな日のラディカリズムとは異なった思想を実践できるのではないか。そうしたことを考えさせる活動だった。— 毛利 嘉孝 (@mouri) 2019年12月5日 *1:https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2019/12/05/092749

    亜細亜主義の末裔 - Living, Loving, Thinking, Again
    namawakari
    namawakari 2019/12/06
    これは確かに興味深いな。
  • 生誕100周年 - Living, Loving, Thinking, Again

    生きていれば100歳なのか! 伊達聖伸氏曰く、 伊達聖伸 / Kiyonobu Date@buytekadonoi 100年前の今日、1919年9月19日が加藤周一*1の生年月日。高みの見物の知識人という横顔もあるが、戦争反対は明確。「沈黙とは、現在進行していることの、少なくとも民主主義社会では容認です」。「専門領域から踏み出したことに意見がないというのは虚偽です」(『私にとっての20世紀』)。 Translate Tweet 5:27 AM · Sep 19, 2019·Twitter Web App https://twitter.com/buytekadonoi/status/1174434688884064258 成田龍一『加藤修一を記憶する』を改めてマークしておく。加藤周一を記憶する (講談社現代新書) 作者: 成田龍一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/04/16メデ

    namawakari
    namawakari 2019/09/19
    “100年前の今日、1919年9月19日が加藤周一*1の生年月日”
  • Immanuel Wallerstein - Living, Loving, Thinking, Again

    「イマニュエル・ウォーラーステイン死去:世界システム論を提唱した歴史社会学者」http://societas.blog.jp/1075636065 “Immanuel Wallerstein, Anti-Capitalist Intellectual, Dies at 88” https://www.telesurenglish.net/news/Immanuel-Wallerstein-Anti-Capitalist-Intellectual-Dies-at-88-20190901-0009.html “Famous anti-capitalist thinker Immanuel Wallerstein dies at age of 88” https://en.mehrnews.com/news/149571/Famous-anti-capitalist-thinker-Immanu

    Immanuel Wallerstein - Living, Loving, Thinking, Again
    namawakari
    namawakari 2019/09/05
    “ウォーラステイン以前では、社会学的分析のマクロなリミット、所謂全体社会は国民国家と一致するという見解も決して奇異ではなかったのだ。”いまさらだが、亡くなったのか。
  • 「作品を批判する権利」と「脅迫されない権利」 - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 「奪われた“批判する権利”~憲法学者・木村草太さん」https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190830/k10012056841000.html 木村草太氏*2曰く、 「『表現の自由』というのは公権力などによって強制的に表現することを奪われない権利です。一方で、ほかの人々から表現を非難されないという自由は含まれませんから、作品の内容や、展示の決定に対して人々が自由に批判することはまさに表現の自由です」と語りました。 「強制力を使ってやめるさせることと、表現者に対して『こういう表現は間違っているんじゃないですか?』と伝え作者が自律的に改善するというのは全く違うものです。彫刻などの作品は鑑賞しないと立体的な評価はできず、報道などで作品内容を知ったとしても鑑賞せずに非難するというのは批判者として誠実ではありません。展示自体が行われていないということは、こ

    「作品を批判する権利」と「脅迫されない権利」 - Living, Loving, Thinking, Again
  • 「言葉を失うほど拍子抜け」 - Living, Loving, Thinking, Again

    アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫) 作者: 野坂昭如出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1972/02/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 99回この商品を含むブログ (61件) を見る 大野裕之「文学逍遥 野坂昭如『火垂るの墓』」『毎日新聞』2019年7月6日 大野氏は大学時代に野坂昭如講演会を企画したことがあるという。 当時の面影を求めて作中の池のモデルであるニテコ池に着いて、言葉を失うほど拍子抜けした。フェンスに囲まれた貯水池には野鳥がさえずり、池畔の巨木は周囲の豪邸や瀟洒な高級マンションが並ぶ街並みと見事に調和している。腹を空かせて、泥だんごで造ったおかずを「どうぞ、お上り、べへんのん?」と言って死んだ節子。彼女が死んだ土手の上を、その日は日傘の女性がのんびり歩いていた。 『火垂るの墓』*1`は野坂の実体験をもとにしているが、実際は、妹はまだ乳飲み子で`別の場所で

    「言葉を失うほど拍子抜け」 - Living, Loving, Thinking, Again
    namawakari
    namawakari 2019/07/07
    “思わず「そんなチラシ要るんですか?」と聞くと、「配ってる方は大変なんだよ」と返ってきた。ユーモラスなやりとりのなかに、彼が常に複数の眼差しの持ち主であることを強く感じた”
  • 「取り消し」 - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 プロテスタンティズム - 宗教改革から現代政治まで (中公新書) 作者: 深井智朗出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/03/21メディア: 新書この商品を含むブログ (12件) を見る 『産経新聞』の記事; 元東洋英和院長の「読売・吉野作造賞」受賞取り消し 5/17(金) 17:28配信 産経新聞 著書執筆に際し捏造(ねつぞう)や盗用があったとして懲戒解雇された東洋英和女学院元院長の深井智朗氏をめぐり、読売新聞社と中央公論新社は17日、深井氏の著書「プロテスタンティズム」(中央公論新社)を対象に昨年授与した読売・吉野作造賞を取り消すと発表した。 読売新聞社などが深井氏へのヒアリングなどを行った結果、同書に不正行為は認められなかった。だが、大学の調査委員会が今月10日、別の著書「ヴァイマールの聖なる政治的精神」などに捏造と盗用があったと認定したことを受け、同賞の選考

    「取り消し」 - Living, Loving, Thinking, Again
    namawakari
    namawakari 2019/05/19
    “『プロテスタンティズム』自体には「不正行為は認められなかった」のに「読売・吉野作造賞」は「取り消し」。「吉野作造賞」というのは本に送られるのか、それとも人に贈られるのか。”
  • 山水画に騙されて - Living, Loving, Thinking, Again

    おどろきの中国 (講談社現代新書) 作者: 橋爪大三郎,大澤真幸,宮台真司出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/02/15メディア: 新書購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (34件) を見る 橋爪大三郎、大澤真幸、宮台真司『おどろきの中国』の中で、橋爪大三郎氏*1は以下のように語っている; EUがこんなにもたもた、まとまらなかった理由は、交通の困難にあると思う。アルプス山脈がある、地中海がある。移動のコストが大きい。 この地域には、アーリア人が入ってきて、ギリシア人、ローマ人になり、ゲルマン民族にもなった。どの民族も固有の言語や固有の文化・信仰をもったまま、ローカルな集団をつくって、溶け合わない。民族大移動があっても、どの集団がどこに移りましたと追いかけることができて、異質な集団のまま残るわけです。ふつうなら戦争になる。そこで、彼らは順番にキリスト教に改宗して、