判定に勝ったのは亀田さんで、負けたのは放送行政ということになります。 ここ二年、堀江氏が倒され、村上氏が潰され、三木谷氏がいろいろ取り沙汰されているのは何の目的があったのか、ある程度知見のある人であれば誰でも想像がつきます。我が国の重要な機能の一つ、テレビ局など放送業界を守るためでしょう。それも、アメリカの投資銀行経由や、タックスヘイブンを通して中国の資本が日本の放送業界の資本を握って支配することに対して、官民一体となって敢然と抵抗しましょう、という話だったはずです。 ところが、日本の捜査機関や情報機関が必死になって周辺事情を整理し、微罪でも何でもいいからとにかく摘発に漕ぎ着け、市場の透明性に先鞭をつけようとしている矢先に、今回の事件ですよ。 TBSは、三木谷氏からの買収に抵抗するために、各所調整のうえ、電通ほか各社からの資本増強を仰ぎ、経営の独立性を確保する方向で努力してきたはずで
2006年06月15日15:45 カテゴリMoney 空腹時に李下に立つべからず だからこそ、特別公務員や政治家は庶民であってはならない。 ローマ人の物語XII 迷走する帝国 塩野 七生 イザ!:各界から福井やめろコール…村上“汚染”財界人脈-事件ですニュース通貨の番人として、日本経済をコントロールする立場の福井氏が総裁就任後も出資を引き揚げない倫理の欠如は、その資質を問われても仕方ない。 H-Yamaguchi.net: いったいどうすりゃいいのさ もしそうなら、すべての特別職公務員や政治家は一切の投資活動から手を引いてもらいたいと。首相や大臣だけでなく、知事や市長、国会や地方議会の議員の全員に、預貯金と国債、地方債以外の資産運用を禁止してもらいたい。 李下に冠を整させないようにする唯一の方法は、。李下に立つものたちを、すももでおなかいっぱいにしておくほかないではないか。具体的には、特別
2006年06月14日01:35 カテゴリValue 2.0Psychoengineering Fatal Abstraction 私には、両者とも同じ罠にとらわれているように思える。 『日常生活を愛する人は?』-某弁護士日記 - ジャーナリストとは 2 オウム真理教と信者の責任を、ろくに検討せずに「日本国国民」と等閑視するというようなしょもない、果てしない相対主義からは、 さらに無責任社会が出て来てしまい、オウム真理教やファシズムについて、まともな対応ができないこととなるだろうから CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点:滝本太郎先生へのご返事私が先のエントリーで書こうとしたのは、オウム真理教と日本人の類似性ではなく、「オウム真理教に被害を受けたと感じている日本人」と、「大日本帝国に被害を受けたと感じている中韓の国民」の類似性についてでした。 抽象化、という
NGOs: Fighting Poverty, Hurting the Poor セバスチャン・マラビー (Sebastian Mallaby), Public Policy September/October 2004 山形浩生 訳 要約: 貧困に対する戦争は、善意の砲火に脅かされている。メディア指向の西洋活動家たちが援助機関に襲いかかり、途上国を搾取すると称するプロジェクトを阻止すべく抗議運動を繰り広げているのだ。こうした抗議運動は、職業扇動家たちのお気に入りのテーマを目立たせてくれるので、かれらには好都合だ。だが、飲料水も水もなく暮らしている何百万もの人々には必ずしも役にたつわけではない。 去年、わたしはウガンダを訪問した。アフリカの絶望的な状況がどうやって改善に向かったのか、貧困ライン以下で暮らしている人々の数を 1990 年代にほぼ 40% も減らせたのはなぜなのかを理解したかっ
「規制緩和=弱者切捨て」に根拠なし、という話。規制緩和が行われて困るのは、既得権益を持っている人たちです。むしろ「既得権益=強者」と捉えるなら、規制緩和は格差縮小要因です。格差拡大の主因は、「相続」と「結婚」で、ともに規制緩和とは無関係です。 もし、あなたが既得権益を持っているなら、規制緩和に反対するのはある意味当然です。例えば、商店主なら大店法(というか、まちづくり三法)を支持しても不自然ではありませんし、農家なら現行の保護行政を支持してもおかしくはありません。なぜならば、それらの規制により、(少なくとも)短期的には消費者に犠牲を強いることによって、自らの利権を温存できるからです。 一方、厳しい言い方かもしれませんが、既得権益を持っていないにもかかわらず、規制緩和に反対するのは単なる愚か者です。言うまでもなく、規制緩和が行われて得をすることはあっても、損をすることはないからです。 もっと
相変わらず、日本ではニート問題などに対し、「食うに困らぬ豊かな時代になって、ハングリー精神がなくなった」とか、「日本人の心を失ってしまった」とか言う人たちがたくさんいる。まぁ、今に始まった話ではない。私が子供の頃も、親や先生の世代から、「あなたたちは、戦争の苦しさを知らないからダメだ」とか言われて、「おーそーかい、じゃぁ私たちをちゃんと教育するために、戦争を起こすのがいいのかい!」とめちゃくちゃ反感を感じたものだ。 要するに、これだけ平和でみんなが豊かな時代というのは、日本の歴史上なかったから、そういう世の中でどうやって子供のモラルを育てればいいか、というノウハウがないだけだろう。どうすればいいか自分の頭で一生懸命考えずに、豊かな時代のせいにしたら、豊かな時代に申し訳がないじゃないかと思う。 アメリカは、日本よりも豊かな時代が長いので、それなりにノウハウがいろいろと蓄積されていると思う。も
2006年05月16日07:00 カテゴリTaxpayerLove 1000枚の福沢諭吉 以下のentryにinspire、いや"dispire"されたので。 国の借金 石 弘光 1000枚のコピー用紙 君たちすべての人が、可能性という1000枚のコピー用紙を持って生まれてきた。 君たちすべてが、1000枚の福沢諭吉という借金を背負わされて生まれてきた。 君たちすべてが、だ。仮定じゃない。本当の話だ。 「うちの村にもとなりの村と同じ公民館を」といって隣村の人たちが一枚持っていった。 「うちの県にもとなりの県と同じ空港を」といって、隣の県の人たちが十枚持っていった。 チョットだけ目を閉じてごらん。 君たちにとっては、たった一枚の福沢諭吉だって大金だ。 たとえ100円だって、それが親でも君の財布から勝手に取り上げたら君は怒るだろう。 一万円持ってかれたら、君は家出をするかも知れない。 100万
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