産業技術総合研究所(産総研、吉川弘之理事長)は、ロボットを制御する機 能要素のアプリケーションをモジュール化し、効率良くロボットの開発が行え るようにする産学官連携プロジェクト「ユーザ指向ロボットオープンアーキテ クチャの開発」を開始したと発表した。プロジェクトの期間は3年。 産総研が次世代型ロボットのプロトタイプを開発。その開発で得たロボット のアプリケーション技術を、産総研が開発したロボットシステム構築用ソフト 基盤技術「RTミドルウェア」で再利用できるロボット機能部品としてモジュー ル化するもの。 「RTミドルウェア」とプロジェクトで開発したロボット技術のモジュール、 仕様などは一般に公開し、産総研が支援するロボット開発ベンチャー企業や一 般企業などに利用してもらうことで国内でのロボット開発の促進を図る。プロ トタイプロボットは、今後大きな市場が見込まれる「物流支援ロボット」「対 人