健康に良いとされている緑茶だが、実は、脳細胞の生成を促し、記憶力や空間学習能力を高める効果もあるということが中国の研究でわかった。 緑茶に含まれるカテキンの作用に注目した同研究で、カテキンは、幹細胞と同じような役目を果たす神経前駆細胞の生産量を上げてくれることが判明。そこで、マウスを使った実験で、この細胞が増えることによって記憶力が増すかどうかを調べたところ、カテキンを与えたマウスは与えていないマウスより短時間で物事を覚え、物体認識や空間学習能力も上達していたことが証明されたという。 今回の研究を行った研究者は、緑茶に含まれるカテキンには、変性疾患や記憶力の低下に打ち勝てるポテンシャルがあることがわかったとコメント。緑茶を飲むことで、将来的に認知症などの病気が防げるようになる可能性を示唆した。