今日の昼前に投稿した記事「評価シーケントの論理計算と操作的意味論」において、操作的意味論に基づいた意味記述方式を提案してます。これは、CatyScript2.0を記述する目的で考えたのですが、なぜ操作的意味論を採用したかを書いておきます。 CatyScriptの意味を表示的(denotational)に記述することも出来なくはないでしょう。しかし、簡単な仮想機械を想定して操作的(operational)に書くほうが次の点で有利なように感じました。 処理系実装の方針を立てやすい。 コンパイル方式のヒントになる。 スコープ/可視性の定義が容易。 細かい振る舞いまで記述できる。 細かい振る舞いが書けるということは、煩雑で抽象度が低いという欠点でもあります。しかし、表示的には書きにくいことがあるとき、自然言語で注記するくらいなら操作的に書いたほうがマシだと思います。 操作的な記述をシーケント計算と