トムソンの円柱と球を使った解析機。潮汐の研究に使用された。 微分解析機(びぶんかいせきき、英: Differential Analyser)は、微分方程式で表すことができるような問題について数値積分のようにして、ただし数値的に(ディジタルに)ではなく、「数量的に」(アナログに)解を得るアナログ計算機である。いくつかの構成要素から成っているが、積分計算を行う主要部である「積分器」は、回転する円盤と、それに円周部を接触させて回転しつつ放射方向に移動できる円盤から成っている。精度や目的は大幅に異なるが、機械の基本的な構成としてはフリクションドライブによる変速装置と共通するものがある。[1] キー・マクナルティ、Alyse Snyder、Sis Stump が微分解析機を操作しているところ(フィラデルフィア、ペンシルベニア大学電気工学科ムーアスクールにて、1942-45年ごろ) NASAの前身NA