108. 「スパコン 二番でもいいかもしれない」について(2011/11/15) 「京」というかHPCI推進プログラムがまた仕分けで取り上げられたのは 新聞等で報道された通りで、 11/14 にAICS視察があった模様です。 これについて、自民党の河野太郎衆議院議員がブログで記事を書いています。現在のところ スパコン 二番でもいいかもしれないと スパコン京への疑問の2本です。 まず最初のほうから 日本のスパコンは、スカラー型とベクター型をあわせたものでなければなら ないというのが当初の文科省の主張だったのに、ベクター型のNECと日立 が撤退し、あっという間に富士通のスカラー型のみのスパコンになった。 その際、スカラー、ベクターが必要だという当初の主張はどうなったのか。 誰がどういう理由でスカラー型、ベクター型の混合型を主張していたのか、 なぜ、それがスカラー型一本になったのか、なぜ、NEC
102. 福島原発の事故その6 (2011/5/29-6/10) 相変わらず原発の話です。 その5 101 から1ヶ月、事故から2ヶ月半たって、事 態の収束にむけて何か進展があって欲しいところですが、残念ながら具体的な 動きはなにもありません。 102.1. 原発はどうなっているの? 一言で言えば、どうにもなっていません。相変わらず、核分裂生成物から出る 熱で燃料が高温になって、火災になったり爆発したりするのを防ぐために とにかく水をいれて冷やしているわけです。もっとも、3ヶ月近くたったので、 発生する熱量は熱出力の 0.1-0.2%程度までさがっています。停止の1時間後に は 1-2% あったので、その頃に比べると 1/10 になっているわけです。 なお、減少のしかたは段々ゆっくりになって、1年後は現在の半分程度、 2年後でさらに半分程度、となるはずです。 計算機でいうと完成時の次世代ス
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