COM を使った事も、使う予定も無いのだが、天才プログラマ A 氏のすすめで読んでみた。 COM が目指したコンポーネントは 言語独立 native コード なのだがそれを実現するために、どのような仕組みが必要であったかがよく分かる本。 特にI/F と実装を分離する際の C++ が持つ問題点は意識した事がなかったので大変勉強になった。BeOS API のクラスがダミーメンバを持っていた理由もやっと理解できた。 Essential COM を読み A 氏との議論を通して考えた事を残しておく。 COM は当初の目的を達成しているが、複雑すぎるというのが正直な感想。結局のところ「言語独立」と「native コード」の両方を実現しようとしたから複雑になったのだと思う。MS が .NET に舵を切ってからは少しずつ使われなくなっていくのだと思うのだが COM の次の世界はどんなものだろうか。 自分の
