秋葉原生まれ大手町育ちの歌って踊れる江戸っ子インフラエンジニア。 0と1が紡ぐ「ゆるやかなつながり」に魅せられ早20年、 SNSとCGMの力で世界を幸福にするのがライフワーク。 市民、幸福は義務です。 あなたは幸福ですか?
これも備忘録。 id:eel3:20110701:1309532287 のGoに続き、今度はPowerShellの編集環境を整えてみたので、その作業内容も記録しておく。 しかし何というか、vimでWindows用のプログラミング言語の類を編集するというのも妙な気分ではある。でも便利だからなあ。 シンタックスハイライトを有効にする。 ps1.vimをWindows PowerShell Syntax Plugin - Syntax coloring, indenting and filetype detection for Windows PowerShell : vim onlineで入手する。 ps1.vimを$HOME/.vim/after/syntax*1にコピーする。ディレクトリが無い場合は作成すること。 オートインデントを有効にする。 ps1.vimをWindows PowerS
■ ノード数水増しは不適切な設計のクローラによる不慮の事故だった 前回の日記の件、大阪市立大学の研究実施責任者より連絡を頂いた。前回、可能性として、 誤報を誘発するためにノード数を水増しした何者かによる愉快犯 ――(A) 大阪市立大学の正当な研究用のWinnyクローラが、異常な設計になっているために引き起こされた、不慮の社会的混乱事故 ――(B) 大阪市立大学の研究の目的自体が、偽ノードを大量に発生させることによる何らかの実験(たとえば、通常のWinny利用を阻害する目的など) ――(C) の3つを挙げたが、(B)であるとのこと。大阪市立大学では、P2Pファイル共有ネットワークにおける検索キーワードの流行が時間的にどう変化するかを統計的に分析する研究を進めていて、統計的推定のためには、データの収集頻度を増やす必要があるということで、クローラをマルチスレッド化する改造を年末に行い、年始より稼
(LucidChartというウェブサービスで作図しました^^*1 日本語が出力できなかったので、スクリーンショットを撮らせてもらいました。) 「おおやにき」の説明に違和感 大屋雄裕先生が自身のブログにWinny事件二審判決の感想を載せてくださったのですが、わからないところがあります。以下の記述です。(中略)この場合、一審と二審の判断が分かれた理由は主に、Winnyという製品が価値中立的なのかどうかという事実認定の問題に還元されることになるわけだ。( Winny事件二審判決 - おおやにき より引用) これは本当にそうでしょうか?記事全体を見ても、"二審判決はWinnyを価値中立の製品だと判断したが、一審判決はそう判断しておらず、この事実認定の違いが、一審と二審の判断が分かれた主な理由だ" という風に書かれているように読めます(誤読していたらごめんなさい)。しかし、判決要旨等を読むと、一審・
写真中のミニモニタ上部中央に表示しているグラフは、5月28日の時点では図2のようになっていた。黄色の線(真ん中の線)を見ると、5月12日正午ごろから14日正午ごろにかけて明らかな異常ピークが見られる。 青の線(下の線)は、1回の巡回で観測されたキーから、キーにソースノード(当該ファイルの提供元を意味するIPアドレスとポート番号)として記されたノードの数を計数したもので、1回の巡回は20分〜30分程度である。この値は、おおよその瞬間アクティブノード数を表しているかのようにも思えるが、一巡する時間内に全ノードを巡りきれているとは限らないので、そうとは言えない*2。 この青の線は、毎日深夜にピークがあり、平日の昼間には小さい値となって、土日や祝日には昼間でも値があまり小さくならないという、安定した傾向が見られる。 黄色の線は、青の線が示すノードについて過去24時間以内に存在した数を求めた値であり
■ 続・Winnyの問題で作者を罪に問おうとしたことが社会に残した禍根 明日から、Winny作者著作権法違反幇助事件の控訴審が始まるそうだ。個人的心情としては、金子さんには無罪になってほしいと思うが、そのためにWinnyに対する評価がねじ曲げられたり、学究的真理が歪曲されるようなことがあってはならない。このことについては地裁判決が出る前日の日記に書いた。 Winnyの問題で作者を罪に問おうとしたことが社会に残した禍根, 2006年12月12日の日記 それから2年もの月日が流れたが、その間にも懸念していた状況は続いた。特に、一審では検察側が、作者がアップデートを続けていたことを幇助とみなす理由の一つとしたことから、アップデートが許されないことによってウイルス被害が続出しているというアピールが展開された。金子氏本人も一審の公判で、フラッシュメモリを手にとって裁判長に見せるアピールをしていた。ソ
まわりでWinnyの情報漏洩について何か対策は立てられないものかという話が上がっていたので、考えてみた。 刑法の世界だと、死にそうな奴を発見したところで、助けなくても、犯罪にはならないが、いったん助けて、それからやっぱり無理だと言って放置したら、遺棄罪や遺棄致死罪になる。これはいったん手を出したことで作為義務が生じるから。(下手に助けなければ他の人が助けてくれたかもしれないわけだから、手を出したことでかえって状況が悪化している。) それと同じように、Winnyをリバースエンジニアリングして、プロトコルやネットワークを研究して、それに対するセキュリティ対策ソフトや何らかの成果を公開しているセキュリティ研究者に対しては、もはやWinny作者と同様の作為義務があって(これを不思議に思うことがないよう、わざわざ上の例を示していることに思い至るべし)、ごく簡単にセキュリティ対策を講じることができるの
ウイルスは .zip ファイル内に潜んでいることも多いことから、拡張子偽装だけ調べてもウイルス全般の調査にはならないが、ここではひとまず拡張子偽装されたファイルについてだけ調べることにした。 まず、時刻順に並んでいるキーのダンプから、ファイル名に「 .」を含むものだけ抽出しながら、ファイルのハッシュID(Winny用語で言うところの「ハッシュ値」)毎に、そのキーを送信してきたWinnyノードを出現順にシリアル番号を振りながら転記することで、データを整理した。 たとえば、2007年1月1日に最初に観測*2した拡張子偽装ファイルのハッシュIDは「%09fdce1365df9fc28dd921faXXXXXXXX」であったが、このIDについての観測記録の冒頭は次のようになっている。「X」は伏字であり、1行目にはファイル名を記載しているがここでは省略している(「tail +2」)。
P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日本ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 RIAAの新たな対ファイル共有戦略が開始されたよ、というお話。この新しい戦略は、訴訟に持ち込む前に警告状を送付し、和解を選択するか、提訴されるかを選択させるというもの。これまで著作権団体による法的措置によって和解を迫られた人達は、平均して30-40万円前後を支払わされてきたけれども、RIAAはこの手続きを簡略化し、訴訟によらずに和解を実現できるとしている。しかし、このような戦略は何を意味しているだろうか。これまでの、RIAAの訴訟による恐怖戦略は全く通用してこなかったのは違法ファイル共有ユーザの増加を見れば明白である。つまり、このような戦略を推し進める彼らの真の目的は、別のところにあると考えられる。訴訟に持ち込まないことで、本当に著
■ ウイルス駆除のためWinnyのCacheフォルダを仮想ドライブ化してはどうか 「アンチウイルスベンダーがWinnyのCacheフォルダ内のウイルスを駆除しない理由」に書いたように、Winnyを媒介するウイルスの勢いが通常に比べて衰えにくい原因として、アンチウイルスソフトが「出て行く」ファイルに対する検疫を行っていないことがあるが、ならば、WinnyのCacheフォルダの中身をWindowsの「仮想ドライブ」としてマウントするソフトウェアを作って配布してはどうだろうか。 そうすれば、一般的なアンチウイルスソフトを用いてそのドライブにウイルススキャンをかけることで、Cacheフォルダ内のウイルス駆除ができるはずだ。その仮想ドライブでは、ファイル一覧の操作が復号されたファイル名でリストされ、ファイルの読み出し操作が復号しながらの読み出しとなり、削除操作が対応するファイルの削除となるようサポー
■ Java用「winnytp://」プロトコルハンドラを作ってみたら簡単にできた タイミングのよいことに、11日の日記の「Winny可視化のため、WebブラウザにWinnyプロトコルハンドラを」に対して、「高木版Winnyプロトコルハンドラは妙だ」という反応があった。 それを言うなら winnytp://a272e2d2e7a6844d97ab5fd9619be1d6 というURIで、ネットワークのどこかにある a272e2d2e7a6844d97ab5fd9619be1d6 というハッシュのファイルを指すのが自然なんじゃないかと。 高木版Winnyプロトコルハンドラは妙だ, blog.fuktommy.com, 2006年6月25日 べつにそれに限定される理由はない。両方があり得るというだけのことだ。 URL (Uniform Resource Locator) として、場所を指定して
ファイル共有ソフト「Winny」経由でもっぱら感染するウイルスなどの対策ソフト。非常駐で手軽に利用できるのが特長。情報漏えいを引き起こす“Antinny”やその亜種の感染は、フォルダや音楽ファイルなどと間違えやすく、紛らわしい名前のEXEファイルをうっかり開いてしまうのが原因となるケースが多い。そこで本ソフトをインストールすれば、“新しいフォルダ”という文字列を名前に含むEXEファイル、または半角スペースを連続して2つ以上名前に含むEXEファイルは、開こうとしても警告ダイアログが表示されて実行できなくなる。さらに“Winny.exe”および“Winnyp.exe”という名前のEXEファイルも起動できなくなる。また、ファイル名の偽装で広まるこの手のウイルスは「Winny」を使わなければ安心というわけではないので、「Winny」を使う予定のない人にもお勧めしておきたい。 【著作権者】FREE
■ WinnyのDownフォルダをインターネットゾーンにする いくつかの国々では、貧困層に薬物乱用が蔓延し、注射器の回し打ちで悪性の感染症が広がっているとき、無料で注射セットを配布するのが正義なのだという。 ニートにWinny乱用が蔓延し、Downフォルダのダブルクリックで悪性のトロイの被害が広がっているとき、私達にできることといえば、せめて安全なファイルの開き方だけは伝えていくことではないだろうか。どうしてもWinnyを使いたいならDownフォルダをインターネットゾーンにして使え、と。 Vector Softライブラリに、「ZoneFolder.VBS」というVBスクリプトのパッケージがある。 この中にある「インターネットフォルダ.VBS」を実行すると、作成するフォルダ名を入力するよう求められるので、できるだけランダムな名前を入力する。
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