2月28日、会社清算により全店舗の営業を終了し、64年の歴史に幕を降ろした家電量販店「さくらや」。 そんなさくらやの店舗の中でも最もファンが多かった(たぶん)のが、「新宿ホビー館」、通称“さくホビ”。 とくにフィギュアやプラモデルの品揃えのよさが人気で、人気の新商品入荷の日には、よく行列や争奪戦が繰り広げられていた。長年の「さくホビ」ファンだったという40代男性に聞くと、 「何か新商品が入ってるんじゃないかって、チェックのために週に何日も、巡回ルートとして回ってたこともあります。新宿3丁目には何軒もホビーショップがあったけど、みんな秋葉原に流れていったのか、順番に無くなっていって、とうとうさくホビも閉店。このあたりに用事なくなってしまいますよ」 と、閉店を嘆いていた。 最終日のホビー館は、全4フロアのうち、2フロアでの営業。店内に入ると、DSやWiiのソフトが980円で売られている。正直、