火山噴火の規模を表す火山爆発指数(VEI)は、噴出物(テフラなど)の量によって決定され、破局噴火はVEIは7から最大の8に相当する。例えば1990年から1995年にかけて噴火した雲仙普賢岳では、火砕流1回あたりのマグマ噴出量としては10 - 1000m3(VEI=0)、5年余りに渡る活動期間中の噴出物の総量では0.2 km3(VEI=4)程度、また20世紀最大の火山噴火とされる1991年のピナトゥボ山噴火はVEI=6であったが、北米のラ・ガリータ・カルデラ[11]、サンフアン火山地域(英語版)、イエローストーンなどでは1,000 km3の規模となり、火砕流の規模だけでも雲仙普賢岳の1000万倍程度となる。このように破局噴火は火砕流堆積物に代表される噴出するマグマの量が途方も無く多いのが特徴である。 9万-8万5000年前の阿蘇4火砕流・火山灰 7300年前の幸屋火砕流と鬼界アカホヤ火山灰