自分のことを完全に理解してくれる人などいない 仕事をしていると、どうしても愚痴を言いたくなるときがある。 なんでわかってくれないんだ。 どうしてうまくいかないんだ。 と、やりきれない現状に苛立ち、やり場のない嘆きを誰かに話したくなるときがある。 しかし、愚痴を誰かに話したところで良いことは一つもない。 愚痴を言う目的は、 自分を肯定してもらうこと だからだ。 愚痴を聞く側ができることは、 「そうだね」 「わかるよ。ひどいね」 「君は間違ってないよ」 と同意して共感することだけだ。 僕は友達に愚痴を言ったことは一度もないが、心を許した彼女には愚痴を言ってしまうことがあった。 今なら言える。 これは完全に間違いだったと。 彼女だろうと、他人である。 自分の心の内を完全に理解してもらうことなんてできない。 自分の心の中の全てを伝えるには、僕はあまりにも言葉を知らなすぎるし、そもそも心の中の全てを
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