今や、約2100枚のDVDを1秒で送信できるほどの伝送能力を持つ海底ケーブル。太くてゴツいものと思いきや、意外なほど細いのに驚かされる。いったいどんな技術で“細くてタフ”なケーブルを作っているのか。驚きに満ちた製造方法を見るべく、北九州の工場に飛んだ。 日々の暮らしや仕事に欠かせない存在となっているインターネット。いつ、どこにいても“すぐに情報を得られる”便利さは国内だけにとどまらず、日本にいながらにして海外の情報を瞬時に把握できるのも、今や当たり前の光景だ。 こうした海外からの情報が、どんなルートをたどってきているのか考えたことはあるだろうか? その答えは――“海底”だ。 国際間の通信といえば、衛星を使った通信を思い浮かべる人もいるかもしれないが、2015年の時点では国際通信のほぼ99%を海底ケーブルが担っている。衛星に比べて伝搬時間が短く、大容量の信号を扱うことができ、地上のトランスポ
三六式無線のときにも少しお話ししましたが、日本海海戦において 情報の伝達が非常にうまくいったことの一つの要因として、 海底ケーブルがその一助を担ったということがあります。 「児玉ケーブル」とも言われたこの国産初の海底ケーブルは 以前にもお話ししたこの軍事、政治、経済、産業、全般にたいし オールラウンドな才能を持っていた児玉源太郎によって敷設されました。 先日その「NHK史観」について少し苦言を呈した形の「坂の上の雲」 では高橋英樹がこの大物を演じています。 秋山好古が陸軍大学の学生である時に、校長職にあったのが児玉でした。 「坂の上の雲」では、ドイツ軍大モルトケの推薦により派遣された クレメンス・ウィルヘルム・ヤコブ・メッケル少佐が陸軍大学校教官として、 秋山好古らを厳しく指導する様子を微笑みを浮かべて見守っていましたが、 メッケルを招聘してきたのも「臨時陸軍制度審査委員会」委員であった児
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く