石川雅之「マンガを読んでマンガを描くな」の紹介を読んで、漫画に限らず小説、小説の中でもSFでもミステリーでもラノベでも似たような事が言えるなぁと思い、ちょっと図式化してみた。 どうも「江戸なのに排水溝が無い点に突っ込んじゃう」等の表現で「無駄にディテールにこだわる」と勘違いされてる気配もあるが(されてもしょーがない言い方だし)、事の本質は「背景はなるべく原典から取らないと(元文で言うと魔女のくだり)薄っぺらい」ってことだろう。 なお、数多の対象の中からタイトルに「ラノベ」を選んだのはささやかな釣りですのでお気になさらず:) さて、漫画でもラノベでも恋愛小説でも、自分はやったこと無いけど多分映画撮りでも作曲でも、主体となるジャンルの外から得られる表現手法なり着想なりが、作品に深みをつけて面白みを増す、って事象自体は、多分誰でも最低限何となくは感じてることだと思う。いわゆる「引出しの多さ」って