Scientificclub-Run.net ちなみにこのコア層に受ければ最低限回る、という事実に気がついたのが電撃、ライトユーザー層にひたすら目を向けていてピンチになったのが富士見ファンタジアじゃないかなと思っています。 というより、ある程度の読者を得ればそれでよしとする電撃文庫と、コア層もライト層もとりこんだ大ヒットを狙う富士見ファンタジア文庫、という構図ではないかと思います。 スニーカー文庫から出ている『涼宮ハルヒ』シリーズが現在大ヒットしていますが、京アニの作画クオリティや角川本社のマーケティング、あるいは作者の谷川流やいとうのいぢが軒並み絶賛されている中で、不思議と「スニーカー文庫は勢いがあるなぁ」なんて話は出てきません。なぜでしょうか。 野球にたとえてみましょう。スニーカーの4番バッターが特大のホームランを放ちました。推定飛距離160m。ビッグアーチです*1。しかし1番打者や2