大阪府は12日、新型コロナウイルスの感染急拡大に伴い、重症者の治療にあたる計59病院に対し、コロナ以外の不急の入院や手術を一時的に延期し、重症病床を確実に上積みするよう緊急要請を出した。同日時点の重症者は過去最多の218人に上り、確保病床(224床)の使用率も9割を突破。治療を必要とする患者が受けられない「医療崩壊」の危機が迫っている。 「命に別条がない手術や入院は一時的に延期してもらわなければ、重症病床の確保は難しい」 吉村洋文知事は12日、記者団にこう述べ、危機感をあらわにした。このままのペースで重症者が増えれば「300人を超える」との見通しも示した。 府内では5日から蔓延(まんえん)防止等重点措置が適用されているが、吉村氏は19日からの週で効果が不十分であれば緊急事態宣言を国に要請する考えを改めて表明。飲食店などへの休業要請も含めた、より強い対策を取る必要があると述べた。 府はこれま
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