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ブックマーク / business.nikkei.com (109)

  • マニフェスト選挙を疑え:2021年総選挙の計量政治学

    マニフェストと言えば、総選挙(衆院議員選挙)。総選挙と言えば、マニフェスト。各政党が作成し、選挙の前に配布する政権公約集のことである。この用語は、有権者の間で広く一般的に認知されるようになってきていると思われる。しかし、マニフェストは日政治をより良くすることに役立っているのだろうか。選挙の結果は、各党が作成するマニフェストに対する支持・不支持を反映しているのだろうか。 マニフェスト選挙18年、続く自民党の圧勝 マニフェストの起源は19世紀における英国の総選挙とされているが、日の総選挙で各政党が初めてマニフェストを作成・配布したのは、18年前の2003年11月である。2003年10月の改正以前の公職選挙法では、枚数、サイズなど厳密に規定されたビラ以外、政党が政策資料を作成して頒布することすら禁止されていたのである。 それから18年。マニフェスト選挙元年に生まれた赤ちゃんの多くは、今年1

    マニフェスト選挙を疑え:2021年総選挙の計量政治学
    navix
    navix 2024/02/20
    “いくつかある選択肢(例:「属性」が色の場合、黒、白、青、赤、など)のそれぞれが消費者の選択にどれだけ影響を与えているのかを知りたいはずだ。その調査に適した手法がコンジョイント分析”
  • 人生の諸問題 令和リターンズ

    人気コラムニストの小田嶋隆さん、高校時代からの友人で、広告クリエィティブ・ディレクターの岡康道さん。11年の長きにわたって続いたお二人の連載対談「人生の諸問題」は、2018年、「日経ビジネスオンライン」から「日経ビジネス電子版」への移行にともない、惜しまれつつ幕を閉じました。 が、しかし。 このたび、みなさまからの熱いご要望に応え、めでたく単行化とあいなりました。前3冊は講談社様にお世話になりましたが、7年のブランクを経て、今回は晴れて弊社からの刊行です。 私を含めまして、人生には、特に五十路、50代を迎えますと、「こんなはずじゃなかった」的な問題、たとえば「思わぬ入院」に「あいつの出世」などなど、人生の諸問題に遭遇し、煩悶し、どうにも眠れない……という夜がございます。 そんな時に、前向きになれとおしりをたたいてくれるもよございますが、開いたところからぱらぱらっと読んで、「ばかなことを

    人生の諸問題 令和リターンズ
  • 小田嶋さんが書いていた「ソニーへの手紙」

    小田嶋さんが書いていた「ソニーへの手紙」
    navix
    navix 2022/08/23
    “筆者である小田嶋隆さんが亡くなられたことにより完結すべきところですが、今後は、小田嶋さんの文章を愛する方々の声を、「小田嶋さんへの手紙」として不定期に掲載していきたいと思います”
  • 小田嶋さんへの手紙

    2022年6月24日、日経ビジネスオンライン時代から長くご執筆をいただいてきたコラムニスト、小田嶋隆さんがお亡くなりになりました。 今回は、小田嶋さんに近しい方々にいただいた寄稿を掲載して、皆さんと一緒に偲びたいと思います。 最初は、日経ビジネスに小田嶋隆さんをご紹介くださったジャーナリスト、清野由美さんです。 追悼、小田嶋隆さんへ ついにこの時が来てしまった。 小田嶋さんが脳梗塞で入院された時から、ずっと、はらはらと過ごしてきた。編集Yこと、日経ビジネスの山中浩之さんから電話の着信があると、覚悟を決めて出るのが習いになっていた。小田嶋さん人の美学から、逐一の病状はうかがっていなかったが、じわじわと砂の落ちる音は伝え聞いていた。 私にとっては、昨秋「中央公論」で小田嶋さんとオバタカズユキさんの対談の仕切り役をした時が、今生のお別れとなった。幾度かの入院治療のインターバルのタイミングで、身

    小田嶋さんへの手紙
    navix
    navix 2022/07/02
    “ありあまる才能の、その先の展開が見られないことは、残念の一言である”
  • 小田嶋隆さん、お疲れ様でした。そしてありがとう。

    日経ビジネス電子版で「『ア・ピース・オブ・警句』~世間に転がる意味不明」、日経ビジネス誌では「『pie in the sky』~ 絵に描いたべーション」を連載中のコラムニスト、小田嶋隆さんが亡くなりました。65歳でした。 小田嶋さんには、日経ビジネス電子版の前身である日経ビジネスオンラインの黎明(れいめい)期から看板コラムニストとして、支えていただきました。追悼の意を込めて、2021年11月12日に掲載した「晩年は誰のものでもない」を再掲します。 時の権力者だけでなく、社会に対して舌鋒(ぜっぽう)鋭く切り込む真のコラムニスト。その小田嶋さんがつむぐ1万字近い原稿を、短い言葉でどう表現するか。記事タイトルを短時間で考える担当編集者にとっては、連載の公開前日は勝負の1日でもありました。 再掲載するコラムは療養中の病室から送っていただいた原稿です。「晩年」という言葉やそれを何も考えずに使う社

    小田嶋隆さん、お疲れ様でした。そしてありがとう。
  • カジュアルさにひそむ責任回避

    ようやく春めいてきた。 世間が4月になろうとしているこの時期に「春めいてきた」などと言い出すのは、ふつうに考えて間抜けな態度ではある。 でも、実感として、春の訪れが遅れているのだから仕方がない。 私自身は、いまだに冬の名残の中で暮らしている。 それゆえ、寒さと乾燥した空気への警戒を解いていない。 温暖化がひとまわりして、春の訪れが遅くなっているのだろうか。 おそらく違う。 春が遅れている原因は、地球の側にでなく、私の側にある。 つまり、季節の移り変わりがスピードダウンしているのではなくて、私の五感が、春の訪れを容易に感知しなくなっているのだ。 その点、花粉症を患っている人々は、いちはやく季節の変化に反応している。 「おい、春が来てるぞ」 と、彼らは鋭く断定する。 「……風はまだ冷たいけどなあ」 と言っても聞かない。 「いや。オレの鼻が春の呪いを感じ取っている」 「呪い?」 「知らないのか?

    カジュアルさにひそむ責任回避
    navix
    navix 2022/04/01
    「「戦争指導」などという耳慣れない言葉を持ち出して、戦争に主導的な立場で関わろうとする意思を隠さない、全能感のカタマリみたいな図々しい人物」
  • 思い上がりがもたらす自縄自縛

    先週は、当欄の執筆を断念した。 奇妙な言い方だ。 ふつうは、「お休みをいただいた」と書くところだ。 しかし、私は、この言い方を好まない。 なぜと言うに、私は誰かに執筆を命じられて働いているのではないし、許可をもらって書いているわけでもないからだ。もちろん、不特定多数の読者に記事掲載の機会なり媒体を「いただいて」いるのでもない。 だが、昨今の常識では、あらゆる機会なり動作なりを、誰かに「いただいたもの」として表現するのが通り相場になっている。 たとえば、天皇皇后両陛下の長女である愛子さまは、3月17日の成年の記者会見に際して、 「一つ一つのお務めを大切にしながら精一杯務めさせていただきたい」 と、「させていだたく」形式の言い回しを使ってスピーチをしている。 愛子さまの日語が間違っていると言っているのではない。 気にわないと申し上げているのでもない。 ただ、私としては 「させていただく」

    思い上がりがもたらす自縄自縛
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    navix 2022/03/25
    “致命的なミスは、怠けている時はなくて、むしろ働きすぎている時に引き起こされる”
  • 戦争が示す「コミュ力」の無力さ

    どこかの国で戦争がはじまると、世界中の世論が沸騰する。 当事国の国民の声が大きくなるだけではない。戦争を対岸の火事として眺めている国や地域の人々も、同じように興奮している。 テレビの画面では、戦地の現況を伝える動画や、政治家によるエモーショナルな演説が繰り返し再生される。それらを見ている世界中の人々のアタマの中身は、いつしか「戦時モード」に切り替えられている。 沸騰の方向は必ずしも一定していない。 結果としてポピュリズム志向の政治家が支持を集める国もあれば、別の国では、むしろ「強いリーダー」への警戒心が高まっていたりもする。 戦争報道が、強硬派を利することになるのか、逆に、彼らを表舞台から追い落とす結果をもたらすのかは、現時点では不分明だ。短期的な影響と、中長期的な影響が逆方向に作用するのはよくある展開だし、第三国の世論は、戦局の推移や、その時々のエポック次第で、思わぬ方向に流れるものだか

    戦争が示す「コミュ力」の無力さ
    navix
    navix 2022/03/12
    “今回のウクライナ危機では、ほとんどすべてを海外発の報道に丸投げしている。でもって、みなさまのNHKは、北京パラリンピック報道に注力している。 民放はさらにひどい”
  • 戦争を宣伝ツールに使う残念な人たち

    懸念している事態が懸念した通りに展開するケースは、実は、滅多にない。 多くの場合、われわれの懸念は、空振りに終わる。だからこそ、世界はまわり続けている。 別の言い方をすれば、私たちは、状況がこれ以上悪化することを恐れて、自分たちの内心に、あらかじめ最悪の事態を思い描いているのかもしれない。 もちろん、不安が危機を防ぐ保証はない。 逆に、不安の感情が、必ず不幸を呼び寄せると決まっているものでもない。私たちが心の中にどんな近未来を想定しているのであれ、すべての出来事は、起こるべくして起こり、変転するべくして変転していくものなのだろう。 このたびのウクライナ情勢は、年明け以来、私が抱いていた不安をそのまま裏書きするカタチで推移している。このことに、私は、いまだにうまく適応できずにいる。 目の前で繰り広げられているこの悲劇に対して、何か自分にできないのだろうかと考えずにいることは、とてもむずかしい

    戦争を宣伝ツールに使う残念な人たち
    navix
    navix 2022/03/05
    “このたびの緊急事態を利用して、目下の戦争とは直接かかわりのない自説を押し通しにかかる、火事場泥棒みたいな論客が各所に出没している”
  • 殺意は容易に暴走する

    ここしばらく、ウクライナ情勢が気になっている。 自分でも驚くほど熱心に、関連報道を追いかけている。 もちろん、私のような者が、あれこれ分析したところで、どうなるものでもない。このことは、重々承知している。 ところが、昔と違って、しばらく考えてみてわからないからといって、 「わかんねえよ」 と、すっぱり無視することができない。 トシを取って弱気になっているせいなのか、ウクライナで暮らす病人やご老人の身が案じられてならない。 不思議な心理だ。 ある地域なり国に、内戦や戦争の危機が迫っているような時、昔は、なによりその土地で暮らす子供たちの身が心配になったものだった。 それが、いまは、子供たちの生命や健康を案じつつも、むしろ病に苦しむ人々や、現地で暮らすお年寄りのことが気になる。 それだけ私がトシを取ったということでもある。 じっさい、自分の周囲に、具体的な存在としての子供たちを見る機会は、ほと

    殺意は容易に暴走する
    navix
    navix 2022/02/26
    “プーチン施政下のロシアは、ふつうの国家ではない。 というのも、プーチン氏は、いつの間にやら「永久王朝」と呼んで差し支えのない体制を整えてしまっているからだ”
  • 「若害」もあるのではと考える私の存在は老害なのだろうか

    北京で冬季五輪を開催しているそうだが、今大会はコンマ1秒たりとも視聴していない。 自分の内部に興味が湧き上がってこないからだ。 元来、ウィンタースポーツは大好きだったはずなのだが、残念なことだ。 ジャン・クロード・キリーやアルベルト・トンバが活躍していた時代、私は、それこそテレビ画面に張り付いて競技を注視していた。それが、いつの頃からなのか、足を骨折したり何だりして、自分がゲレンデを滑ることのかなわぬカラダになってみると、雪上の競技全般に真剣なまなざしを向けることができなくなっている。 わがことながら、なんと了見の狭い態度だとは思うのだが、関心が持てないことばかりはどうしようもない。 人間は、どうやら、年齢を重ねるにつれて、了見が狭くなっていくものであるらしい。意外な発見でもあれば、悲しい気付きでもある。 トシを取ることで人格の幅と視野を広げていくタイプの人もいるらしいのだが、残念なことに

    「若害」もあるのではと考える私の存在は老害なのだろうか
    navix
    navix 2022/02/11
    “つまり、テレビは、ここへ来て 「言いたい放題」 の出演者が 「思いつきの言葉を拡散して」 しかも、 「誰も責任を取らない」 ダメなSNSみたいなメディアに変質しつつある”
  • 「ヘイトスピーチだ」と言い返す人のお気持ちやいかに

    元東京都知事で、高名な小説家でもあった石原慎太郎氏が亡くなった。 故人について思うところは多いのだが、今回はあえて詳しく書かない。 型通りにご冥福を祈るにとどめる。 私が、石原慎太郎氏について、この場で書くことをためらうのは、遺族感情に配慮しているからでもあれば、「亡くなったばかりの人間をあしざまには言わない」という、この国に古くからある慣習というのか、文化に、あえてあらがわないつもりだからでもある。 もうひとつ理由がある。 私が故人について何かを書くと、「東京スポーツ」だとか「報知新聞」みたいなメディアが、 「待ってました」 とばかりに扇情的な記事を配信するに違いないからだ。 彼らには、前科がある。

    「ヘイトスピーチだ」と言い返す人のお気持ちやいかに
    navix
    navix 2022/02/05
    “スポーツ紙のいくつかは、芸能人のツイッターや、「チンピラ」有識者の刺激的な発言を拡散するコタツ記事で糊口をしのいでいる”
  • なぜテレビは見捨てられないのか

    しばらく前からの傾向なのだが、ツイッター上でテレビについて何かを言うと、予想以上の反響が返ってくる。「いいね」の数も多いし、リツイート数もほかの話題よりも伸びる。衰えたりといえども、テレビの影響力はそれだけ大きいのだろう。だからこそテレビを扱った話題は人々の注意を引く。 つい先日も、以下のようなツイートを投稿したところ、3日間の間に3000件余りの「いいね」と1000件以上のリツイートを稼ぎ出した。最近、ツイッターに関わることが少なくなった私の書き込みの中では、異例の数字だ。 《この10年ほどの間に、既存のジャーナリズムへの信頼感が、かなりの部分で毀損されたわけなのだが、なにより、NHKの凋落がひどい。報道以外でも、ネトフリやアマゾンプライムが提供している有料コンテンツとは、比較の対象にすらならない。とてもではないが、受信料を支払う気持ちになれない。 午前9:40 ・ 2022年1月10日

    なぜテレビは見捨てられないのか
    navix
    navix 2022/01/15
    “ツイッターは、依然として「悪口」が幅をきかせるメディア”
  • 今年もやります!2022年新春吉例いろは歌留多

    新年あけましておめでとうございます。 日経ビジネス電子版の年明けといえばこれ。吉例のいろは歌留多、2022年の元旦にお届けいたします。 【い】犬も歩けば防弾少年団 BTSが国際的大躍進で、片やわれらが和製文化映画音楽も惨敗です。なんとか巻き返してほしいです。 【ろ】論より初稿 グダグダ言ってないでさっさと初稿を上げろよ、というのが編集者の音であることはわかっていますとも。 【は】端より断裁 はじめから廃棄して断裁するつもりの行政文書に何の意味があるのだろうか。 【に】二階から鼻薬 二階さんにあれこれの利得で攻略された政治家は少なくないのだそうですね。 【ほ】仏の顔もサンタクロース 最近の仏様はサンタクロースのアルバイトもやるみたいです。 【へ】下手の横すべり 国民民主党は憲法改正論議を積極的にすすめるのだそうですね。どこまでスベって行くのでしょうか。 【と】隣の芝居は青い 他人の演技

    今年もやります!2022年新春吉例いろは歌留多
    navix
    navix 2022/01/02
    “盗人をとらえてみればわが総理”
  • 「ときめき」はその一瞬の判断でしかない

    年の瀬が迫るこの時期になると、毎年、無駄なニュースが増える。 年末年始のカレンダーイベントを伝えるヒマネタが発生するからだ。 12月13日の月曜日には、毎年各メディアが伝える「今年の漢字」というのが発表された。 でもって、その「今年の漢字」をネタに有識者のコメントが紹介され、さらに、当該の漢字を墨痕鮮やかにしたためる僧侶の動画がテレビ各局の画面を席巻した。ま、例年通りの手順が粛々とこなされているわけだ。 そして、この種の回顧ネタの陰に隠れるようにして、油断のならないニュースが伝えられている。 14日には、「こども庁」に関連する記事が一斉に配信された。 かねて子どもに関連した施策の司令塔となる新組織の名称を「こども庁」と予定していたが、「こども家庭庁」に変更することになったというお話だ。 さらりと伝えられているが、ここへ来ての突然の名称変更には奇異の念を抱かざるを得ない。 翌15日には裁判の

    「ときめき」はその一瞬の判断でしかない
    navix
    navix 2021/12/17
    “1億700万円という賠償金を丸呑みにして全額支払う代わりに、裁判を通じてこれ以上文書改ざんの詳細を明らかにすることを拒絶した(略)財務省としては、組織防衛のためであれば、血税の支出を厭わなかったわけだ”
  • 維新は伝心しない

    大阪の話をせねばならない。 気が重い。 というのも、最大限に気を使った表現を心がけても、話題が大阪に及ぶと、高い確率で、大阪の人々の反発を買う結果になるからだ。 これは、昔から変わることなく続いている傾向だ。 オダジマは、大阪では好まれていない。 残念だが、このことは認めなければならない。 当欄でも何回か書いたことだが、20代のはじめの頃、私は、大阪の豊中市というところに8カ月ほど住んでいたことがある。その当時から、自分がどう振る舞っても誤解されることに、当惑を感じたものだったのだが、その印象は現在に至っても変わっていない。 ものを言っている当人の自覚としては、特段に気取っているつもりはないのだが、私の素のしゃべりは、彼の地では 「気取っている」 というふうに受け止められる。 ほかにも 「インテリぶっている」 「ええかっこしいやな」 「あえてややこしい言い回しで人をケムに巻こうとしている」

    維新は伝心しない
    navix
    navix 2021/11/05
    “当時の大阪の警察官や役所の職員は、尊敬されていない多くの働き手がそうであるように、自分たちの業務に対してあまり誠実ではなかった。彼らは横柄だったり怠慢だったりしたものだった。 維新は、まさにそういう
  • みんな政治でバカになるのだろうか

    最近、インターネットを眺める作業に億劫さを感じる。 定期的に投与しているクスリの副作用で、体調は一定の周期ごとに変化している。 それらの体調の変化が、病気の症状そのものではなくて、薬剤の副反応であることは、おおむね理解している。であるから、対処のしようについても、だいたいのところはわかっている。 であるから、身体的な負担はともかく、不安は持っていない。 「この時期になればこういう反応があらわれて、それらの症状は、これこれの期間のうちには減衰する。うまく消えてくれないようなら、これこれのクスリをこういう用法用量で飲めば良い」 てなことで、やりくりしているのがこの3年ほどの状況だ。 でもって、病気の進行や状態とは別に、日常の中に設定されたスケジュールのいちいちをめんどうくさく感じるようになる。 インターネットもそのひとつだ。 テレビをあまり見なくなって以来、パソコンのモニター画面を通じてインタ

    みんな政治でバカになるのだろうか
    navix
    navix 2021/10/15
    “つまり文章というのは、要約のメディアなのだ。だからこそ、文字ベースの情報は、どこにいても短時間で摂取可能だし、時間が許すのであれば、じっくりと考えながら読む読み方もできる”
  • 岸田新総裁の誕生を祝おうではないか

    9月中旬以来、全メディアを独占する勢いで大量報道されていた自由民主党の総裁選挙は、昨日(9月29日)投開票がおこなわれた。 決選投票にもつれこんだ選挙戦の結果、岸田文雄前政調会長が、河野太郎行政改革担当相をしりぞけて、第27代の総裁に選出された。 今回は、総裁選の結果を踏まえた話を書く。 動き続ける政局の現在や未来、自民党の体質、さらには岸田氏をはじめとする4人の総裁選立候補者への思いなど、現時点(9月30日)で私の頭の中を行ったり来たりしている言葉を、そのまま記録することができれば上出来だと考えている。 7月に体調を崩してからこっち、私は、せわしなく転変する政局を追いかけ回すテの記事の書き方を断念するつもりでいた。その意味からして、来なら自民党の総裁選のようなどこからどう見ても「コップの中の嵐←(デカいコップだが)」でしかないイベントには、手を出さないのが当だと思っている。 でなくて

    岸田新総裁の誕生を祝おうではないか
    navix
    navix 2021/10/01
    “「ああ、オダジマは2021年の9月30日時点でこんなことを考えていたのだな」 というデータを残しておくことは意味のある仕事だ”
  • 怒鳴る大臣を応援してみる

    自民党の総裁選挙に名乗りを上げている候補者の一人が、居並ぶ官僚を前に、断定的な口調で語る動画が流れてきた。 言葉の調子の強さにも驚かされるが、座り方がよろしくない。大臣は、左腕を椅子の背もたれの後ろ側に回して、右手を振り回しながら、 「○○に決まっているじゃないか!」 と、決めつけるものの言い方で、官僚たちを叱責している。 当該の動画は、既にテレビで放映されたシーンの一部分らしい。 既に一般に流布しているコンテンツでもあることなので、私としては、ツイッターのタイムラインに流れてきたその動画ツイートを、そのままRT(リツイート)して拡散した。 あわせて、大臣が怒鳴り散らしている場面のスケッチを描いて投稿した。 1時間ほどのうちに、何百件かのリプライと引用ツイートが寄せられた。 反響の半分以上は、 「ひどい」 「態度悪すぎ」 「こんなふうに威張り散らす人間が人の上に立つのはいやだなあ」 「ナニ

    怒鳴る大臣を応援してみる
    navix
    navix 2021/09/24
    “私の集中力は、無駄なしぐさや余計な動作をしながらでないと発揮されなかったのである。この傾向はいまもって変わっていない。他人の話を聴く時、私はほとんどの場合、絵を描いている”
  • 気づけば世界の先頭を走っていた日本のコロナ対策

    インド型(デルタ型)がまん延する中で、これまで強力なロックダウンを対応策の柱に置いてきたワクチン接種先行国の多くは、接種者の重症化リスクが低いことと、デルタ型の感染力が強いことから、社会的規制を緩めながらも、医療体制を整備し、ワクチン接種者比率をさらに高める「コロナとの共存策」に舵(かじ)を切り始めている。実は日がとってきた対応策はそれに近く、ある意味日のコロナ対策は世界の先頭を走っていたと言える。『コロナ制圧 その先の盛衰』を出版した野村総合研究所の梅屋真一郎氏が、新型コロナ対策と出口戦略を語る。 欧米諸国の出口戦略に変化 2020年春以降、世界中に広がった新型コロナウイルスの脅威に対抗するために、各国はそれぞれ独自の対応を行ってきた。ある国は国境を厳格に閉じて海外からのウイルスの侵入を国境でい止め、ある国は罰則や強制を含むロックダウン(都市封鎖)を長期にわたって実施することで感染

    気づけば世界の先頭を走っていた日本のコロナ対策
    navix
    navix 2021/09/11
    周回遅れが先頭、ねえ。“ 梅屋 真一郎 野村総合研究所 未来創発センター”