築地の土壌汚染で風評懸念=都批判も強まる-市場関係業者 2013年に土壌からヒ素などが検出された、築地市場内に建設された都道環状2号線の用地とその周辺=9日午前、東京都中央区 東京・築地市場(中央区)の土壌から環境基準を超える有害物資のヒ素などが検出されていたことで、市場関係業者の不安の声がさらに高まっている。 海外産のマグロを輸入して築地へ出荷する業者は、豊洲市場の問題が混迷する中で「今度は築地の印象が悪くならないか心配。外国人観光客も多く訪れるため、マイナスイメージにつながる情報は勘弁してほしい」と不快感を示す。 岩手県から築地に鮮魚を出荷する水産会社は、「地元の魚の最大の送り先が東京。豊洲市場だけでなく、築地まで不安になる話が出ることは避けてほしい」と訴える。 一方、マグロを扱う仲卸は、「有害物質が出てきた場所は水産物の売り場から離れた道路で何ら心配ない。むしろなぜ今ごろになっ