ブックマーク / fujipon.hatenablog.com (23)

  • 落語と「ポリティカル・コレクトネス」との葛藤 - いつか電池がきれるまで

    落語をときどき聴きにいくようになりました。 20代くらいの頃は、漫才やコントはさておき、落語には、まったく興味がわかなくて、時間は長いし、背景はわからないし、この時代に落語を聴くなんていうのは「古典芸能に理解があることをアピールしようとしている腐れインテリ」みたいだな、と思っていたんですよ。 でも、40代も半ばになって、あらためてこの世界に触れてみると、落語というのは噺の内容そのものだけでなく、演者の個性というか、「どう客に聞かせるか」を楽しむものなのだな、ということがわかってきました。 率直に言うと、昔の落語の「ネタ」って、いま聴いても、そんなに面白くはないと思うんですよ。 少なくとも、それが作られた時代にリアルタイムで聞いていた人たちと同じ感覚では、楽しめない。 でも、その「そんな現代的ではないネタを、面白く聴かせる落語家の話術」は、当にすごい。 まあ、こんなことを書きながら、僕自身

    落語と「ポリティカル・コレクトネス」との葛藤 - いつか電池がきれるまで
    ncc1701
    ncc1701 2018/01/31
    じゃ、あの名作「藪入り」も、児童労働を肯定的に描いているからと叩かれるようになるのかな。
  • 『闇サイト殺人事件』の被害者の「生きざま」を描いたノンフィクション『いつかの夏』と、犯罪被害者の実名報道について - いつか電池がきれるまで

    mubou.seesaa.net mubou.seesaa.net 僕は、被害者の実名報道は必要ないと思うし、被害者の写真や卒業アルバムをわざわざ探してきて、悲しげなBGMとともに「紹介」するワイドショーを嫌悪している。 僕とその家族が、ある事件の被害者になったとき、某新聞社の記者を名乗る男が家にやってきた。 憔悴しきっていたこちら側としては、とにかく、そっとしておいてほしかったので、そう言ったら、「取材に答えてくれなかったら、何を書かれても知りませんよ!」と捨て台詞を残して帰っていったのは、今でも忘れられない。もう20年くらい前の話だ。 もちろん、みんながそんな人ばかりだとは思わない、思いたくないけれど。 加害者のことはさておき、被害者に対しては、少なくとも家族がそっとしておいてほしい、と考えている場合には、実名報道も、人となりや写真などのプライバシーを明かすことはやめるべきだ。 「公人

    『闇サイト殺人事件』の被害者の「生きざま」を描いたノンフィクション『いつかの夏』と、犯罪被害者の実名報道について - いつか電池がきれるまで
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    ncc1701 2017/11/18
    遺族とのコミュニケーションがとれた上での実名報道やノンフィクションには何の異論もない。最悪なのは、今週の週刊文春のような、自分たちの野次馬根性から矛先をそらした「おためごかし」な扇情報道。
  • 「もう、TSUYATAしかない地方都市」から見た、「TSUTAYAの閉店ラッシュ」問題 - いつか電池がきれるまで

    ascii.jp そうか、もうTSUTAYAもそんなことになっているのか……と、田舎のTSUTAYAっ子(TSUTAYAオヤジですね、すみません)である僕は、これを読んで思ったのです。 田舎(といっても、人口数万人くらいの地方の市)では、すでに、「最大の新刊書店はTSUTAYA」という状況が、10年くらい前からみられていたのですが、そのTSUTAYAでさえ、すでに実店舗を整理するほうに向かっている、ということなんですよね。 fujipon.hatenablog.com ブックオフが厳しくなっている、と思っていたら、「勝ち組」だったはずのTSUTAYAも、もう斜陽なのか…… 数々の競合他社や郊外型新刊書店を圧倒してきたけれど、今度は、DVDやCDのレンタルという業態そのものが難しくなってきたのです。 まだ九州ではそういう「波」は来ていないのかな、と思いきや、この記事では、福岡市の天神から六

    「もう、TSUYATAしかない地方都市」から見た、「TSUTAYAの閉店ラッシュ」問題 - いつか電池がきれるまで
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    ncc1701 2017/10/17
    地域の小売店を駆逐した大型スーパーの撤退なんかもそうだけど、遺伝子の多様性を失った集団内に耐性のない疫病が発生すると一気に全滅する構図を連想した。
  • 「だから、ああいうモラルが無いDQNには、関わったら負けだよ」 - いつか電池がきれるまで

    www.asahi.com 関係者によると、手前のパーキングエリアで、ワゴン車の進路を塞ぐように駐車していた男性を嘉久さんが注意した。怒った男性は高速道路上を追い、後方から接近したうえ、前方に割り込んで減速し、一家の車を追い越し車線上に停止させた。車から降りて嘉久さんの胸ぐらをつかむなどした直後に、後方から来たトラックがワゴン車に突っ込んだという。 朝、このニュースをワイドショーで観ていて、暗澹たる気持ちになりました。 迷惑駐車を注意したら、逆恨みされて、こんな目にあわされるなんて。 亡くなられた夫婦の御冥福を心よりお祈りします。 そして、残された子どもさんたちに、少しでも幸多からんことを。 後ろから追突してしまったトラックを運転していた方も、消せないトラウマを抱えてしまったはずです。 当に、この逮捕された容疑者は酷い。 こういう事件の話をきくたびに、「なんなんだこの世の中は」と憤りを感

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    ncc1701 2017/10/12
    たぶん、逮捕された当人はずっと一貫して「先に喧嘩を売ってきた向こうが悪い」と思っているのではないか。
  • 「正義の味方」という言葉の由来について - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp この『はてな匿名ダイアリー』をみて、僕も以前、なぜ「正義」ではなくて、「正義の味方」なのだろうか?と、疑問になったことを思い出したのです。 実は「正義の味方」という表現は、ずっと昔からあったわけではなくて、太平洋戦争が終わってしばらく経った1958年に放送がはじまった『月光仮面』で使われ始めたのです。 fujipon.hatenadiary.com 『クイック・ジャパン』創刊当初の名物企画から生まれたインタビュー集『篦棒(ベラボー)な人々』のなかで、『月光仮面』の原作者であり、「正義の味方」という表現をつくった川内康範さんが、こんな話をされています。 川内康範:月光仮面は月光菩薩に由来しているんだけど、月光菩薩は来、脇仏なんだよね。脇役で人を助ける。月光仮面もけっして主役じゃない。裏方なんだな。だから「正義の味方」なんだよ。けっして正義そのものではない

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    ncc1701 2017/05/17
  • 或る「貼り紙系の店」での出来事 - いつか電池がきれるまで

    先日、家から比較的近い中規模書店(そんなに広くはないけれど、岩波新書の新刊が並んでいるくらい、と言えば、なんとなくどのくらいの大きさなのか、わかる人にはわかるのではなかろうか)を訪れました。 マンガはそんなに読まないのですけど、桜玉吉先生の新刊『伊豆漫玉日記』が出たということで、マンガコーナーに探しに行ったんですよ。 探しているがなかなか見つからず、でもこのくらいの書店なら、どこかにあるんじゃないかなあ、と、なんとなく探し続けていたのです。 結局、見つからなかったんですけど。 ブラブラしているうちに、その書店のマンガコーナーが、すごく物々しい雰囲気であることに気づきました。 「万引きするな!」「カバーを外すな!」「勝手に包装を破ったら買い取ってもらいます!」「万引きは警察に通報します!」などの貼り紙が、棚のあちこちにベタベタと。 貼り紙で、棚の書名が見えないところもあるくらいです。 僕

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    ncc1701 2017/02/05
    この人が簡単に思い付くようなことは全部やった上でのことだと思う。店の人からすれば「だったらどうせえ言うねん」という気持ちだろう。
  • 「何か反論ある?」と長谷川豊さんが仰っていたので、人工透析や医療保険について、お返事してみます。 - いつか電池がきれるまで

    fujipon.hatenablog.com この2016年9月21日のエントリに対して、長谷川豊さんから、こんなふうに言及していただきました。 blog.livedoor.jp 何か反論ある?fujiponさん。 fujiponさん、あなた…現役の医師なんでしょ?ネットをカタカタ叩いてあんな古いデータ持ち出してないで、ちゃんと最新のデータで論じましょう。それくらい出来るでしょうが。 私のコラムを読んで胸糞悪くなってる暇があったらもうちょっと現場で人に話を聞きな。絶対に私と同じこと言うから。汗をかけ、汗を。 なんだかご指名いただいたみたいなので、これを書いているのですが、率直なところ、「反論」っていうけど、長谷川さんがこのエントリで仰っていることへの僕なりの「答え」は、ほとんど冒頭の9月21日のエントリに書いてあると思うのだけど……読んでくれていないのだろうか?と困惑してしまいました。 と

    「何か反論ある?」と長谷川豊さんが仰っていたので、人工透析や医療保険について、お返事してみます。 - いつか電池がきれるまで
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    ncc1701 2016/09/23
    自己責任論とネオリベ民営化至上主義が何をもたらすかは、先輩格であるアメリカ・中国の有り様を見れば一目瞭然だし、国内だってツタヤ図書館のクズ本押し付けとか第三セクター鉄道の崩壊とか枚挙にいとまがない。
  • ブックオフを利用してるんだが、もうブックオフは限界かもしれない - いつか電池がきれるまで

    toyokeizai.net この記事が最近、けっこう話題になっていました。 こちらはこの記事へのブックマークコメント。 b.hatena.ne.jp ああ、嫌われてるなブックオフ、という感じです。 「ブックオフの現状」について考察した、こんなエントリもありました。 naruoe.hatenablog.com naruoe.hatenablog.com この「ブックオフに欲しいがない理由」も「ブックオフの買い取り価格について」も納得できる話なんですよね。 僕はそんなに熱心なブックオフの顧客じゃなくて、気が向いたら入ってみるくらいの付き合いです。 ブックオフのシステムに嫌悪感を示している作家や好きが多いというのも知っています。 僕が住んでいるような人口10万〜20万人くらいの地方都市には、そもそも「古屋」という選択肢がありませんし、実際に「を安く買える数少ない手段のひとつ」であった時

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    ncc1701 2016/09/05
    ブックオフでの品ぞろえが良い作家トップ10が作れそうなくらい、店ごとの個性がない。昔ながらの古本屋はたしかにハシゴする値打ちがあった。
  • 尾木ママのブログに感じるのは「暴力性」よりも「無邪気さ」や「無防備さ」なのです。 - いつか電池がきれるまで

    zasshi.news.yahoo.co.jp www.daily.co.jp あの置き去り事件については、問題をある程度切り分けて考えたほうが良いのではないかと思います。 親があんな場所に(短時間のつもりだったとはいえ)置き去りにしたことは悪いことだし、もしアメリカなら、児童虐待で逮捕されていたでしょう。 matome.naver.jp とはいえ、僕の感覚では「あそこまでやっちゃいけないのはわかっているのだけれど、その前にやっていたという「人や車に石を投げるという行為」にカッとなってしまった親の気持ちも理解はできるのです。 そりゃ、怒るよなあ、7歳とはいえ、そのくらいの分別は持ってほしい、と思うよなあ、って。 だから、置き去りにしていい、というわけではないのですが。 この「尾木ママのブログが大炎上」というのをみて、なんとも言えない気分ではあるんですよね。 実際のところ、行方不明になってか

    尾木ママのブログに感じるのは「暴力性」よりも「無邪気さ」や「無防備さ」なのです。 - いつか電池がきれるまで
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    ncc1701 2016/06/08
    オバハンの地金を出す前の現役時代はかなりアグレッシブな先生だったらしいから、今に始まったことではないのだろう。
  • 清原和博さんと「男らしさ」という呪縛 - いつか電池がきれるまで

    www.sponichi.co.jp 清原、逮捕か…… 驚きはしませんでした。 ああ、そうか、今日だったか、というのが、率直な印象でした。 物心ついたときからカープファンだった僕にとって、清原選手というのはつねに「相手チームの選手」で、正直なところ、あまり好感は持っていませんでした。 西武時代の1986年の日シリーズでは、カープが1引き分けのあと3連勝しながら、まさかの4連敗をらったのも覚えています。 まあ、日シリーズの清原では、巨人相手に日一を決めた試合で涙ぐんでいたシーンも印象的だったんですけどね。 清原選手の野球選手としての成績をいろんなサイトなどで眺めていると、プロ入りして高卒でいきなり30もホームランを打ち、立派な成績を残しているのですが、「清原なら、もうちょっとホームランを積み重ねられたんじゃないか」というような「もったいない感じ」があるのです。 そういう「底なし沼の

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    ncc1701 2016/02/03
    西武時代から清原を見てきた人は、彼の自称が「ワイ」ではなくて「僕」だったことを知ってるはず。番長キャラはスポーツ紙による後づけ設定で、本人の方が気を遣ってそれに合わせざるをえなくなったのだと思う。
  • 「キングオブコメディ」の高橋健一容疑者逮捕と「性癖」のやるせなさ - いつか電池がきれるまで

    www.hochi.co.jp www.huffingtonpost.jp まあなんというか、開いた口が塞がらない、という事件ではあります。 今朝のワイドショーによると、「高橋容疑者の自宅からは、ごみ袋およそ70袋に入った女子高校生の制服など600点が押収された」そうです。 20年以上も犯行を繰り返していたそうで、制服をごみ袋に入れていたということは、人も置き場所に困っていたにもかかわらず、犯行をやめることができなかったのではなかろうか。 最近、この事件の判決も出ました。 www.sankei.com www.tv-tokyo.co.jp なぜ、こんなことをする人たちがいるのか。 彼らは芸能人だったり、元校長という「名士」だったりして、問題が発覚したときのリスクが大きいことは承知していたはずなのに。 「悪いことをする人」のなかには、恋愛感情のもつれとか、お金が欲しかった、とか、僕にも理解

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    ncc1701 2015/12/28
    まず実際にやらかした犯罪についてはムショなり社会的制裁なりできっちり落とし前をつけた上で、依存症なり精神疾患なりを治療すればいい。法治国家においては、内心の自由から踏み出した時点でとにかくアウト。
  • 「セブンイレブンの酷かった店」の話を聞いて、サービスの「均質性」について考えた。 - いつか電池がきれるまで

    d.hatena.ne.jp ああ、タクシーには僕もいくつか「思い出」があって、乗るときには、ちょっと身構えたりもするのです。 fujipon.hatenablog.com ただ、僕の場合は地方都市住まいなので、「個人タクシー」に遭遇する機会が少ないし、最近は飲み会も減ったので、あまりタクシーにも乗らなくなりました。 いやほんと、なんで客なのに「近くてごめんね」って言わなきゃいけないのか、とは思うんだけど、タクシー運転手という仕事の懐具合をネットなどで知ってしまうと、やっぱりちょっと申し訳ないかなあ、というのと。 fujipon.hatenadiary.com いちばん良いのは「良質の個人タクシーの運転手さんの連絡先を教えてもらって、その人に優先的に頼むこと」だと、昔、先輩が言っていましたが、僕くらいの利用距離と頻度だと、それもちょっと難しい。地方都市だと、基的には自家用車が便利ですから

    「セブンイレブンの酷かった店」の話を聞いて、サービスの「均質性」について考えた。 - いつか電池がきれるまで
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    ncc1701 2015/08/11
    コンビニ店員って、扱い商品と仕事の種類が増えるたびに時給を積み増ししてあげるべきだと思う。
  • あまり本を読まない中学生・高校生が、夏休みに何か一つ小説を読んでみようと思ったときにお薦めしたい厳選10作 - いつか電池がきれるまで

    timeisbunny.hatenablog.com anond.hatelabo.jp gathery.recruit-lifestyle.co.jp これらのエントリをみて、「こういうの、面白そうだな」と思ったんですよ。 僕は自分がずっと「好き」だったので、正直なところ、「が好きな人の視点」でしか、読めていないし、紹介もできていないのではなかろうか(というか、たぶんそうです)。 そもそも、の感想をブログに書こうなんて人は、好きで感想を他者と共有したいか、アフィリエイトで稼ぎたいか、あるいはその両方か、なので、「を読むのがあまり得意ではないけれど、何か読んでみたいな、と思っている人」には、敷居が高くなりすぎているのかもしれない。 そこで、今回は、僕なりに自分が中高生に戻ったつもりで、「あまりを読まない中高生が、夏休みに何か一つ小説を読んでみようと思ったときにお薦めしたい厳選1

    あまり本を読まない中学生・高校生が、夏休みに何か一つ小説を読んでみようと思ったときにお薦めしたい厳選10作 - いつか電池がきれるまで
    ncc1701
    ncc1701 2015/07/19
    普段長編小説に親しんでない人に上下巻や全三巻はきつかろう。連作短編で語り口が平易な「旅のラゴス」がいいかな。異世界物への敷居も今なら低いだろう。
  • 『鮨 水谷』の「外国人ドタキャン問題」について - いつか電池がきれるまで

    www.nikkan-gendai.com まあ、『日刊ゲンダイ』だからなあ……などとも思いつつ、この記事を読みました。 「水谷」はカウンター10席で、夜のおまかせコースが2万円からという超高級店。常連客によると「金持ちの白人がしょっちゅう来て、大声でしゃべっている」という。外国人を受け入れている店なのに、莫氏へのヒドい対応は何なのか? 莫氏の電話を受けた店の担当者に取材すると、こんな言い分だった。 「店の雰囲気づくりのため、海外の客と日人客の比率を半々にしています。海外の客については予約をしたのに来ないなど、トラブルが多発したので、ホテルのコンシェルジュ、もしくはカード会社を通じた予約だけに限定しています」 ただ、莫氏は海外からの旅行客ではなく、日に永住している。 「旅行客かそうでないかは、電話だけでは判別できません。海外の客には、一律でこういう対応をしています」 この記事に対して、

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    ncc1701 2015/04/28
    「ドタキャンする予約客をどうにかすること」の解決策が「中国人を締め出すこと」になってしまいそうな雰囲気が非常に怖い。
  • 「金八先生の教え」と「江戸しぐさ」の境界 - いつか電池がきれるまで

    www.daily.co.jp 僕は『3年B組金八先生』が「理想の教師像のひとつ」として信奉されていた時代に小学生で、この回もリアルタイムで観ていました。 そのときは、子どもなりに「ありきたりだけど、いい話だなあ」と感じた記憶があるのです。 で、この記事を読んで最初に思ったのは、「でもさ、フィクションのドラマの話だし、そこまで目くじら立てるような話でもないんじゃない?」ということでした。 あのときみんなが感動したのは「学術的に正しかったから」じゃなくて、「人という存在に対してのある種の真理だと感じたから」だと思うし。 それを、いまさらこうして「嘘でした」ということで謝罪されても…… どうせなら、ずっと騙してほしかった、かもしれない。 しかしながら、あらためて考えてみると、やっぱり、こういう発想って、『江戸しぐさ』のような「嘘だけど、いい話」を肯定しているってことなのかもな、という気がしてき

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    ncc1701 2015/04/21
    全然同列には扱えない。金八先生は最初からフィクションだし、武田鉄矢は誤りを率直に認めた。そして何より、この説が教科書に載せられたわけじゃない。
  • 『ドラえもん映画』と『ONE PIECE』の「王道」について - いつか電池がきれるまで

    昨日、子供たちと『ドラえもん のび太の宇宙英雄記』を観に行ってきました。 人生で最初に映画館で観た映画が、ドラえもん映画の『のび太の恐竜』であった僕としては、ドラえもん映画が35周年で、自分の子供と一緒に観ているというのは、なんだかちょっと不思議な気分です。 日全国には、僕と同じような親も少なからずいるのでしょうね。 ただ、今回の『宇宙英雄記』は、僕としてはやや物足りませんでした。 一昨年の『ひみつ道具博物館』、昨年の『新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊』は大人の僕からみても面白かったのですけど。 ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫、の「5人組」が、異世界からのSOSに応じて立ち上がり、ひみつ道具の力と勇気&友情パワーで問題を解決する、というパターンは、去年の『ペコと5人の探検隊』と全く同じパターン。最近テレビで放映されていた『ペコ』を観ていたので、なおさら「焼き直し感

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    ncc1701 2015/04/01
    うちの子供は大魔境を新旧どちらも楽しんでいた。
  • 川崎で起こったことと、いま、ここで起こっていること - いつか電池がきれるまで

    ※個人の特定を避けるため、僕が聞いた話に部分的な変更を加えています。 ある医者に聞いた話。 つい先日、病院で当直をしていたら、親に連れられた中学生がやってきたそうだ。 顔じゅうが腫れていて、片方の眼の周りは紫色になり、ものが二重に見えるという。 知り合いの医者が問診をすると、彼の親は、こんな話をしたそうだ。 「うちの子、最近ずっと帰りが遅かったんです。アザや傷をつくって帰ってきて。何度か問い質したんですが、『関係ないだろ』って、何も話してくれなくて。でも、今回はいままでのなかで、いちばん酷い怪我をしていて、顔も変わってしまうくらいで。それでも、夜、出ていこうとしたので、必死になって止めたんです。あの、川崎の中学校1年生の事件のニュースをみて、うちの子も……と気づいたんです。いえ、いままでも薄々感づいてはいたのですが、やっと、引き止めなければ、と決心したんです」 その子は、懸命に止める親に根

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    ncc1701 2015/03/01
    児童虐待やDVの問題でも同じ。所詮は外野のやじ馬でしかない自分たちができることは、似たようなことが現在進行形で起こってないか周囲を見回し、もしあったら手を差し伸べることだと思う。
  • 「作文が大嫌いになった児童の話」について - いつか電池がきれるまで

    つらいことから書いてみようか名コラムニストが小学校5年生に語った文章の心得 作者: 近藤勝重出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/06/26メディア: 単行この商品を含むブログを見るつらいことから書いてみようか 名コラムニストが小学5年生に語った文章の心得 作者: 近藤勝重出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/09/19メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る この『つらいことから書いてみようか』というの冒頭に、こんな話が書かれていました。 はじめに作文が大嫌いになった児童の話をしておきたいと思います。 児童といっても、僕の後輩のAさんが小学五年生の頃、国語の時間に体験したことです。 その日の国語は作文でした。先生は「何か良い行いとしたことを書いてください」と言いながら、黒板に「善行」と書きました。 Aさんは風呂に入った後、洗面用具をきちんと片づけて出たとこ

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    ncc1701 2014/12/09
    現政権がご執心の道徳教育もこんな感じになると思うよ。教師は子供がどう考えようと政府の指導要綱に沿って添削するだろうし、子供たちの方も内心に関係なく指導要綱に沿った方が評価を得られると学ぶ。
  • 「議会でのヤジ」と「飲み会、給湯室での異性の値踏みトーク」 - いつか電池がきれるまで

    2014年6月18日の東京都議会会議で、みんなの党の塩村文夏(あやか)議員が女性蔑視のヤジを浴びせられたことが、大きな問題となっています。 ちなみにそのヤジの内容は、こういうものでした。 参考リンク:“セクハラヤジ”はどのような質問の最中に起きたのか―塩村あやか都議・一般質問書き起こし(BLOGOS編集部) 「そんなことを言う前に、おまえが早く結婚しないのかっ!!」 これはひどい…… 僕は、ヤジっていうのが大嫌いなんですよ。 下品なヤジも嫌いなんだけれど、そういうヤジを飛ばしている人が「ヤジ将軍」とか言って、愛すべきキャラクターのように報じられることがあるのも不快でした。 酔っぱらいのオッサンが男同士の飲み会で、「だからアイツは結婚できねえんだよ!」と、その場にいない部下の若い女性を値踏みしてるんじゃないんだからさ。 公の場、議会ですよ議会、税金泥棒! ……とか書いた時点で、ちょっとハッ

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    ncc1701
    ncc1701 2014/06/22
    給湯室と対比できるのは、男子トイレでのツレショントークのレベルだろう。
  • それは、善意によって支えられてきた「こわれやすい天国」の終わりだったのかもしれない。 - いつか電池がきれるまで

    参考リンク:AKB48の握手会はものすごい天国みたいなところだった。 - チャイ 僕はもともとAKB48の誰それのファン、というわけでもないのですが、現象としてのAKB48にはなんだかとても惹かれていて、ドキュメンタリー映画を観たり、総選挙でのメンバーの演説の凄さに感心したりしていたんですよね。 今回の握手会での襲撃事件を受けて、ネットではさまざまな反応がみられています。 もちろん「犯人は許せない」というのが共通見解なのですが、それに加えて、握手会での安全対策が徹底されていなかったこと(メンバーとファンの距離が近くなりすぎではないか、という疑問)、総選挙に投票したり、握手会に参加したりするために、ひとりのファンが、何百枚ものCDを買ってしまう(そして、思い入れが強くなりすぎてしまう)という「AKB商法」、そして、秋元康さんへの批判など、これを機に、さまざまな「AKB関連問題」が語られていま

    それは、善意によって支えられてきた「こわれやすい天国」の終わりだったのかもしれない。 - いつか電池がきれるまで
    ncc1701
    ncc1701 2014/05/27
    家族からの電話、放課後の学校、クラスの連絡網、田舎の鍵なし農家など、性善説で成り立っていた社会の「安全地帯」がこうやって削り取られていく。その先にあるのは法規制と監視機器でぐるぐる巻きにされた社会。