ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンが規制逃れのためにディーゼル車に不正なソフトウェアを搭載した問題で、アメリカの購入者が不正によって車の価値が損なわれたなどとして損害賠償を求める訴えを裁判所に相次いで起こしています。 これについて、アメリカでディーゼル車を購入した20人余りが23日までに、フォルクスワーゲンのアメリカ法人に対し、損害賠償を求める訴えをカリフォルニア州の裁判所に起こしました。 訴状によりますと、フォルクスワーゲンは、アメリカでの販売に必要な排ガス規制をクリアするため、意図的に不正なソフトウェアを搭載し消費者に隠して販売していたとしています。 そのうえで、不正が発覚した結果、車の価値が損なわれたほか、本来は払う必要がなかった燃料費を負担させられたなどとして損害賠償を求めています。 このほか、別の購入者が、23日、バーモント州の裁判所に同じような訴えを起こすなど、すで